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エピローグ
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手を繋いで見慣れた赤い鳥居をくぐる。
袴姿のおじさんと箒を片手にしたおばさんが「お帰りなさい」と笑顔で迎えてくれる。
私達も「ただいま」と境内に足を踏み入れた。
儀式の成功の後、私達は異世界で生きていくことを決めた。私は母が生まれ育ち、愛した世界をもっと深く知りたかったからだ。
カイゼルはそれでいいと認めてくれた。
それに日本だと私達は兄妹として育っているから、しがらみを考えればその方がいいとも言ってくれた。
今は生活の基盤をゆっくりと異世界に移しながら、時々日本に帰ってきている。
雨崎のおじさんとおばさんは、父と母の秘密を知っていて、ずっと協力してくれてたそうだ。
だから…私達が急に消えても、落ち着いて受け止められたって、後から教えてもらった。
私はそれを聞いて少しだけ安心できた。
私は、あちらでは、世界樹の神殿で巫女に連なる皆さんと一緒に祈りを捧げたり、魔素の研究を手伝っている。
魔素が安定したことで、私への危険性が減った。それによって、巫女専属護衛隊の業務内容が見直されて…隊員の皆さんは、別の仕事も兼務することになった。お母さんの時もそうだったみたい。
でも、その結果、カイゼルは、殿下と宰相の叔父さんの壮絶な引っ張り合いに遭って…
最後は「君は僕に恩義があるはずだよ」と黒い笑顔で留めを刺されて結着が着いた。
仕方ないと思う。なんだかんだで、私達がこうしていられるのは殿下のおかげでもあるし。
今は、殿下の近衛兼側近として仕えている。
本人は帰ってくると、時々眉間に凄い皺を寄せてる時があるけど。
宰相の叔父さん家族とご飯をしたり、新居にスイーツとお酒を持って突然訪問してくるシエナさんやそれに引っ張られて着いてくるクロードさんとか…異世界での生活は凄く賑やかだ。
ここ一年の間にあったことを思い出して、にやついていると、
「リィナ、そろそろ式を挙げるか」
唐突にカイゼルが言った。
驚いて見上げれば、カイゼルの目の縁がほんのりと赤い。
「お前、人前式をしたいって昔言ってただろう。参列者はうちの家族しか呼べないが。」
ーーそんな昔のことまで覚えてて、叶えてくれようとしてくれるの?この人はもう本当に…
愛おしさに胸が詰まって、ふっと笑みが溢れ落ちる。
「うん。私カイゼルと結婚式したいな。大好きだよ。」
「ああ、俺もだ。リィナ、ずっと一緒にいよう。」
しゃらんとどこかで祝福の鈴の音が鳴って、世界に響いた。
袴姿のおじさんと箒を片手にしたおばさんが「お帰りなさい」と笑顔で迎えてくれる。
私達も「ただいま」と境内に足を踏み入れた。
儀式の成功の後、私達は異世界で生きていくことを決めた。私は母が生まれ育ち、愛した世界をもっと深く知りたかったからだ。
カイゼルはそれでいいと認めてくれた。
それに日本だと私達は兄妹として育っているから、しがらみを考えればその方がいいとも言ってくれた。
今は生活の基盤をゆっくりと異世界に移しながら、時々日本に帰ってきている。
雨崎のおじさんとおばさんは、父と母の秘密を知っていて、ずっと協力してくれてたそうだ。
だから…私達が急に消えても、落ち着いて受け止められたって、後から教えてもらった。
私はそれを聞いて少しだけ安心できた。
私は、あちらでは、世界樹の神殿で巫女に連なる皆さんと一緒に祈りを捧げたり、魔素の研究を手伝っている。
魔素が安定したことで、私への危険性が減った。それによって、巫女専属護衛隊の業務内容が見直されて…隊員の皆さんは、別の仕事も兼務することになった。お母さんの時もそうだったみたい。
でも、その結果、カイゼルは、殿下と宰相の叔父さんの壮絶な引っ張り合いに遭って…
最後は「君は僕に恩義があるはずだよ」と黒い笑顔で留めを刺されて結着が着いた。
仕方ないと思う。なんだかんだで、私達がこうしていられるのは殿下のおかげでもあるし。
今は、殿下の近衛兼側近として仕えている。
本人は帰ってくると、時々眉間に凄い皺を寄せてる時があるけど。
宰相の叔父さん家族とご飯をしたり、新居にスイーツとお酒を持って突然訪問してくるシエナさんやそれに引っ張られて着いてくるクロードさんとか…異世界での生活は凄く賑やかだ。
ここ一年の間にあったことを思い出して、にやついていると、
「リィナ、そろそろ式を挙げるか」
唐突にカイゼルが言った。
驚いて見上げれば、カイゼルの目の縁がほんのりと赤い。
「お前、人前式をしたいって昔言ってただろう。参列者はうちの家族しか呼べないが。」
ーーそんな昔のことまで覚えてて、叶えてくれようとしてくれるの?この人はもう本当に…
愛おしさに胸が詰まって、ふっと笑みが溢れ落ちる。
「うん。私カイゼルと結婚式したいな。大好きだよ。」
「ああ、俺もだ。リィナ、ずっと一緒にいよう。」
しゃらんとどこかで祝福の鈴の音が鳴って、世界に響いた。
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