【完結】魔獣に喰い殺されたくないので、婚約者ではなく幼馴染の立場を希望します!

Ria★2巻発売中『簡単に聖女に魅了〜』

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11歳〜16歳

どう言うことだろう

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 パーティーの後からサイラス様からの手紙がくる頻度が増えた。
 ルーズベルト様が1回送ってくる間に3回は手紙が届く頻度だ・・・。

 (え・・・多すぎない?)

 ルーズベルト様に張り合っているとか?
 いや、手紙を張り合われても・・・。

 サイラス様は、毎回便箋などにも拘っているようで、可愛いのだったり時には綺麗なのだったり、香りもふわりと良い匂いがする。
 
 (え?サイラス様って、12歳だよね?)

 手紙に使われているインクは、私が誕生日でプレゼントしたボトルインクのバイオレット。
 なんと言うか、ここまで来ると、きっと私がプレゼントした万年筆で手紙書いてるんだろうなと想像が出来る。

 (あれ?もしかしてサイラス様にアプローチされてたりする?)

 暫し考え込むが・・・いやいや、無いでしょ。
 だって、彼はヒロインに想いを寄せているし、これからお茶会で運命の再会を果たすんだよ。
 
 万が一・・・億が一に、私に好意を向けていたとしても、今だけなはず。
 お茶会でヒロインに再会しちゃったら、きっと一気に気持ちを持っていかれる筈。

 そうしたら、今もしかしてなんて、こんなこと考えてたことが馬鹿らしくなる。

 はぁー、とりあえず手紙のお返事を書かなくちゃ。

 因みに、1度目の誕生日プレゼントにあげた万年筆を気に入られ、毎年誕生日に万年筆が欲しいと言われ、同じものをプレゼントしていた。
 
 今回の手紙には次の13歳の誕生日プレゼントの希望などが書かれていた。

 前回同様、次も万年筆とボトルインクが欲しいと言われた。
 しかし、今年はいつもとは少し違う。
 
 万年筆は、黒でクリップにつける宝石はブルーサファイアとアメジストが良いんだとか・・・。
 もー、これ見た時は、思わず手紙を持っていた手に力が入って、手紙がクシャってなったよね。

 私の瞳の色とサイラス様の瞳の色の宝石をつけた万年筆なんて欲しがらないで欲しい!
 切実に!

 ボトルインクは、去年と同じで良いとのこと。
 うん、黒もバイオレットもあるからね・・・。

 っていうか、誕生日に強請らずとも、普通に商会呼んで注文すれば良いのに・・・とか思ったけど、きっとそう言うことじゃないんだろうなとも思う。

 うーん・・・サイラス様の誕生日の前に、お茶会があるから、そこでのヒロインとサイラス様の様子を見てから万年筆とかは注文することにしよう。

 だって、お茶会でサイラス様がヒロインに心を持っていかれちゃったら、いくらリクエストされたからと言って、万年筆をプレゼントしたとしても、今更いらないってなりそうで怖い。

 うんうん。
 とりあえず、何をするにしても、サイラス様とヒロインの運命の再会をするお茶会が終わらなければ、動きようがないかな。
 


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