COLD LIGHT ~七美と愉快なカプセル探偵たち~

つも谷たく樹

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第八章 COLD LIGHT

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 翌日の朝。
 やわらかいお日様の照りつける、心地いい梅雨の中休みとなった。
 
 タクシーの連なる病院のロータリーにて、七美を待っているのは、坂之上アーケード警備隊員に加え、高橋刑事と、水溜をなんとかするまで店に帰れない洋食屋の少年という、錚々そうそうたるメンバーだった。

「お勤めご苦労じゃ」

 手を後ろにやり、慇懃無礼いんぎんぶれいに高橋が一礼をする。
 ほかの面々めんめんもそれにならい、順番に頭を下げていった。

「くるしゅうない、くるしゅうない。みなの者。おもてを上げい」

 当然ながら七美はパジャマではなく、もうすぐ訪れる初夏にふさわしい、海のように鮮やかな色をしたフレアワンピース姿。入院中、暇に任せ、あれこれとネット注文しておいた商品のひとつだった。

「こんなにもボディラインを拾う衣装なんて、私なんかには絶対に無理でございますわ」

 三倉は胸で手を合わせ、うっとりとしている。
 その隣には同じポーズで瞳を潤ませている美少年がおり、ふたりともランウェイを歩くモデルを見つめているようだった。

「さっそくじゃが報告があるぞい。事務所にでも行くとするかのぉ」
「あいや待たれよ高橋殿。呑みながらにしてくれないかな」
「ぬな、呑みながらじゃと」
「お願い。一回でいいの――」

 自身は警備隊であり、警察とはまったく異なる業務をしている。
 だが刑事ドラマに出てくるみたいな、『居酒屋での捜査会議』に憧れており、一度いいのでやってみたかったと打ち明けた。

「ああ、なるほどなスト○ベリー○イトや、緊○取調室みたいなやつだな。わかるわかる」

 水溜は共感できたみたいだが、ほかのメンバーは首を捻る。
 老刑事はあっさり承諾をすると、それぞれ分乗して、事前に七美が個室を予約した店へと走りはじめた。

「どちらに向かわれますか、隊長?」
「そのまま真っすぐ行ってちょうだい。右手に蕎麦屋さんが見えてくるから――」

 ハンドルを握る三倉が行き先を尋ねてきたので、正面を指さして答える。
 七美は七美で聞きたいことがあり、弾むようなハイテンションボイスとなった。

「ねぇねぇ、三倉。昨晩は大木場と現場を見たあとはどうしたの?」
「どうしたと申されますのは?」
「ほらほら。前回は食事したからには次のステップあるじゃん」
「はぁ? 昨晩は大木場さんに仮眠室を使っていただこうと事務所までお送りしました」
「おーと。それから、それから」
「それだけですが」
「それじゃあ車内で会話はあった。ちょっとロマンチックな」
「クルマのなかでは私が編集した相撲コレクションから、Vol.6『もち肌ピチピチ集』を一緒に聞いていました」
「なにそれ」
「互いの厚い胸板に向け、張り手合戦した音を集めました」
「……あっ、そう」

 流れる町の景色を見つめ、七美は鼻の下へと指をやる。
 どうにかして大木場と引き合わせてやりたいが、この超天然の彼女は一筋縄ではいきそうにない。
 照りつける太陽に目を細め、ふたりが仲良くなれる方法を考えていると、ステアリングを握る三倉はウインカーを上げ、砂利の敷かれた駐車場へと入っていく。
 目的地へと到着したらしく、七美は降車するや否や、颯爽と先頭に立ち、両手で店の暖簾のれんを押した。

「いらっしゃいま――」
八海山貴醸酒はっかいさんきじょうしゅと、豊橋カレーうどんを六つ。大至急でカモーン」

 小走りでやって来る店員の挨拶に被せ、いきなり注文を入れる。
 それぞれがメニューを選ぶと時間がもったいなく、有無うむを言わさずに決めた。

「それで、じ……高橋さん。昨晩の捜査会議はいかがでした」

 個室に案内されると、さっそく七美は質問をする。気持ちは酒に傾きつつも、ヤマネコのように瞳孔は鋭い。
 それはかつての自身が演じた、怪獣と対峙するヒロインの眼差しとなっていた。

「結論から言うと、井関と平良は交換殺人が可能じゃ。麦仲が刺殺されたとき、井関は地方に出張に行く前日で、時間的には犯行に及んでから出立ができる。じゃが昨晩も話した通り――」
「問題は奥さんを殺す動機ですよね」
「うむ。お互い仲は良くなかったとの裏は取れたのじゃが、殺害に至るほどではないぞい」
「では吉野木の事故死について、なにか発見はありましたか」
「事故担当班からの情報だと、彼の携帯からは不自然な発着はなかったとの話じゃ」
「最近は履歴がつくのを恐れて、証拠が残らないアプリを使う傾向にありますよね。そちらはどうですか」
「むろん調べているが報告になかった。ふたりとも年代的に使いこなすのもむずかしいじゃろ」
「そうですか……」

 七美は視線を落とし、眉間に皺を寄せる。
 すると酒瓶を抱いた男性店員が部屋へと現れ、日本酒を注いで回った。

「キャー。待ってたわよー」

 グラスからこぼれるのをひのきでできたますが受けている。  
 店員は、そこからもあふれそうなくらいサービスしているにもかかわらず、「もっと、もっと」と七美は拳を上下させていた。

「もう我慢できない。先にゴメン」

 乾杯も言わず升ごと掴み、瞬時に飲み干す。
 五臓六腑ごぞうろっぷに沁み渡った銘酒は、たちどころに顔中の筋肉を弛緩しかんさせ、悦楽の境地へと導いていく。
 拍手とともに退院を祝いたかったのか、三倉と少年は、両手を宙に上げたまま固まり、その横では水溜と大木場が、どちらが車を運転するかジャンケンしている。
 どう見ても捜査会議にはほど遠く、ただの打ち上げにしか見えなかった。

「どうじゃろう、ナナちゃん。このまま交換殺人として捜査を進めていくべきかのぉ」

 八海山貴醸酒に舌鼓を打つ高橋が、丸投げとも取れる質問をしてくる。
 その隣ではジャンケンに勝った大木場が歓喜の声をあげ、どことなく混沌こんとんとした様相となっていた。

「そうですね……。その殺人方法に間違ないと思うのですが……。いや、あたしが捜査方針を決めてどーすんのよ」

 あきらかに警備会社の範疇はんちゅうから逸脱した行為であるものの、それなりの賃金をもらうので致し方ない。
 つうの七美は、立てた親指のくぼみに塩を盛り、さかなにした。

「――まずは奥さんを殺す動機か……」

 ここまでの状況を見る限り、交換殺人でしかあり得ない。
 だが明確な理由がない以上、単に憶測にしか過ぎず、なんとしてでも要因を探し出す必要があった。

「うわっ、この日本酒うまい」

 神妙な面持ちで考えこむ七美の正面では、大木場が升からすすっている。
 なごやかではあるも、残念なことに映画やドラマみたいに、事件の真相へと辿たどりつく気配はなかった。

「そういえば隊長。麦仲の殺害現場で見られた女性は、事件とは関係ありませんか」
「うーん。そっちもあるのよねー」

 運転がある三倉は酒に手をつけず質問をしてくるも、まだその女性が関与していると決まったわけではない。
 仮にこのたびの案件から派生したならば、重要な存在ではあるが、はたしてなにが目的であるか見当がつかず依然として保留となったまま。
 
 七美は顔を上げ、升の底に貯まった最後の一滴を口で受けていると、その正面では、ジャンケンに負けた水溜が、隣に座っている、小柄な少年の髪を撫でていた。

「ぼくちゃん、いくつだ? あの女が勝手に注文しただけだから、無理して飲まなくていいぞ」
「あと二週間で二十歳の誕生日です。背は小さいですが、いちおうは大人です」
「そうか、すまなかったな。ところでシェフにはなんと伝えるつもりだ」

 水溜も少年の処遇しょぐうを案じてか、やや申しわけなさそうな顔をする。
 なにがあったか知らない三倉や大木場が事情を尋ねたので、またもこの場が爆笑の渦に包まれた。

「笑いごとじゃないだろ。これでこの少年……じゃなく、青年は店にいられなくなるかも知れない」
「水溜さんがシェフの想いを受け入れたら、丸く収まるのではないですか」
「そうそう、年上の女房は『金の草鞋わらじを履いてでも探せ』って、近所の爺ちゃんが言ってたっす」

 からかう口調で、茶々を入れる三倉&大木場コンビ。
 七美は水溜の酒へと手を伸ばし、半笑いとなって横やりをいれた。

「なぁ、水溜。デートくらいはしろよ。それから返事をしてもいいんじゃないか」
「シェフの年齢を聞いたら、五つも離れていたのだが、その点についてはどう思う」
「あたしなら気にしないわ。とにかくすぐに断ったら失礼でしょ」
「そうか……」

 運転を控えている水溜は、仕方なくお冷に口をつける。
 自身にも反省すべき点があるとわかったらしく、どこか釈然としない顔でうなずいた。

「あっ、そうだ。ひとつお伝えするのを忘れていました。シェフは結婚したら、水溜さんと一緒にお店をやるのが夢だと話していましたよ」
「おい、もう俺が結婚するのが前提になっていないか?」
「でも水溜さんは、シェフの話を真剣に聞いていましたよね。よっぽど料理がお好きなのではないですか」

『ぼくちゃん』、あらため『青年』は、やっと肩の荷が下りたのか、満面の笑みで水溜に尋ねた。

「俺はこの仕事をやる前、銀座の日本料理屋で花板を務めていたんだ。だから洋食の作り方に興味があるだけだ」
「花板と言うのは、責任者みたいなポジションですか?」
「ああ、総料理長という言い方もあるな。だから俺は、あまり外では和食を食べないんだ。自分の作る料理が一番、旨いと思っているから」
「わはは。わしも一度、勝利くんの炊き込みご飯を食べさせてもらったが、たしかに絶品じゃ。そのシェフさんと結婚したら、看板を取っちまうかも知れんぞい」

 刑事という役職を遠くに置いてきたらしく、高橋は真っ赤な顔で笑う。
 すると、その言葉を聞いた七美は、なにか閃き、そっと鼻の下に指を持っていった。

「そっか、看板を奪われる……」

 まだ酒しかないテーブルに目をやると、残りの銘酒をひと息に流し込む。
 周りは水溜とシェフの話題で盛り上がるものの、彼女だけは押し黙ったままで、ひたすら状況をまとめていた。

「殺害現場にいた女性って、もしかして……」

 周囲の音をシャットダウンして、これまでの経過を積み上げていく。
 とある仮説を脳内に描こうとした瞬間、ふすま越しに声がして、店員が姿を現した。

「お待たせしました。豊橋ふうカレーうどんです」

 もう少し。あと、もう少しでなにかが思い浮かびそうになったが、メインの料理が運ばれてきて中断される。
 スパイスの香りも然ることながら、パステル調の黄色が鮮やかで食欲をそそる。
 見た目だけでも、すでにおいしいと感じられる、シンプルなカレーうどんだった。

「あのー、隊長。このあいだ僕だけ臨時ボーナスをもらったので、今日は奢らせてください」
「お金は気にしなくていいわよ。高橋さんが出してくれるから」
「わしが出すんのか」
「捜査協力費として、ちょっとは出るでしょ。ところで大木場くん。なんで君いつも貧乏なの? ちゃんと給料あげているでしょ」
「ほとんどバイクのローンとメンテナンスに消えていくっす」

 生粋きっすいのレースマシンを公道用にしたので、とてつもない費用が掛かったとは聞いている。
 しかも物が物だけにローンの審査が下りず、諦めようとしたところ、前の持ち主が大木場の人柄を信用し、分割での支払いを認めてくれたとのことだった。

「そう言えば、先にバイクを譲ってくれたと言っていたよね」
「はい。しかも担保や借用書も取らなかったので、逆に申しわけなかったっす」
「それは君の人徳だな。たしかに嘘をつきそうにないものね」

 七美は、カレーうどんの香りで酒をたのしんでいる。
 残りわずかとなった升を空け、さて箸を割ろうとした途端、今度は大木場の言葉がヒントとなった。

「そっか、担保か……。じゃあ、最後に井関の目的とは、いったいなんだ?」

 とある仮説が成り立とうとするも、どうしても決定打に欠ける。
 もう一度、事態を整理しなおそうと考えたが、まだ深層心理下になにかが潜んでいるらしく、ことあるごとに丑の刻参りの光景が脳裏をよぎっていった。

「『さむしろに、衣かたしき今宵こよいもや、我をまつらん宇治の橋姫』だったかな?」

 古文が好きだった七美は、古今和歌集より、びと知らずの一文をそらで唱える。
 丑参りは最初に起きた轢き逃げ事件であり、このたびとはまったく関連性がない。にもかかわらず構築をしていく際、柱となるのは、なぜか深夜におこなわれる呪いの儀式であった。

「あれ? 隊長、どこが豊橋ふうなんですか」
「普通にカレーうどんっすよね」

 不思議そうな顔をした武闘派コンビが、箸を片手に固まっている。
 答えを知っている七美は、早く食べろとあごで促した。

「ふむ、いい出汁だしだ。創作系の和食も嫌いではない」
「はい。ちょっと洋食っぽくて、おいしいですね」

 水溜と美青年も絶賛をしており、その横ではいい塩梅あんばいとなった高橋刑事が、最初にスープを啜ろうとしていた。

「わしも、いっとき中部地方に赴任したころがあっが、そのころはなかったぞい」
「あはは。あたしもテレビを見て知ったの。たまたま朝から呑める蕎麦屋さんを探していたら、この料理がメニューにあったのよ」

 この豊橋が発祥のカレーうどんは「地域おこしのグルメを作ろう」というコンセプトのもとで生まれた名物で、ごはんの上にとろろ芋を掛けてあり、そのまた上にうどんを乗せて、最後にカレー出汁を注いで完成をする。
 
 まずは、うどんを食べおえてから、レンゲで底を掻き混ぜるとカレーライスになり、最後まで飽きずに食べられる、アイデア料理だった。

「ああ、隊長、山芋の味に変わりました」
「うわ、本当っす。だから珍しいっすね」
「ふむ、知ってはいたが、実際にしょくするのは初めてだ」
「へー、うちの店でも、こんなスープパスタを出せないかな」

 みんな口々に感想を言い合い、食事をたのしんでいる。
 七美は懸命に検索した甲斐があったと、心のなかでガッツポーズをした。

「おお、よぉく見たら、ここに書いてあったぞい」

 いったんレンゲを置いた高橋は、テーブルの中央にあるお品書きを手に取る。
 七美が勝手に注文をしてしまったので、初めてこの正式な食べ方があるのに気づいたようだった。

「――えーと、なになに。『カレーうどんを召し上がったのちに底から掻き混ぜてください』とあるぞい。もしかして、掘らずに帰る客もおるんじゃろうのぉ」

 その老刑事の言葉を聞いた七美は一瞬止まる。
 重ねては壊し、また積んでは崩す作業をくり返してきたが、ようやく本来の形が見えた気がした。

「底を……掘る?」

 視線を落とし、独りちる七美。
 これまでの経緯けいいをまとめ上げ、唐突に掘りごたつから立ち上がった。

「じいちゃん。大至急、平良みどり子の金の動きを調べてください。それと麦仲の経営していた店について、もっと詳しい情報をお願いします」
「じいちゃんって、わしかい」
「そう。これは二重の交換殺人。もうひとり恨みを持つ者が中間に存在しているはずです」

 艶やかなブラウンの髪を振り乱し、訂正しないまま高橋を見る。
 すると、みんなの箸を持つ手が止まり、一斉に七美へと振り向いた。

「隊長、冷めちゃいますよ」
「隊長、冷めるっすよ」
「早く食え、七美」
「熱々のうちに食べましょう」
「早く食わないと伸びるぞい」

 今はカレーうどんに熱中しているらしく、誰も興味を示してくれなかった。

「……うん。じゃあ八海山貴醸酒、もう一杯」

 蜂の巣となってしまった七美は、しょんぼりとした顔で座った。
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