「トリプルSの極上アルファと契約結婚、なぜか猫可愛がりされる話」

星井 悠里

文字の大きさ
112 / 138

111.初めての大人の※

しおりを挟む

 頬を優しく包まれて、引き寄せられる。
 何度も優しいキスが触れる。
 少し、ついばむみたいにされて、くすぐったい。

 優しくキスしながら、汗ばんでくオレの肌を、瑛士さんの指がなぞる。背中、すごくぞくぞくする。あっという間に、息が上がって、下半身、熱くなる。

 キスされながら、溶けちゃうかも……と思った。
 上はいつの間に脱がされて、ベッドに押し倒されると、今度は少し深く唇が重なった。

「……ん、ン……」

 キス、きもちいい。触れる唇が柔らかくて。甘くて。
 こんなだから、人はキスするのか、と思った。

 なんで、口なんかくっつけるのかなぁ。舌なんて触れ合わせるとか、なんでだろ。と。無意識に思ってたと思う。

 こんなに気持ちいいから、するのかぁ……。
 そんなことをぼんやり考えていたけど、すぐにまた何も考えられなくなる。

 息があがる。重ねてるだけなのに、息がちゃんとできない。

「えい、じさ」
「大丈夫。息、して」

 息を一生けんめいする、とか、意味が分からないけど。
 頑張って吸っていると、瑛士さんがクス、と笑いながら、今度は首筋にキスしてきた。

「やっ」
 びく、と大きく震えて、また息も出来なくなる。

「……っふ」

 胸に手が滑って、乳首を掠めた時、びっくりするくらい、体が、大きく震えた。

「……っ……??」

 何今の。
 そんなとこは、触ったこと、無かった。
 瑛士さんの喉が、ごく、と鳴って――見上げようとしたら、ぎゅ、と抱き締められた。

「……ああ、もう――可愛いな」
 首筋に瑛士さんの顔が埋まって、熱い息がかかる。そのまま首筋にキスされると、また体が震える。

 ……っ震えすぎ、オレ。なんだか体が、強張る。
 どうしてたらいいんだろう、もう。

 すごく困って、瑛士さんを見上げて、唇を噛みしめたら。オレを見つめ返した瑛士さんが、ふ、と優しく瞳を緩めた。
 こんな時でも……瑛士さんの笑顔は、ほっとするみたいで、少し体から力が抜けた。

「考えなくていいよ。声出していいし」

 優しい声。甘い甘い、誘惑みたい。

「どんなに凛太が乱れても――可愛いだけだから」
「――」

 瑛士さんと会ってから、いつもいつも、可愛いって言ってくれてた。
 ――なんだかそれが……その言葉を信じさせて、くれるみたいで。

「瑛士さん……」
 名を呼んだ唇を、またキスが塞いでくる。

 うなじに瑛士さんの手が触れて、瑛士さんの方に押し付けられる。
 触れるだけのキス。

 大人のキス、なんて言ったけど……ただ重ねるだけ。
 角度を変えて、重なる。

 しばらくすると、なんだか、ものたりない気持ちになってきた。


 ――舌、入れない、のかな……。
 気持ちよすぎて。おかしくなってきたみたい。

「えい、じ、さ……」
「ん……?」

 縋るように、瑛士さんの腕に触れたら、瑛士さんは優しく聞いてくる。
 ――いつもと違う。すごく色っぽくて、熱っぽくて。
 おひさまみたいな、瑛士さんの香りが鼻をくすぐると、なんだか体がより熱っぽくなって、力が抜ける。



「…………」

 瑛士さんと触れ合った唇。ぺろ、と唇を舐めてみた。
 ……触れてみたい、なんて……だめかな。

 ドキドキしてると、瑛士さんがオレの下唇に指で触れた。少し、下に下げられる。

「触れて良いなら――舌、だして?」
 くす、と優しく笑った瑛士さんに言われるがまま、舌を差し出すと、ぱく、と食いつかれた。

「ん、ん」
 舌、熱い。思っていたよりも、熱くて、柔らかくて……なんか、舌、生きてるみたいに動く。

「んぅ、ぁ、……」
 吸われて、涙が、じわりと滲む。
 唾液が絡まって、流れてくる。こく、と飲んで……溢れると舐められる。


「え……じさ……ん、ン……」


 気持ちいい。もうどうしよう……。


「……凛太、下、触るよ?」

 ぼんやりしてたところに、そう言われた。少しして分かった瞬間、焦って、瑛士さんを見つめる。

 瑛士さんの息、熱い。
 ゾクッとした感覚が体の底から、背筋を通ってく。

 いいのかな、そんなとこ、触らせて。
 ……瑛士さんの、手に。

 でも、熱くて熱くて、ちゃんと考えられないし、まともに言葉が出ない。
 小さく頷くと、瑛士さんは、ふ、と微笑んでまたキスしてくれた。











(2025/7/1)


こないだのお話の感想お返事できてなくてすみません~💦
夜、お返事させていただきますね(´∀`*)ウフフ💕

あっ!
すみません、前回の後書きの言わせたかったセリフ、書き忘れてました。22時34分追加。

「Ωのヒートはさ、凛太」
「αに可愛がられるためになるものだから。醜いとかじゃない」
「あと……凛太のヒートは、オレが可愛がりたい」

この一連のセリフなんですが、
「Ωのヒートはαに可愛がられるためになるも」っていうのをかきたかったんです(*´艸`*)♡

考えてくださった皆さま、ありがとうございました~♡
しおりを挟む
感想 123

あなたにおすすめの小説

学内一のイケメンアルファとグループワークで一緒になったら溺愛されて嫁認定されました

こたま
BL
大学生の大野夏樹(なつき)は無自覚可愛い系オメガである。最近流行りのアクティブラーニング型講義でランダムに組まされたグループワーク。学内一のイケメンで優良物件と有名なアルファの金沢颯介(そうすけ)と一緒のグループになったら…。アルファ×オメガの溺愛BLです。

のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした

こたま
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。

親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた

こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

オメガ大学生、溺愛アルファ社長に囲い込まれました

こたま
BL
あっ!脇道から出てきたハイヤーが僕の自転車の前輪にぶつかり、転倒してしまった。ハイヤーの後部座席に乗っていたのは若いアルファの社長である東条秀之だった。大学生の木村千尋は病院の特別室に入院し怪我の治療を受けた。退院の時期になったらなぜか自宅ではなく社長宅でお世話になることに。溺愛アルファ×可愛いオメガのハッピーエンドBLです。読んで頂きありがとうございます。今後随時追加更新するかもしれません。

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

そばかす糸目はのんびりしたい

楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。 母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。 ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。 ユージンは、のんびりするのが好きだった。 いつでも、のんびりしたいと思っている。 でも何故か忙しい。 ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。 いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。 果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。 懐かれ体質が好きな方向けです。

ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?

灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。 オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。 ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー 獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。 そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。 だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。 話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。 そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。 みたいな、大学篇と、その後の社会人編。 BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!! ※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました! ※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました! 旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」

処理中です...