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第2章【三日月が満ちるまで】
33 観察のジレンマと、揺れるロジック | ゼロ距離、脳内強制終了【宇佐美】
水曜日。
もはや三井さんを視界の端でモニタリングすることは、俺の「定例業務」と化した。
彼女が席を立てば、そのベクトルから目的地を推測し、不自然ではないタイミングで「遭遇」を演出する。
情報のプロを自負する俺にとって、それは容易なシミュレーションのはずだった。
14時00分ちょうど。
彼女はコピー機の前でトナー交換に奮闘していた。
(トナー交換という単純作業に、三井さんは既に120秒を費やしている。慣れていないと粉末で服を汚すリスクが高く、このままでは午後の業務工程に大幅な遅延が生じかねない……)
言い訳がましいロジックを瞬時に構築し、俺が席を立とうとしたその時だ。
制作部の島から、一人の男がフラリと立ち上がった。
俺よりわずかに早く、流れるような動作で彼女のもとへ滑り込む。
制作部の小林だ。
首にかけた大きなヘッドホン――オフィスには不釣り合いな代物が、小林の纏う無造作な空気感の中では一種のスタイリッシュな武装に見えてしまうのが癪だった。
「トナー交換? これ、コツがいるんだよね。三井さんの綺麗な指が汚れちゃうのはもったいないから、僕がやるよ」
小林の声は、どこまでも軽やかだった。
俺にとって「手が汚れる」とは、クリーニング代というコストの発生、あるいは作業効率の低下――すなわち「損失」以外の何物でもない。
だが、この男はそれを「もったいない」などという、極めて主観的で、かつ相手の価値を露骨に肯定する言葉にすり替えてしまった。
(……綺麗な指、だと? 業務中に何を口走っているんだ、貴様は)
「ありがとうございます。小林さん、お詳しいんですね! 助かります」
頬を微かに染めて微笑む彼女に、小林はさらに畳みかける。
「いいよいいよ、これくらい。その代わり、僕がトナー交換に失敗して真っ黒になったら、三井さんが美味しいランチでも連れてって慰めてよ」
「えっ、あはは! 私でよければ喜んで」
その瞬間、俺の脳内にある「合理的判断システム」が、けたたましい警告音と共に火を噴いた。
(……ランチ、だと? 業務支援の対価として彼女のプライベートな時間というリソースを奪おうというのか。なんという厚顔無恥、なんという不当な取引!)
小林の恋愛に対するスタンスは、俺とは根本的に異なる。
俺が「重厚なプログラム」として彼女を捉えている一方で、あいつは直感的に好みのサンプルを収集し、一時的なストックに加えるような浅薄さで彼女に手を伸ばしている。
たとえ脳内でどれほどあいつの非論理性を糾弾したところで、現実に彼女の隣を占拠し、その笑顔を引き出しているのは小林だ。
緻密にシミュレーションを重ねたはずの俺の「最適解」が、現場の思いつきというノイズに容易く上書きされていく。
その決定的な戦術的敗北を認めざるを得ず、俺はただ無機質なオフィスのタイルを見つめた。
……俺の出番は、消失した。
伸ばしかけた手を所在なくポケットに突っ込むと、そのまま給湯室へとルートを変更した。
背後で、川口が「若手は動きが早いっすねぇ」と、わざとらしい感嘆の声を上げたのを無視して。
淹れたてのコーヒーに無意識のうちにスティックシュガーを2本投入していたことに気づいたのは、一口飲んだ後だった。
……甘すぎて、胃の奥が焼けるようだ。
***
木曜日。
深夜の自宅。
ソファに深く腰掛け、俺は手元のスマートフォンを見つめていた。
かつては世界情勢や経済ニュースで埋め尽くされていた俺の検索履歴は、今や見る影もない。
『派遣社員 彼氏 見分け方』
『左手薬指 指輪なし 意味』
一度ハマった疑心暗鬼の沼は、論理的な思考を容易に飲み込んでいく。
指先が自分でも呆れるようなキーワードを入力していた。
『40代上司 勘違い 末路』
画面に並ぶのは「痛い」「勘違い」「セクハラ予備軍」といった、暴力的なまでの現実。
俺は三井さんを「一人の女性」として意識している自分を、必死で仕事のロジックで塗りつぶそうとする。
(俺の目的は、あくまで部下のメンタル管理と職場環境のガバナンス維持だ……)
思考のデッドロックに陥ったまま、俺は電源を落とした。
***
金曜日。
この1週間、俺のパフォーマンスは著しく低下していた。
事実確認を終えなければ、来週以降の業務に致命的な支障をきたす。
一向に進まない企画書から目を逸らし、俺はデスクの端に置かれた資料をこれ以上ないほど精密に、ミリ単位の狂いもなく整え始めた。
指先の感覚に意識を集中させることで、胸の奥で燻る正体不明の焦燥を押し殺そうとしていた。
「宇佐美さん、三井さんのところに共有フォルダの権限設定、聞きに行きます?」
ひょっこりと顔を出した川口の声に、資料を整えていた手が止まる。
まるでこちらの思考をスキャンしたかのようなタイミング。
俺は内面で湧き起こった「渡りに船」という非論理的な喜びを瞬時に「業務上の必然性」へと置換し、冷徹な上司のトーンを維持する。
「……いや、俺が行く。管理職としてガバナンスを把握しておく必要があるからな」
「え、それだけでわざわざ……? あ、宇佐美さん、顔怖いっすよ」
ニヤニヤと薄笑いを浮かべる川口を置き去りにし、俺は立ち上がる。
目的は権限設定の確認。
だが真の目的は、彼女の左手薬指の再確認、およびデスク周りに潜む「交際相手の痕跡」を徹底的に洗い出すことだ。
彼氏の有無。
それを決定づけるエビデンスを今日中に掴まなければならない。
加えて、偶然目にしてしまった彼女のスマートフォンの待ち受け画像の正体だ。
不敵に笑う白塗りの怪人、猛獣のごとき眼光の男、そして文豪然とした着流しの男。
あれが彼女の固有の嗜好なのか、あるいは「誰か」の影響によるものなのか。
情報のプロとして、あの不可解な視覚情報の背景をプロファイリングする必要があるのだ。
「三井さん、共有フォルダの件だが……」
「宇佐美さん、おはようございます」
眩しいほどの笑顔。
「あ、ネクタイ曲がってますよ?」
三井さんの手が、一瞬だけ俺の胸元に伸びた。
(っ……!)
心臓が致命的なエラーコードを吐き出す。
視界がゼロ距離の彼女で埋め尽くされ、脳内の全システムが強制終了した。
「あ、ありがとうございます。……失礼、いたします」
予想外の接近になぜか敬語で返事をするという醜態。
初めて二人で食事へ行った翌週の記憶がフラッシュバックする。
あの時も「おはようございます」と、部下に対してあるまじき低質なレスポンスを吐き出したばかりだ。
(……またしても、やってしまった)
成長していない。
いや、むしろ「いたします」と謙譲の意まで添えてしまった分、退化している。
上司としてあるまじき狼狽ぶりで、薬指の確認さえ忘却し俺は逃げるように自席へ戻った。
ブラウザには仕事の資料。
だが、脳内の検索窓を占拠しているのは、自分を律するためのロジックなどではなく、ネクタイを直す彼女の指先と、微かに届いた石鹸の香りだけだった。
もはや三井さんを視界の端でモニタリングすることは、俺の「定例業務」と化した。
彼女が席を立てば、そのベクトルから目的地を推測し、不自然ではないタイミングで「遭遇」を演出する。
情報のプロを自負する俺にとって、それは容易なシミュレーションのはずだった。
14時00分ちょうど。
彼女はコピー機の前でトナー交換に奮闘していた。
(トナー交換という単純作業に、三井さんは既に120秒を費やしている。慣れていないと粉末で服を汚すリスクが高く、このままでは午後の業務工程に大幅な遅延が生じかねない……)
言い訳がましいロジックを瞬時に構築し、俺が席を立とうとしたその時だ。
制作部の島から、一人の男がフラリと立ち上がった。
俺よりわずかに早く、流れるような動作で彼女のもとへ滑り込む。
制作部の小林だ。
首にかけた大きなヘッドホン――オフィスには不釣り合いな代物が、小林の纏う無造作な空気感の中では一種のスタイリッシュな武装に見えてしまうのが癪だった。
「トナー交換? これ、コツがいるんだよね。三井さんの綺麗な指が汚れちゃうのはもったいないから、僕がやるよ」
小林の声は、どこまでも軽やかだった。
俺にとって「手が汚れる」とは、クリーニング代というコストの発生、あるいは作業効率の低下――すなわち「損失」以外の何物でもない。
だが、この男はそれを「もったいない」などという、極めて主観的で、かつ相手の価値を露骨に肯定する言葉にすり替えてしまった。
(……綺麗な指、だと? 業務中に何を口走っているんだ、貴様は)
「ありがとうございます。小林さん、お詳しいんですね! 助かります」
頬を微かに染めて微笑む彼女に、小林はさらに畳みかける。
「いいよいいよ、これくらい。その代わり、僕がトナー交換に失敗して真っ黒になったら、三井さんが美味しいランチでも連れてって慰めてよ」
「えっ、あはは! 私でよければ喜んで」
その瞬間、俺の脳内にある「合理的判断システム」が、けたたましい警告音と共に火を噴いた。
(……ランチ、だと? 業務支援の対価として彼女のプライベートな時間というリソースを奪おうというのか。なんという厚顔無恥、なんという不当な取引!)
小林の恋愛に対するスタンスは、俺とは根本的に異なる。
俺が「重厚なプログラム」として彼女を捉えている一方で、あいつは直感的に好みのサンプルを収集し、一時的なストックに加えるような浅薄さで彼女に手を伸ばしている。
たとえ脳内でどれほどあいつの非論理性を糾弾したところで、現実に彼女の隣を占拠し、その笑顔を引き出しているのは小林だ。
緻密にシミュレーションを重ねたはずの俺の「最適解」が、現場の思いつきというノイズに容易く上書きされていく。
その決定的な戦術的敗北を認めざるを得ず、俺はただ無機質なオフィスのタイルを見つめた。
……俺の出番は、消失した。
伸ばしかけた手を所在なくポケットに突っ込むと、そのまま給湯室へとルートを変更した。
背後で、川口が「若手は動きが早いっすねぇ」と、わざとらしい感嘆の声を上げたのを無視して。
淹れたてのコーヒーに無意識のうちにスティックシュガーを2本投入していたことに気づいたのは、一口飲んだ後だった。
……甘すぎて、胃の奥が焼けるようだ。
***
木曜日。
深夜の自宅。
ソファに深く腰掛け、俺は手元のスマートフォンを見つめていた。
かつては世界情勢や経済ニュースで埋め尽くされていた俺の検索履歴は、今や見る影もない。
『派遣社員 彼氏 見分け方』
『左手薬指 指輪なし 意味』
一度ハマった疑心暗鬼の沼は、論理的な思考を容易に飲み込んでいく。
指先が自分でも呆れるようなキーワードを入力していた。
『40代上司 勘違い 末路』
画面に並ぶのは「痛い」「勘違い」「セクハラ予備軍」といった、暴力的なまでの現実。
俺は三井さんを「一人の女性」として意識している自分を、必死で仕事のロジックで塗りつぶそうとする。
(俺の目的は、あくまで部下のメンタル管理と職場環境のガバナンス維持だ……)
思考のデッドロックに陥ったまま、俺は電源を落とした。
***
金曜日。
この1週間、俺のパフォーマンスは著しく低下していた。
事実確認を終えなければ、来週以降の業務に致命的な支障をきたす。
一向に進まない企画書から目を逸らし、俺はデスクの端に置かれた資料をこれ以上ないほど精密に、ミリ単位の狂いもなく整え始めた。
指先の感覚に意識を集中させることで、胸の奥で燻る正体不明の焦燥を押し殺そうとしていた。
「宇佐美さん、三井さんのところに共有フォルダの権限設定、聞きに行きます?」
ひょっこりと顔を出した川口の声に、資料を整えていた手が止まる。
まるでこちらの思考をスキャンしたかのようなタイミング。
俺は内面で湧き起こった「渡りに船」という非論理的な喜びを瞬時に「業務上の必然性」へと置換し、冷徹な上司のトーンを維持する。
「……いや、俺が行く。管理職としてガバナンスを把握しておく必要があるからな」
「え、それだけでわざわざ……? あ、宇佐美さん、顔怖いっすよ」
ニヤニヤと薄笑いを浮かべる川口を置き去りにし、俺は立ち上がる。
目的は権限設定の確認。
だが真の目的は、彼女の左手薬指の再確認、およびデスク周りに潜む「交際相手の痕跡」を徹底的に洗い出すことだ。
彼氏の有無。
それを決定づけるエビデンスを今日中に掴まなければならない。
加えて、偶然目にしてしまった彼女のスマートフォンの待ち受け画像の正体だ。
不敵に笑う白塗りの怪人、猛獣のごとき眼光の男、そして文豪然とした着流しの男。
あれが彼女の固有の嗜好なのか、あるいは「誰か」の影響によるものなのか。
情報のプロとして、あの不可解な視覚情報の背景をプロファイリングする必要があるのだ。
「三井さん、共有フォルダの件だが……」
「宇佐美さん、おはようございます」
眩しいほどの笑顔。
「あ、ネクタイ曲がってますよ?」
三井さんの手が、一瞬だけ俺の胸元に伸びた。
(っ……!)
心臓が致命的なエラーコードを吐き出す。
視界がゼロ距離の彼女で埋め尽くされ、脳内の全システムが強制終了した。
「あ、ありがとうございます。……失礼、いたします」
予想外の接近になぜか敬語で返事をするという醜態。
初めて二人で食事へ行った翌週の記憶がフラッシュバックする。
あの時も「おはようございます」と、部下に対してあるまじき低質なレスポンスを吐き出したばかりだ。
(……またしても、やってしまった)
成長していない。
いや、むしろ「いたします」と謙譲の意まで添えてしまった分、退化している。
上司としてあるまじき狼狽ぶりで、薬指の確認さえ忘却し俺は逃げるように自席へ戻った。
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