【やさしいケダモノ】-大好きな親友の告白を断れなくてOKしたら、溺愛されてほんとの恋になっていくお話-

星井 悠里

文字の大きさ
160 / 255
第2章

「突然の」※

しおりを挟む


 ここ数日、結構まじめにテスト勉強してて、少し寝不足だったので、啓介と一緒に、早めにベッドに入った。
 かなり蒸し暑いからクーラーをつけて、啓介とくっついて、眠った。

 明日は土曜日。
 早く寝て、早く起きて――――……とそんな話をしながら。
 寝たの、だけど。

     
「……ん、ん………」


 なんか。 
 ……声。――――……あれ……。


「……ん、ぁ……」

 なんか。きもちい……。 


「……起きた?」
「……っ……もー……なに、して……っ!」


 目、開けてみればひどいカッコで。めちゃくちゃはだけた服。
 ――――……目が覚めると同時に、前も後ろも、もう色々準備OKみたいな……。


「……んっ……あっ……」


 何でオレはこんな中、今の今迄眠ってられたんだろう。もう。


「入れていい?」
「…………っっもうその気じゃんか……っもー……!」

「ん。堪忍な?」
「……っ……」

 唇、噛みしめて、ぎゅ、と目をつむっていると。
 啓介がゆっくり、中に入ってきて。ゆっくりゆっくり、奥を突き上げられる。


「……っん、う……」

 ぎゅう、と抱き付いて、意味の分からない突然の快楽に耐えていると。


「――――……雅己」

 動きを止めた啓介に、耳元で名を呼ばれる。

「……っん?」

 オレを突然組み敷いてる奴を眉を寄せて、顔を見ると。
 啓介の手がオレの両頬を包んだ。

「――――……顔見てたら、たまんなくなって。すまんな」
「――――……」

 苦笑いして、オレを見下ろす。

 ……つか。
 ――――……あー、もう。

 …………謝られると、文句が言えなくなる。くそ……。


「……明日、休み、だし……」


 そう言うと、啓介が笑んで、唇が触れてくる。
 ぎゅ、と再び抱き付くと、すぐに、深く口づけられて、突き上げられた。

「……ん、ぅ……っ……」

 手首、押し付けられて、割られた両脚の奥。
 気持ち良い所を、何度も何度も刺激されて――――……。

 段々、頭の中、真っ白になっていく。

 熱くて、何も考えられない。


「……ん、ぁっ…… ぁ……けい、すけ……」


 手首を動かして、抱き付く。
 堪えようとするけれど、その内、抱き付く力も失って、シーツを辿って、握り締める。

「や……っひぁ……!!」

 激しくされても、痛みとかは無くて、快感だけが襲ってくる。突き上げられて、その瞬間、達して、滅多に出ないような声をあげてしまった。自分でも驚いて、咄嗟に両手で口をぱっと抑えた。

「ん、んんう……っンン……」
「手、離して」

「……あ――――…… や、だ……」

 両手を口から外されて、ベッドに押し付けられる。

「やだ…… っ……声……」
「出してええよ――――……」


「……っ……あっ……ああ……っ……っ…… や、あ……ンッ」

 気持ち良い所ばかり、焦らさずに、狙って突かれて。
 噛みしめても、すぐに解かれて声が上がる。

 押さえられていた手を離されても、動けず。
 また下に回った手に、首を振って、髪の毛を乱す。

「も、や…… っ ……また……イっちゃ……っ ……」
「――――…… ええよ、何回イっても……」

「……や、ぁ……っ…… ん……ッ……」


 唇をぎゅうっと噛みしめると、啓介が、クスクス笑いながら、キスしてくる。


「あー……ほんま……かわええな……」

 キスで唇解かれて、そのまま、首筋に唇が下りて行く。くすぐったくて、ゾクゾクして顔を背けたら、少しきつく、噛みつかれた。


「――――……っ」

 声も出せないまま、ゾクゾクに支配される。



「っ……あっ……ん、ン……」

 涙が目の横を伝い落ちていく。


 もう何回、イったんだろ。
 よく分かんない。

 続けて、何度も、突き上げられて、仰け反る。
 無意識に噛みしめていた唇に、啓介が指で、触れてきた。

「舌、出して?」
「――――……」

 やらしい顔してる。息荒いし。男っぽいし、こういう時は、ほんと、フェロモンみたいなの、すごいよな……。


 ――――…… なんかオレ、その顔見るだけでもゾクゾクしちゃうんだけど。


 なんだろうこれ。
 ……病気かもしれない。


「……っん、ふ……」

 べ、と舌を出すと。
 ぺろ、と舐められて絡められて。

 ――――…… 熱い舌に、翻弄される 

 何でこんな。
 ……めちゃくちゃ大好きって言ってるみたいなキスばっかり。

 してくんのかなぁ……。




 安眠妨げられても、許しちゃうじゃん ――――……。

 もー……。






しおりを挟む
感想 74

あなたにおすすめの小説

こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡

なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。 あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。 ♡♡♡ 恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった

ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン モデル事務所で メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才 中学時代の初恋相手 高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が 突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。 昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき… 夏にピッタリな青春ラブストーリー💕

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

甘々彼氏

すずかけあおい
BL
15歳の年の差のせいか、敦朗さんは俺をやたら甘やかす。 攻めに甘やかされる受けの話です。 〔攻め〕敦朗(あつろう)34歳・社会人 〔受け〕多希(たき)19歳・大学一年

従僕に溺愛されて逃げられない

大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL! 俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。 その傍らには、当然のようにリンがいる。 荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。 高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。 けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。 当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。 居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。 さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。 主従なのか、恋人なのか。 境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。 従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。

親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた

こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。

のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした

こたま
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。

処理中です...