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果物の章
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翌朝。
「おはようリシン!」
「マオ?ふわぁ~あ、おはよう・・・。転生とか色々昨日聞いたけど、どうするんだ?」
リシンはまだ起きたばかりで少し眠そうだ。朝は弱い方らしく、私の肩や頭の上で寝ている事も少なくない。
「どうもしないよ!このまま私はマオの人生を歩むだけ」
「そっか!良かったぁ~!パパさんやママさんには言うのか?」
「言うわけないでしょ!マオの両親は父さんと母さんしかいないんだから」
なんとなくわかってそうだけどね・・・
「その方が良いとオイラも思うぞ!で?歩かないのか?」
「あははっ!今はね!・・・ね、リシン」
「ん?」
「この世界に、私を呼んだのは君?」
「・・・多分そうだと思う。オイラ、友達が欲しいってずっと願ってたから」
「そう・・・」
「・・・嫌、だったか?」
「嫌じゃないよ!楽しい事の方が断然多いし、でも、どうして私なの?」
「それは、オイラにもわからない」
「そっか・・・。ね、リシン私の前世の故郷はね、果物がとても有名なの。フルーツロードとかあって、ぶどうや桃が沢山採れるんだ!」
「へー!」
「あとだるま。親子のだるまと、繭の織物も有名なの」
「マオ?」
「・・・この国でも有名だよね?親子のだるまと繭の織物」
「そうだな」
「私には偶然に思えないの!誰かに聞かれたら故郷自慢は果物だと真っ先に答えてた!他人事には思えないよ!」
ずっと気になっていた。その他にもある。
学校は最大都市にあったし、ペイストも、フィック先輩も、シェールの話も、故郷に思い当たる節がある!この世界と私の世界は似ている。いや、似すぎている!
リシンのいる森は大きな山が近くにある。この世界で一番大きな山だ。森は迷いやすくて、コンパスが効かない樹海!
ゲームでまさか更地にするなんて思っても見なかったから、見つけた時は驚きと安堵の渦に呑み込まれそうだったのを覚えている。
「たしかに、偶然にしては出来過ぎてる。でも、真央は事故で死んだ。オイラ、マオとは話せても真央とは話せない。オイラ、真央を呼んだわけじゃない。でも、真央がここにマオとして産まれてくるのは運命だったのかもな」
「運命・・・。じゃあ、元々の魔王は?どうしたの?」
「さぁ・・・。でも、別の魂として生きてると思うぞ」
「大丈夫なのかな・・・」
「違う人間の赤ん坊から始まってるだろう。大丈夫だ」
「そっか・・・。でも私、魔王の居場所を取っちゃったのかな?」
「それは違う。少なくとも根は悪い奴じゃない。このままでも、いつか魂が入れ替わるとしても、今は真央のやりたい事をしよう」
「うん・・・」
「真央、マオは今この国の王子だ。学校で勉強して、この国と環境が同じだと結び付けられたんだったら、マオにはそれが作れるんだ!作りたいんだろ?果物!」
「・・・・・・。わかった!協力してねリシン」
「あったりまえだ!マオにはオイラが付いてるからな!学校のみんなもすぐ助けてくれる!フィックなんか既に引っ越してきてるしな!」
「ふふっそうだったね。よし、目標はフルーツタルトが作れるようになる事」
「フルーツタルト?」
「うん、私の好物なんだ」
「マオが好きなのは焼きリンゴじゃないのか?」
「それはこの世界のマオの事。焼きリンゴは食べた事なかったし。元々の好物はフルーツタルトなんだ!」
「オイラも食ってみたい!頑張ろうなマオ!」
「うん!」
「おはようリシン!」
「マオ?ふわぁ~あ、おはよう・・・。転生とか色々昨日聞いたけど、どうするんだ?」
リシンはまだ起きたばかりで少し眠そうだ。朝は弱い方らしく、私の肩や頭の上で寝ている事も少なくない。
「どうもしないよ!このまま私はマオの人生を歩むだけ」
「そっか!良かったぁ~!パパさんやママさんには言うのか?」
「言うわけないでしょ!マオの両親は父さんと母さんしかいないんだから」
なんとなくわかってそうだけどね・・・
「その方が良いとオイラも思うぞ!で?歩かないのか?」
「あははっ!今はね!・・・ね、リシン」
「ん?」
「この世界に、私を呼んだのは君?」
「・・・多分そうだと思う。オイラ、友達が欲しいってずっと願ってたから」
「そう・・・」
「・・・嫌、だったか?」
「嫌じゃないよ!楽しい事の方が断然多いし、でも、どうして私なの?」
「それは、オイラにもわからない」
「そっか・・・。ね、リシン私の前世の故郷はね、果物がとても有名なの。フルーツロードとかあって、ぶどうや桃が沢山採れるんだ!」
「へー!」
「あとだるま。親子のだるまと、繭の織物も有名なの」
「マオ?」
「・・・この国でも有名だよね?親子のだるまと繭の織物」
「そうだな」
「私には偶然に思えないの!誰かに聞かれたら故郷自慢は果物だと真っ先に答えてた!他人事には思えないよ!」
ずっと気になっていた。その他にもある。
学校は最大都市にあったし、ペイストも、フィック先輩も、シェールの話も、故郷に思い当たる節がある!この世界と私の世界は似ている。いや、似すぎている!
リシンのいる森は大きな山が近くにある。この世界で一番大きな山だ。森は迷いやすくて、コンパスが効かない樹海!
ゲームでまさか更地にするなんて思っても見なかったから、見つけた時は驚きと安堵の渦に呑み込まれそうだったのを覚えている。
「たしかに、偶然にしては出来過ぎてる。でも、真央は事故で死んだ。オイラ、マオとは話せても真央とは話せない。オイラ、真央を呼んだわけじゃない。でも、真央がここにマオとして産まれてくるのは運命だったのかもな」
「運命・・・。じゃあ、元々の魔王は?どうしたの?」
「さぁ・・・。でも、別の魂として生きてると思うぞ」
「大丈夫なのかな・・・」
「違う人間の赤ん坊から始まってるだろう。大丈夫だ」
「そっか・・・。でも私、魔王の居場所を取っちゃったのかな?」
「それは違う。少なくとも根は悪い奴じゃない。このままでも、いつか魂が入れ替わるとしても、今は真央のやりたい事をしよう」
「うん・・・」
「真央、マオは今この国の王子だ。学校で勉強して、この国と環境が同じだと結び付けられたんだったら、マオにはそれが作れるんだ!作りたいんだろ?果物!」
「・・・・・・。わかった!協力してねリシン」
「あったりまえだ!マオにはオイラが付いてるからな!学校のみんなもすぐ助けてくれる!フィックなんか既に引っ越してきてるしな!」
「ふふっそうだったね。よし、目標はフルーツタルトが作れるようになる事」
「フルーツタルト?」
「うん、私の好物なんだ」
「マオが好きなのは焼きリンゴじゃないのか?」
「それはこの世界のマオの事。焼きリンゴは食べた事なかったし。元々の好物はフルーツタルトなんだ!」
「オイラも食ってみたい!頑張ろうなマオ!」
「うん!」
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