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第2章【三日月が満ちるまで】
22 深藍の選択と、冗長なマージン | 上司、私服の正解に敗北【宇佐美】
定時を5分過ぎた18時05分――
デスクの上を整頓し鞄を手に取った俺を、目ざとく見つけた川口が声をかけてくる。
「あれ? 宇佐美さん、今日ってどっかのクライアントと会食でしたっけ?」
「……今日は直帰だ。予定はない」
「えー、残業なしで帰るなんて珍しいですよね。……あ、わかった!」
その顔に獲物を見つけたような下衆な好奇心が灯った。
「もしかして、デートとか?」
俺の顔を覗き込むと、不躾な指先をこちらに向けてくる。
「ちょっと宇佐美さーん、仕事忙しいフリして、裏でしっかり『次工程』進めてるんですねぇ」
俺は軽く咳払いをして、視線をモニターの電源ランプに固定した。
「……お前のくだらん勘繰りだ。俺は単に日用品の調達があるだけだ」
予想通りなのか予想外なのか、ともかく俺の素っ気ない返事に川口はあからさまにがっかりした顔をする。
「もうー、宇佐美さんはホント仕事ばっかりで」
大げさな動作で肩を落とし、ため息をつく部下を視界の端に捉える。
「毎日そんなストイックだと、そのうちストレスでハゲるか、代謝が落ちて太るかしますよ?」
川口は知らない。
俺がこの後、人生最大級の難解なミッション――「ビストロ用決戦兵器」を買いに行こうとしていることを。
「ところで、川口。スーツ以外の服は、どのようなものを所有している?」
「は!? 服……っすか?」
唐突な俺の質問に、川口は目を白黒させて固まった。
「え、まさか宇佐美さん、そのビシッと決まった高級スーツ以外の領域をリサーチしてるんですか?」
驚愕の表情を浮かべる川口を無視し、俺は脳内メモリの空き領域に彼の回答を待機させる。
「いや、特にリサーチしているわけではない。単なる……統計的な興味だ」
「そんな理由? ガッカリですよー」
川口は頭を掻きながら、記憶を辿るように視線を泳がせた。
「えーと、そりゃスーツ以外も持ってますよ。チノパンとか、好きなブランドのパーカーやTシャツが多いっすねぇ」
脳内にインプットするが、川口の服装データは俺の「大人のビストロ」用データセットには適合しそうにない。
俺は短く礼を言い、背後から飛んでくる「たまには仕事以外の変数も考えて、脱おじさんしてくださいねー!」という余計なお世話を、エレベーターの扉で物理的にシャットアウトした。
***
スーツや私服を購入している百貨店。
普段なら周囲の什器に目もくれず一直線にいつもの店へと向かうが、今日の俺はメンズフロアを慎重に見て回っている。
だが、どこを見ても「ビストロ」という温かな空間に調和しつつ、俺のアイデンティティを崩さない絶妙なラインの服が見つからない。
迷宮のようなフロアを彷徨っていると、いつもの馴染みのスタッフが俺を見つけ声をかけてきた。
「あれ、宇佐美様。本日はどのような服を?」
このブランドのデザインは把握しているとは言え、完璧ではない。
俺の目に入らないところにもしかしたら探している服があるかもしれないと、一縷の望みをかけてスタッフに尋ねる。
「……スーツほど厳格ではなく、だがビジネスシーンにおける信頼感は維持しつつ、相手に威圧感を与えない……ような」
「カジュアルスーツという位置づけでよろしいですか?」
「いや、急な来客にも対応できる程度のフォーマルさは残したい……そんな服を探しているんだが」
俺の「言語化できないパラメータ」を聞いたスタッフは、プロのポーカーフェイスを維持しつつもかすかに困惑していた。
彼が提案してくれた美しいシルエットのパンツも、今の俺には「安全牌」にしか見えない。
「……いや、これも悪くないが。もう少し……こう、布地に『冗長なマージン』があるというか……」
「マージン、ですか?」
ダメだ。
説明すればするほど、理想のファッションから遠ざかっていく。
俺は丁重に礼を言うと、逃げるようにその店を後にした。
向かうは、フロアの反対側に位置するセレクトショップ。
照明の明度から陳列規則に至るまでが、行きつけの店とは違う、俺にとっての異世界だ。
入口で立ち尽くす俺に、店員が音もなく忍び寄る。
「何かお探しですか? お客様のようなカチッとしたスタイルの方なら、今季はあえて『抜き』を作るのが面白いですよ」
「『抜き』……? 構造上の欠落を推奨するのか?」
「いえ。余裕、という意味です」
店員は俺の刺々しいレスポンスを軽やかに受け流し、棚からネイビーのニットを手に取った。
「こちらのモックネックはいかがでしょう。ジャケットなしでも首元に品が出ますし、このわずかなゆとりが、大人の男性の優しさを演出してくれます」
俺は渡されたニットを検品するように凝視した。
身体のラインに対して、この身幅の設計は明らかに過剰だ。
「この余分な布の面積は、一体どのような設計思想に基づいている?」
「それは『空気感』です。ピタッとしすぎないことで、相手に安心感を与える。いわば、心のディスタンスを縮めるための『マージン』ですね」
空気感。
心のディスタンス。
相変わらず言語化不能なパラメータばかりだ。
だが、その店員が次に放った一言が、俺の思考回路を直撃した。
「こちらのニットを合わせるだけで、お客様の持つ知的な雰囲気はそのままに、ぐっと親しみやすい印象に変わりますよ」
『親しみやすい』というキーワードが、俺の思考回路を直撃した。
脳内のシミュレーターが、このニットを着用して三井さんの向かいに座る俺の姿を高速でレンダリングし始める。
いつもより柔らかな質感。
尖っていないシルエット。
(……悪くない、かもしれん。この『冗長なマージン』が、俺の不規則な鼓動を隠してくれるのであれば投資価値はある)
「……それを。それと、それに適合するボトムスも選んでくれ。下肢の機動性を損なわない程度にゆとりのあるものを」
結局俺は自分でも驚くほど素直に、店員が選んだスラックスと共にそのニットを購入した。
レジで受け取った紙袋の重みは、勝利の重みだ。
これで「ビストロ」という環境下における、対人インターフェースの最適化は完了した。
俺は戦果を手に、颯爽とエスカレーターへ向かう。
だが、鏡に映った自分の「スーツ姿」を見た瞬間、脳内のメインシステムが致命的なエラーを吐き出した。
(――待て。金曜日は、重要クライアントとの定例会がある)
脳内のカレンダーが、無慈悲な事実を突きつける。
いくら私服も許されている社風とは言え、そんな日にこの服で出社してみろ。
川口は間違いなくゲラゲラ笑いながら、「宇佐美さん、ついに情緒がバグりました? 会社にパジャマで来たんですか?」とフロア中に触れ回るに違いない。
(……この服は、金曜日には投入できない。論理的に不可能だ)
俺は百貨店のど真ん中で、高価な紙袋を抱えたままフリーズした。
周囲の客が不審そうに俺を避けていくが、再演算に全リソースを割いている俺にはそれを気にする余裕はない。
(……いや、落ち着け。これは『無駄な出費』ではない。これは将来的に発生しうる『休日デート』という次期フェーズのための先行投資だ)
まだ予約すらしていない未来の予定を強引にデータベースにねじ込み、俺は踵を返した。
目指すは、さっき素通りしたばかりのネクタイコーナーだ。
「……すみません。先ほど、いや、別の店で服を買ったのだが、……やはり、スーツで。スーツで挑まねばならん事態が発生した」
息を切らして戻ってきた俺に、店員が驚きの表情を浮かべる。
「いつもの紺ではダメだ。それでは日常の延長に過ぎない」
俺は並んでいるネクタイを、まるで爆弾解体でもするかのような切実な眼差しで凝視した。
(三井さんに『今日の俺は、いつもとはアウトプットが違う』ということを、ゼロコンマ五秒で認識させる必要がある。そんな、明確な視覚的フラグが……!)
「……とにかく、いつもの俺とは違う、特別な出力を証明できる一本が欲しい」
「では、こちらのシャンパンゴールドはいかがでしょうか」
店員は戸惑いながらも、一本のネクタイをうやうやしく差し出した。
「光沢を抑えたシルクなら、誠実さを保ちつつ照明で非常に華やかに……」
(……シャンパンゴールドか。ビジネスの場ではギリギリのラインだが、光沢を抑えたこの質感なら理論武装は可能だ)
「採用だ。それと、このカフスも頼む」
俺はショーケースの中に並ぶ、小ぶりだが鋭い輝きを放つカフスボタンを指差した。
ネクタイと一緒に選んだカフスは、袖口から微かに光を反射させることで、こちらの『気合』を物理的に伝えることができる。
(……視覚情報のレイヤーはこれで完成だ。あとは金曜日、俺自身のシステムが正常に動作するかどうかにかかっている)
結局、俺は私服の袋に加え、金曜日のための「決戦用ネクタイ」と「カフス」という追加予算を計上した。
帰り道、両手に重い荷物を下げた俺の頭の中では、『ネクタイの結び目の角度による好感度の相関関係』という、世界一どうでもいいシミュレーションが延々とループしていた。
デスクの上を整頓し鞄を手に取った俺を、目ざとく見つけた川口が声をかけてくる。
「あれ? 宇佐美さん、今日ってどっかのクライアントと会食でしたっけ?」
「……今日は直帰だ。予定はない」
「えー、残業なしで帰るなんて珍しいですよね。……あ、わかった!」
その顔に獲物を見つけたような下衆な好奇心が灯った。
「もしかして、デートとか?」
俺の顔を覗き込むと、不躾な指先をこちらに向けてくる。
「ちょっと宇佐美さーん、仕事忙しいフリして、裏でしっかり『次工程』進めてるんですねぇ」
俺は軽く咳払いをして、視線をモニターの電源ランプに固定した。
「……お前のくだらん勘繰りだ。俺は単に日用品の調達があるだけだ」
予想通りなのか予想外なのか、ともかく俺の素っ気ない返事に川口はあからさまにがっかりした顔をする。
「もうー、宇佐美さんはホント仕事ばっかりで」
大げさな動作で肩を落とし、ため息をつく部下を視界の端に捉える。
「毎日そんなストイックだと、そのうちストレスでハゲるか、代謝が落ちて太るかしますよ?」
川口は知らない。
俺がこの後、人生最大級の難解なミッション――「ビストロ用決戦兵器」を買いに行こうとしていることを。
「ところで、川口。スーツ以外の服は、どのようなものを所有している?」
「は!? 服……っすか?」
唐突な俺の質問に、川口は目を白黒させて固まった。
「え、まさか宇佐美さん、そのビシッと決まった高級スーツ以外の領域をリサーチしてるんですか?」
驚愕の表情を浮かべる川口を無視し、俺は脳内メモリの空き領域に彼の回答を待機させる。
「いや、特にリサーチしているわけではない。単なる……統計的な興味だ」
「そんな理由? ガッカリですよー」
川口は頭を掻きながら、記憶を辿るように視線を泳がせた。
「えーと、そりゃスーツ以外も持ってますよ。チノパンとか、好きなブランドのパーカーやTシャツが多いっすねぇ」
脳内にインプットするが、川口の服装データは俺の「大人のビストロ」用データセットには適合しそうにない。
俺は短く礼を言い、背後から飛んでくる「たまには仕事以外の変数も考えて、脱おじさんしてくださいねー!」という余計なお世話を、エレベーターの扉で物理的にシャットアウトした。
***
スーツや私服を購入している百貨店。
普段なら周囲の什器に目もくれず一直線にいつもの店へと向かうが、今日の俺はメンズフロアを慎重に見て回っている。
だが、どこを見ても「ビストロ」という温かな空間に調和しつつ、俺のアイデンティティを崩さない絶妙なラインの服が見つからない。
迷宮のようなフロアを彷徨っていると、いつもの馴染みのスタッフが俺を見つけ声をかけてきた。
「あれ、宇佐美様。本日はどのような服を?」
このブランドのデザインは把握しているとは言え、完璧ではない。
俺の目に入らないところにもしかしたら探している服があるかもしれないと、一縷の望みをかけてスタッフに尋ねる。
「……スーツほど厳格ではなく、だがビジネスシーンにおける信頼感は維持しつつ、相手に威圧感を与えない……ような」
「カジュアルスーツという位置づけでよろしいですか?」
「いや、急な来客にも対応できる程度のフォーマルさは残したい……そんな服を探しているんだが」
俺の「言語化できないパラメータ」を聞いたスタッフは、プロのポーカーフェイスを維持しつつもかすかに困惑していた。
彼が提案してくれた美しいシルエットのパンツも、今の俺には「安全牌」にしか見えない。
「……いや、これも悪くないが。もう少し……こう、布地に『冗長なマージン』があるというか……」
「マージン、ですか?」
ダメだ。
説明すればするほど、理想のファッションから遠ざかっていく。
俺は丁重に礼を言うと、逃げるようにその店を後にした。
向かうは、フロアの反対側に位置するセレクトショップ。
照明の明度から陳列規則に至るまでが、行きつけの店とは違う、俺にとっての異世界だ。
入口で立ち尽くす俺に、店員が音もなく忍び寄る。
「何かお探しですか? お客様のようなカチッとしたスタイルの方なら、今季はあえて『抜き』を作るのが面白いですよ」
「『抜き』……? 構造上の欠落を推奨するのか?」
「いえ。余裕、という意味です」
店員は俺の刺々しいレスポンスを軽やかに受け流し、棚からネイビーのニットを手に取った。
「こちらのモックネックはいかがでしょう。ジャケットなしでも首元に品が出ますし、このわずかなゆとりが、大人の男性の優しさを演出してくれます」
俺は渡されたニットを検品するように凝視した。
身体のラインに対して、この身幅の設計は明らかに過剰だ。
「この余分な布の面積は、一体どのような設計思想に基づいている?」
「それは『空気感』です。ピタッとしすぎないことで、相手に安心感を与える。いわば、心のディスタンスを縮めるための『マージン』ですね」
空気感。
心のディスタンス。
相変わらず言語化不能なパラメータばかりだ。
だが、その店員が次に放った一言が、俺の思考回路を直撃した。
「こちらのニットを合わせるだけで、お客様の持つ知的な雰囲気はそのままに、ぐっと親しみやすい印象に変わりますよ」
『親しみやすい』というキーワードが、俺の思考回路を直撃した。
脳内のシミュレーターが、このニットを着用して三井さんの向かいに座る俺の姿を高速でレンダリングし始める。
いつもより柔らかな質感。
尖っていないシルエット。
(……悪くない、かもしれん。この『冗長なマージン』が、俺の不規則な鼓動を隠してくれるのであれば投資価値はある)
「……それを。それと、それに適合するボトムスも選んでくれ。下肢の機動性を損なわない程度にゆとりのあるものを」
結局俺は自分でも驚くほど素直に、店員が選んだスラックスと共にそのニットを購入した。
レジで受け取った紙袋の重みは、勝利の重みだ。
これで「ビストロ」という環境下における、対人インターフェースの最適化は完了した。
俺は戦果を手に、颯爽とエスカレーターへ向かう。
だが、鏡に映った自分の「スーツ姿」を見た瞬間、脳内のメインシステムが致命的なエラーを吐き出した。
(――待て。金曜日は、重要クライアントとの定例会がある)
脳内のカレンダーが、無慈悲な事実を突きつける。
いくら私服も許されている社風とは言え、そんな日にこの服で出社してみろ。
川口は間違いなくゲラゲラ笑いながら、「宇佐美さん、ついに情緒がバグりました? 会社にパジャマで来たんですか?」とフロア中に触れ回るに違いない。
(……この服は、金曜日には投入できない。論理的に不可能だ)
俺は百貨店のど真ん中で、高価な紙袋を抱えたままフリーズした。
周囲の客が不審そうに俺を避けていくが、再演算に全リソースを割いている俺にはそれを気にする余裕はない。
(……いや、落ち着け。これは『無駄な出費』ではない。これは将来的に発生しうる『休日デート』という次期フェーズのための先行投資だ)
まだ予約すらしていない未来の予定を強引にデータベースにねじ込み、俺は踵を返した。
目指すは、さっき素通りしたばかりのネクタイコーナーだ。
「……すみません。先ほど、いや、別の店で服を買ったのだが、……やはり、スーツで。スーツで挑まねばならん事態が発生した」
息を切らして戻ってきた俺に、店員が驚きの表情を浮かべる。
「いつもの紺ではダメだ。それでは日常の延長に過ぎない」
俺は並んでいるネクタイを、まるで爆弾解体でもするかのような切実な眼差しで凝視した。
(三井さんに『今日の俺は、いつもとはアウトプットが違う』ということを、ゼロコンマ五秒で認識させる必要がある。そんな、明確な視覚的フラグが……!)
「……とにかく、いつもの俺とは違う、特別な出力を証明できる一本が欲しい」
「では、こちらのシャンパンゴールドはいかがでしょうか」
店員は戸惑いながらも、一本のネクタイをうやうやしく差し出した。
「光沢を抑えたシルクなら、誠実さを保ちつつ照明で非常に華やかに……」
(……シャンパンゴールドか。ビジネスの場ではギリギリのラインだが、光沢を抑えたこの質感なら理論武装は可能だ)
「採用だ。それと、このカフスも頼む」
俺はショーケースの中に並ぶ、小ぶりだが鋭い輝きを放つカフスボタンを指差した。
ネクタイと一緒に選んだカフスは、袖口から微かに光を反射させることで、こちらの『気合』を物理的に伝えることができる。
(……視覚情報のレイヤーはこれで完成だ。あとは金曜日、俺自身のシステムが正常に動作するかどうかにかかっている)
結局、俺は私服の袋に加え、金曜日のための「決戦用ネクタイ」と「カフス」という追加予算を計上した。
帰り道、両手に重い荷物を下げた俺の頭の中では、『ネクタイの結び目の角度による好感度の相関関係』という、世界一どうでもいいシミュレーションが延々とループしていた。
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