【恋なんかじゃない】~恋をしらなかった超モテの攻めくんが、受けくんを溺愛して可愛がるお話。

星井 悠里

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◇週末の色々

◇玲央のキスは*優月

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 ……大体さ。
 玲央のキスは、強烈で大変なんだもん、本当に。

 最初のキスから。
 ……オレが、全然キスに慣れてない時から。
 
 気持ち良くて、浮いてるみたいになっちゃって、
 キスって、こんなになるものなんだ、て、本当に、ヤバかった。

 玲央がいつもいつも、すごく、キスしてくれるから。
 この1週間で、少しは慣れてきた。……少しは。

 慣れれば慣れるほど。最初よりは息が出来るようになって。
 息苦しさが最初よりは少しは減ってくれたおかげで、もっと純粋に、気持ち良いなあと思うようになってきてしまった。


 おかげで、最初から、気持ち良かったのに。
 最近ますます、ヤバい感じで。

 ほんとに、今は仕事に戻らないといけないし、蒼くんも居るし、まずいと思うから、舌入れないで、て、本気で言ったのに、
 なんか逆に玲央のスイッチ入れちゃったみたいで。
 深く、キスされて。

 玲央のキスは、ほんとにダメで。
 だめだって思っても、全然抵抗できないし。
 すぐ気持ちよくなっちゃうし。もう、体が玲央を勝手に受け入れちゃってるとしか思えない位で。

 玲央が大好きすぎて、他の事が、頭から消えちゃうというか。


 ――――……でも今日は、これからすぐ蒼くんの所に行かなきゃいけなくて、蒼くんなんて、絶対そういうのすぐ悟るし、さっき、釘刺されたばかりだし。絶対やだ、と思って。



 もうキスしないで。
 
 と、言った。ら。


 ごめん、と言われてしまった。


 言われた瞬間びっくりして。

 ――――……別に玲央が謝らない人だと思っている訳じゃないんだけど、こういうキスしたりっていうのは、きっとオレがちょっと言った位じゃ、したいからする、とか平気で言いそうだなあと思いながら、言ってたので。


 あ、謝られちゃった。
 と、びっくり。


 謝られてしまうと、途端に、そこまで嫌じゃなかったんだけど…と、弱気になって。

 本気で怒った訳じゃないよと言ってしまった。

 …………怒って見せたのは、ちょっと、ほんとに困るんだよと言いたかったんだけど。ごめんと言われたら、逆に焦るとか。


 かなりブレブレな自分に、ちょっと戸惑ってしまった。


 それに、「ごめん」とすごく素直に言ってくれた玲央が、なんか愛しすぎて。

 ――――……でも、よく考えたら外でああいうキスされると困るのは本当なので、全然怒ってないよってすぐ言っちゃうのもなあ。せっかくちょっぴり気にしてくれてるっぽいし、もう少し気にしててもらおうかなとも、思ったのだけれど。

 ……ああでも、そんなのもうどうでも良くなってしまう位、玲央がなんか愛しくなってしまって。


 ――――……それで、オレは。

 キスしないでと、言ったそばから、玲央のほっぺにキスして、しまった。

 大好き。
 と思って。


 そしたら、玲央、何でキスすんの、みたいな顔でオレを見るから。
 オレはもう、玲央が愛しすぎたから、ほっぺにしちゃったけど。と思いながら。

 もう玲央は、しちゃだめだからね、と言った。
 きょとんとしてる玲央を見てると、心の中が、暖かくなってしまう。


 普段、ほんとにカッコいい人だと想ってるんだけど。
 ……たまに、びっくりする位、ものすごく可愛く見えてしまって。


 玲央はオレに可愛いとかよく言うけど、
 可愛い時の玲央の可愛さには、絶対、全然敵わないと思う。





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