【恋なんかじゃない】~恋をしらなかった超モテの攻めくんが、受けくんを溺愛して可愛がるお話。

星井 悠里

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◇同居までのetc

「どうしよう」*優月 ※

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 また繰り返しキスをされて、もう熱っぽくて涙が滲む。

「……優月……」

 キスを少しだけ離した唇の間で、玲央がくす、と笑う。
 涙でぼんやりとした視界で玲央を見上げると、優しい瞳で見つめられる。

「可愛すぎ……」
 ちゅ、と、頬にキスされる。

「可愛いて……言いすぎ……」
「んー? ……可愛いんだもんな……」

 ちゅちゅ、とわざと音を立てるみたいにして、頬から首筋へとキスをずらしていく。

 玲央はオレを可愛いっていう時、ほんとに優しい感じで言ってくれるから。
 ……それはすごく、大好きなんだけど。やっぱり、恥ずかしさは、ある。
 だってオレ、そこまで言うほど可愛くないし。と思うのだけれど。

 玲央の瞳にはオレってどんな風に映ってるんだろう。ほんとに不思議。
 と。ふと、玲央を見上げていて、気付いた。

 オレばっかり、イって、玲央は、全然だし……。
 なんかいっつもそんな気がして、急に焦る。

「ね、玲央」
「……? ん?」

「オレもする」
「ん? 何を?」

「玲央の……」
 いつもいつも、玲央がオレにばっかりしてくれて、オレはとっても気持ちいいのだけれど。
「……オレも、していい?」
 言うと、玲央は少しの間黙って、それからクスッと微笑む。

「してダメとかは、言わないけど……またフェラしたいの?」
「……うん」

 ……んー? と言いながら、玲央がオレをじっと見つめてくる。

「何でしたいの?」
「……何でって……オレも玲央にしたい、から」

 玲央が優しくオレの頬に触れて、ふ、と瞳を優しく緩める。

「前の時もそう言ってたけどさ。……オレはむしろしたい方が強いから」
「……えーと……してほしく、ない……?」

「ってわけじゃ無いよ」
 クスクス笑って、玲央がオレを抱き寄せる。

「無理しなくてもいいよっていう話なんだけど……」
「……でもね、玲央、オレはチャレンジする」
「ちゃれんじ……」
「いっつも玲央がしてくれてばっかりだから、オレも少しはできるように……」
「……んー……ん? そう?」
「絶対そう。嫌?」
「嫌じゃないけど」

 玲央はオレを見て、可愛いなぁと言いながら笑って、オレの頬をすり、と撫でる。

「――――……チャレンジ、かぁ……」
 ぷ、と玲央が笑う。

 ……チャレンジって変だったかな? 玲央がクスクス笑うのを見ていたら、なんだかそう思ってしまったけれど。
 それを訂正する前に、玲央がオレを見つめて、ふ、と色っぽく微笑んだ。

「じゃあ、する……?」

 どき、と心臓が弾む。

「ぅ……うん! する!」

 返事にめちゃくちゃ気合が入ってしまう。
 自分からさせてって言ってることとは言え、やっぱりオレみたいな超初心者が、こんな魅力的過ぎる人に自分から何かをするって、もう、チャレンジ以外の何物でもない気がする……。

 わー、ドキドキする。
 そう思ってると、玲央がオレの顔を見下ろして、ふ、と笑い出す。

「……そんな楽しそうな顔することでもないんだけどな?」

 クックッと笑いながら、玲央は、オレの唇に親指を這わせる。

「なんかこの可愛い口に、とか考えると……背徳感、半端なくて」
「――――……」

 ちゅ、とキスされる。舌で、オレの舌に触れてから、少しだけ離す。

「……興奮するって、ヤバいよな」

 そんなことを言って色っぽく笑う玲央に、じっと見つめられると。
 頭の中が玲央だけになって、心臓が死ぬほどドキドキして、のぼせそうな気分になってくる。


 ヤバいのは、オレなんですけどー……。
 どうしよう。




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