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番外編
茶色の光に包まれて(Sideシエナ)
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sideシエナ
なんなんだ、この状況は…
燦々と陽気なほどに明るい陽の下で上半身を起こして私は頭を抱えてこんだ。
動けばかさりとブランケットが音を立て、するりとベッドの下に落ちていく。
露わになる全身を覆い隠そうと慌ててシーツを手にとって巻き付けると、今度は隣で寝ている男の全身が陽の下に晒される。
「あー、もう起きたんっすか?」
均整に筋肉のついたしなやかな体が気怠げに寝返りを打って、こちらを向いた。
こいつも何も身に纏っていない…思わず何が起きたのか確認しようと奴の腹部の下に視線が向いてしまう。しっかりと上を向いたそれが目に入り、己の体の中心が知らずに疼いてしまう。
「いいから!早く!それを隠せ!!!」
叫んだ拍子に足の間からどろりとした物が流れ出しシーツを濡らすのが分かった。太腿を伝うその感触と共に『シエナ』と私の名を呼ぶ熱い吐息が脳裏を過り、体が硬直する。
「あんたがブランケット持ってるから、隠せるもんも隠せないでしょうが!しかも、これは生理現象なんです!」
胸元までシーツを手繰り寄せたまま、動きも、しない私見て、クロードはニヤリと口の端を上げた。奴が起きがる気配がしたかと思えば、
「シエナ、夕べの続きをしよう。今度はもっと気持ち良くしてやるよ。」
私の耳元に口を寄せて、息を吹き込みながら甘く低く囁いた。
ビクリと細胞が泡立ち、頬に熱が集まる。そして、じわりと再び足の間が泥濘むのを感じながら、気づけば反射的にクロードを蹴り上げていた。
「いってえーーー!!」
叫び声とともにゴロリと茶色の塊が転がり落ちていく。
ベッドの下を見下ろせば、見慣れたオレンジがかった茶色の瞳が恨めしげにこちらを見つめていた。
「すまない…いつもの癖で…」
そう言いながら、蹴り上げた足をそっと元の位置に戻した。
「あんたねえ!なんでもかんでも、すぐに足出すその癖なんとかしてくださいよ!子供が真似するようになったら困るでしょうが!」
「ここここ子供?!!」
クロードの口から飛び出した単語が激しく動揺を誘う。こいつ避妊しなかったのか??あまりの動揺に二の句が継げなくなっている私の様子を見て、茶色の瞳が訝しげに細められる。
「まさか、あんた夕べのこと覚えてねえんすか?」
いつもは軽妙な口調が、今は低く脅すような色を宿して響く。その低い声にぞわりと体が反応し、夕べのあられもなく絡み合った記憶がうっすら蘇る。
「覚えてはいるぞ…所どころだが…」
「へぇ~」と仄暗く瞳を光らせ、クロードがのっそりと立ち上がり、私の体の上に跨った。陽を背にしたその表情は影になっていて、よく見えない。
「じゃあ、思い出せるように最初からやり直しましょうかねえ。」
茶色の光の粒がゆらゆらと私の周りを巡り始める。心なしか、いつもは温かなオレンジに近いはずのそれが、今朝は暗く濁っている気がする。
「待て。話せば分かる。」
迫るクロードを押しのけようと片手を突き出すが、その手はあっさりと掴まれ、そのままクロードの口元に持っていかれる。
「体で話し合いましょうね。よっっく思い出せるようにね。シエナさんは体に聞いたほうが早いっすよ。」
クロードは掴んだ掌に口付けを落としながら、私を射るかのような鋭い視線を向け、目だけを歪めて笑い、一気に結界が展開される。
見たことないもないクロードの『男の顔』に、はしたなくも体の奥が熱く反応するのが分かった。
その一瞬の隙にとんと肩を押され、そのまま後ろに倒れ込む。
「『子作りするぞ、クロード』って、俺を襲ったのはあんただからな。責任は取ってもらいますよ。」
茶色の光に閉じ込められ、そのまま嫌と言うほど身体中を貪られ続け、喉が枯れるまで喘がされた。
全てを思い出した時には、陽気な陽の光は夕闇を連れたオレンジに変わっていた。
なんなんだ、この状況は…
燦々と陽気なほどに明るい陽の下で上半身を起こして私は頭を抱えてこんだ。
動けばかさりとブランケットが音を立て、するりとベッドの下に落ちていく。
露わになる全身を覆い隠そうと慌ててシーツを手にとって巻き付けると、今度は隣で寝ている男の全身が陽の下に晒される。
「あー、もう起きたんっすか?」
均整に筋肉のついたしなやかな体が気怠げに寝返りを打って、こちらを向いた。
こいつも何も身に纏っていない…思わず何が起きたのか確認しようと奴の腹部の下に視線が向いてしまう。しっかりと上を向いたそれが目に入り、己の体の中心が知らずに疼いてしまう。
「いいから!早く!それを隠せ!!!」
叫んだ拍子に足の間からどろりとした物が流れ出しシーツを濡らすのが分かった。太腿を伝うその感触と共に『シエナ』と私の名を呼ぶ熱い吐息が脳裏を過り、体が硬直する。
「あんたがブランケット持ってるから、隠せるもんも隠せないでしょうが!しかも、これは生理現象なんです!」
胸元までシーツを手繰り寄せたまま、動きも、しない私見て、クロードはニヤリと口の端を上げた。奴が起きがる気配がしたかと思えば、
「シエナ、夕べの続きをしよう。今度はもっと気持ち良くしてやるよ。」
私の耳元に口を寄せて、息を吹き込みながら甘く低く囁いた。
ビクリと細胞が泡立ち、頬に熱が集まる。そして、じわりと再び足の間が泥濘むのを感じながら、気づけば反射的にクロードを蹴り上げていた。
「いってえーーー!!」
叫び声とともにゴロリと茶色の塊が転がり落ちていく。
ベッドの下を見下ろせば、見慣れたオレンジがかった茶色の瞳が恨めしげにこちらを見つめていた。
「すまない…いつもの癖で…」
そう言いながら、蹴り上げた足をそっと元の位置に戻した。
「あんたねえ!なんでもかんでも、すぐに足出すその癖なんとかしてくださいよ!子供が真似するようになったら困るでしょうが!」
「ここここ子供?!!」
クロードの口から飛び出した単語が激しく動揺を誘う。こいつ避妊しなかったのか??あまりの動揺に二の句が継げなくなっている私の様子を見て、茶色の瞳が訝しげに細められる。
「まさか、あんた夕べのこと覚えてねえんすか?」
いつもは軽妙な口調が、今は低く脅すような色を宿して響く。その低い声にぞわりと体が反応し、夕べのあられもなく絡み合った記憶がうっすら蘇る。
「覚えてはいるぞ…所どころだが…」
「へぇ~」と仄暗く瞳を光らせ、クロードがのっそりと立ち上がり、私の体の上に跨った。陽を背にしたその表情は影になっていて、よく見えない。
「じゃあ、思い出せるように最初からやり直しましょうかねえ。」
茶色の光の粒がゆらゆらと私の周りを巡り始める。心なしか、いつもは温かなオレンジに近いはずのそれが、今朝は暗く濁っている気がする。
「待て。話せば分かる。」
迫るクロードを押しのけようと片手を突き出すが、その手はあっさりと掴まれ、そのままクロードの口元に持っていかれる。
「体で話し合いましょうね。よっっく思い出せるようにね。シエナさんは体に聞いたほうが早いっすよ。」
クロードは掴んだ掌に口付けを落としながら、私を射るかのような鋭い視線を向け、目だけを歪めて笑い、一気に結界が展開される。
見たことないもないクロードの『男の顔』に、はしたなくも体の奥が熱く反応するのが分かった。
その一瞬の隙にとんと肩を押され、そのまま後ろに倒れ込む。
「『子作りするぞ、クロード』って、俺を襲ったのはあんただからな。責任は取ってもらいますよ。」
茶色の光に閉じ込められ、そのまま嫌と言うほど身体中を貪られ続け、喉が枯れるまで喘がされた。
全てを思い出した時には、陽気な陽の光は夕闇を連れたオレンジに変わっていた。
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