ゲーマー女子ですが魔王(♂)に転生してしまいました。殺されたくないので運命回避させていただきますっ!

近藤蜜柑

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友達の章

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「お前!何モノだよ!勝負しろ!」
「・・・既にボロボロだけど、大丈夫?」
私の電撃と、フォルスの突進。既にHPは半分くらいに見える。

「へ、平気だ!!ラル!」
「ほいやッス!」
ラルが木刀を投げてきた。


「先手必勝!!」
木刀をを掴んだ瞬間ペイストが突っ込んできた。ひょいと避けながら木刀を拾う。
ペイストは大きく空ぶったけど、転びそうなところをなんとか堪えた。流石だ~体幹がしっかりしてる。

「くそっ!うおー!」
また突っ込んできた。
「剣は力任せに振ればいいもんじゃないんだよっと!」
ペイストの勢いを利用していなしつつ回転させて、遠心力に変えて放る。

「どわあっ!!」
ペイストは派手に転ぶ。ちょっと、いやかなり痛そうだ。
魔王の力だとはいえ、父さんから剣術の稽古を受けていて良かったと思う。でも、やりすぎたかな?

「くそっ!」
「まだやるの?」
ペイストは息が切れている。挑む前から既にボロボロで、軽く流されて、ペイストのHPは既に低い。勝ち目は無いと言っていい。
それでも立ちあがろうとしてるペイストの顔の近くで木刀をピタリと止める。
一回やってみたかったんだよね~!!コレ!

「か、かっけ~!!」
「痺れるッスね~!!」
ん?何か反応が・・・
「オレ!お前の子分になる!一生着いて行く!」
ペイストが瞳をキラキラさせている。どうやらヒーローに憧れる少年の心って奴?とかに触れたらしい。男の子ってよくわからないや。

「ま、とりあえず立ちなよ!大丈夫?」
手を差し伸べる。
「おう!平気だ親分!!」
そう言って元気に手を取り、ペイストは立った。力が強くてこっちも上に引っ張られるような頼もしい手だ。

「あ、あのさ・・・」
「何だ?親分!」
「その親分ってのやめて」
「じゃあ、師匠?先生?・・・あっボス!!」
「・・・と、友達でお願いします!」
親分や師匠、ましてボスなんて呼ばせてるなんて、魔王への道へまっしぐら~だ!
にしても、何だか告白を断っているみたいなセリフだなぁ・・・。

「名前は?」
「え?」
「知らないんだから呼べないだろ?お前の名前教えてくれよ!オレはペイスト!ソッチはラル!」
「うん、そう、だね!僕はマオ。よろしくペイスト、ラル!」
ゲームで知ってるから、聞く必要がなくて自己紹介してなかったや。

「あぁ!よろしくマオ様!」
「よろしくッス!」
「うん!」
早速友達が出来た。ボスじゃない。子分でも弟子でも部下でもない。
友達だ。

「ねぇ、ペイスト」
「何だ?マオ様!」
「その、様ってのもやめて?」




2人とはここで別れて寮に向かう。
ペイストは木刀を握って素振りしてた。暇だからな~とか言ってた。
ラルは、忘れものしたとかでどっかいっちゃった。一緒に行くって言ったけど、断られてしまった。

でも、荷物は送ってあるから、入学式の後に直ぐ行く、だなんてこの学校は変わっていると思う。
家から制服を着て学校に向かうのもこの学校の伝統で、憧れの眼差しで見られる。その期待に応える為に恥じない学校生活を送りなさいって意味らしいけど。


でも、これからは寮生活!ルームメイトって人と2人部屋!仲良くなれるかなぁ?先生からは先輩だって聞いてる。普通同級生でしょ!?
でも、奇数が出た時はこういう事もあるってさ。あー緊張する!

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