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第1章 高校編
蒙る(こうむる)1
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ライブの翌日。昨日のクリスマスライブの騒ぎが嘘だったかのように、世間はお正月モードに入ろうとしていた。今日が25日でクリスマス当日だと言うのに。しかし遙加と薫はイブではなくクリスマス当日に会う約束をしていた。24日はライブで遅くなることが分かっていたので、ゆっくりと落ち着いてクリスマスディナーを楽しむ予定だった。だったのだが、昨日連絡を入れた時、なぜか薫はこう言った。
「せっかくだからその2人も話が終わったらディナーに招待しよう。いつも遙加がお世話になっているんだし」
「か、薫さん? 明日は2人でディナーの予定じゃなかった?」
「食事は人数が多い方が楽しいだろう」
ディナーの話の辺りから如月がスピーカーに切り替えてしまったので通話内容は4人にしっかりと聞かれていた。こともあろうか薫はこんなことまで言い出した。
「せっかくだからバンドのみんなをクリスマスディナーに招待したいのだけど、どうだろう」
と宣った。初めはみんな遠慮していたのだが、フランス料理のクリスマス特別メニューを準備しているんだけど……、の一言で嫌がる達也をみんなで説得してしまったのだ。ちなみに秋月は来ないと言っていた癖に『ありがとうございます、ぜひお伺いします!』などと言っていた。変わり身が早過ぎる。如月に至っては目をキラキラさせてメニュー内容を予想していた。そしてトドメは大平の一言だった。
「せっかくのお誘いを断るなんて九条さんに失礼だろ。曲のお礼は1人ずつ伝えた方がいいからね」
『なんでよー』と遙加は心の中で大声で叫び、眉間に皺を寄せていた。しかし誰も遙加の様子など気にする者はいない。
通話中なのにみんなが明日のディナーの話で盛り上がっていたところに、九条薫から一つだけあるお願いをされた。
翌日、結局全員でディメンションに行くことになった。烏星達也だけは少し緊張気味に見えるが他のメンバーはやたらと嬉しそうである。遙加を除いて。
九条薫のお願いにどういう意図があるのか、5人はいまいち掴めなかった。遙加に至っては未だメンバー全員でのディナーに納得していない。そんな遙加のことなどお構いなしに出されたお願いはこんな内容だった。
「お店には1人ずつ入って欲しいんだ。そして次の人が入るのは1分後にしてね。悪いんだけど入る順番も決めさせてもらうから」
どんな意味があるのか無いのか、それは九条にしか分からない。
ブルーローズは海岡高校の下車駅の反対側の出口にある。海岡駅の西口を出て5人で話をしながら歩いていくとすぐにレストラン・ブルーローズについた。まるで時代を逆行したかのような古城を思わせる造りの堅牢な建物。しかし、向かう先はその隣の存在感が薄過ぎるくらい地味な店、ディメンションである。知らなければ通り過ぎてしまうくらいに目立たないのだった。
5人は店の前に立つとまず遙加が扉を押して入って行った。
チリンチリンチリンチリンチリーンとベルが鳴る。それから1分待ち如月が入る。
チリンチリンチリンチリーン。またそこから1分後に大平が入る。
チリンチリンチリンチリーン。同様に烏星が入る。
チリンチリンチリンチリーン。そして最後に秋月が入った。
チリンチリンチリンチリーン。やっと全員お店の中に入ることができた。
秋月が店に入ると皆椅子に腰掛けて待っていた。テーブルにはなぜか人数分の紅茶が既に用意されていた。それを見て、最後まで寒い中外で待っていた秋月は九条の気遣いに心の中でお礼を言った。そして全員が椅子に座ると九条が挨拶した。
「いらっしゃいませ、ようこそディメンションへ。寒いのに私のお願いを聞いてくれてありがとう。それと君たちはみんな合格だよ」
「合格? 薫、何が合格なの?」
「まあ、それはそのうち分かるよ。ところで今日はなんの相談かな?」
みんなは取り敢えず遙加本人に話をさせることにした。
「実は昨日のライブでのことなんだけど……、一番初めに変だと思ったのはステージでマイクの前に立った時だったんだ。観客席から鋭い視線を感じたんだけど一瞬だから気のせいかと思っているうちに曲が始まって歌っていたんだけど、だんだんその回数が増えていって最後の曲が終わる頃には纏わり付くような寒気がするようになったんだ。今は大丈夫だけど時々寒気がするのは冬で寒いからかな、なんて…………」
「九条さんすみません、少し遙加と話をしてもいいでしょうか」
「どうぞ。それから今回は通訳の必要ないから大丈夫だよ」
「ありがとうございます」
九条から了承を得た如月は遙加の方へと体を向けニッコリと微笑みながら言った。
「遙加、あなた昨日は『演奏が始まった時はいつも通りだった』って言ってなかった?」
「えーと、そうだっけ?」
「そうだっけ? じゃないでしょう、全くあなたって人は……。もう少し事態を真剣に捉えなさいよ。もしもあなたに何かあったらどうするのよ、ブルーローズの歌姫さん」
「如月さん、遙加は歌姫と呼ばれているのかい?」
「そうなんです、九条さん。私は昨日観客席にいたのですが、ブルーローズの演奏が終わるとみんな口々に『ブルーローズの歌姫、鳥肌ものだったな』とか言っていたんですよ。すごくないですか」
「へぇー、そうなんだ。ふぅーん」
そこですかさず大平が話に割り込んできた。
「あの、九条さん。とても素晴らしい曲を作って下さりありがとうございました。とても勉強になりました。また次もぜひお願いします」
それに秋月も続いた。
「僕からも、お礼を言わせてください。作ってもらった曲、自分のものにするまで大変でしたけど、最高にクールな曲でした。ありがとうございました」
それを聞いていた烏星はただただ頷くだけだった。
するとなぜか遙加までもがそれに続いた。
「薫、ありがとう。本当に歌いやすい曲だったよ」
「みんなにそう言ってもらえて、作った甲斐があったよ。アマチュアへの楽曲提供はしたことなかったけど、君たちだったらまた作ってもいいよ」
すると如月がこのバンドの今後の予定を話し出した。
「九条さん、このバンドは将来的には必ずプロになります。まず今のままでは色々足りないので全員音大で学んで卒業の目処が立つ頃にはプロデビューをするつもりです。だから将来的にはこの前の曲はブルーローズのアマチュア時代に提供した曲ってことになりますよね」
「如月さんはこのバンドのプロデューサー兼マネージャーだったよね」
「はい、そうですが?」
「じゃあ、僕が君たちのデビュー曲を作ってもいいかな」
一同目を点にして固まった。すると声を揃えてこう言った。
「「「「いいんですか!」」」」
「薫、いいの? 忙しいでしょ?」
一同は喜んだが、遙加はなぜか九条のことを心配していた。
「大丈夫だよ、それにデビューまではまだ時間はあるようだしね」
「ありがとう」
「「「「ありがとうございます」」」」
「この話は取り敢えずまた後で食事の時にでもするとしよう。ところで遙加、さっきの寒気の話今は大丈夫なのか」
「今は大丈夫、かな」
「そうか、ここに居ればそうだろうな……」
そこで神妙な顔をした如月が話に入ってきた。
「九条さん、もしかして遙加は誰かに生き霊飛ばされてるって可能性はないですか?」
「無いとは言えないな。もしかしたら今はこの場所と霊を寄せ付けない人間がいるから大丈夫なだけかもしれないけど……。遙加、指輪を見せてくれないか」
遙加に渡された指輪を見た九条は眉間に皺を寄せた。すると遙加の耳元に口を寄せ遙加だけに聞こえるようにそっと囁いた。
「ディナーが済んだらみんなには帰ってもらって、その後遙加と2人だけで話したいことがあるから残ってね」
2人がコッソリと会話していることも目に入らないのか、大平は神妙な顔で何かを考えていた。するとなぜか以前楽器屋さんのスタジオ練習後にあった残留思念のことを思い出した。そこから何かに気が付いた大平は顔を上げてその場にいる全員に向かって告げた。
「俺、その元凶に心当たりがあるかもしれない……」
「せっかくだからその2人も話が終わったらディナーに招待しよう。いつも遙加がお世話になっているんだし」
「か、薫さん? 明日は2人でディナーの予定じゃなかった?」
「食事は人数が多い方が楽しいだろう」
ディナーの話の辺りから如月がスピーカーに切り替えてしまったので通話内容は4人にしっかりと聞かれていた。こともあろうか薫はこんなことまで言い出した。
「せっかくだからバンドのみんなをクリスマスディナーに招待したいのだけど、どうだろう」
と宣った。初めはみんな遠慮していたのだが、フランス料理のクリスマス特別メニューを準備しているんだけど……、の一言で嫌がる達也をみんなで説得してしまったのだ。ちなみに秋月は来ないと言っていた癖に『ありがとうございます、ぜひお伺いします!』などと言っていた。変わり身が早過ぎる。如月に至っては目をキラキラさせてメニュー内容を予想していた。そしてトドメは大平の一言だった。
「せっかくのお誘いを断るなんて九条さんに失礼だろ。曲のお礼は1人ずつ伝えた方がいいからね」
『なんでよー』と遙加は心の中で大声で叫び、眉間に皺を寄せていた。しかし誰も遙加の様子など気にする者はいない。
通話中なのにみんなが明日のディナーの話で盛り上がっていたところに、九条薫から一つだけあるお願いをされた。
翌日、結局全員でディメンションに行くことになった。烏星達也だけは少し緊張気味に見えるが他のメンバーはやたらと嬉しそうである。遙加を除いて。
九条薫のお願いにどういう意図があるのか、5人はいまいち掴めなかった。遙加に至っては未だメンバー全員でのディナーに納得していない。そんな遙加のことなどお構いなしに出されたお願いはこんな内容だった。
「お店には1人ずつ入って欲しいんだ。そして次の人が入るのは1分後にしてね。悪いんだけど入る順番も決めさせてもらうから」
どんな意味があるのか無いのか、それは九条にしか分からない。
ブルーローズは海岡高校の下車駅の反対側の出口にある。海岡駅の西口を出て5人で話をしながら歩いていくとすぐにレストラン・ブルーローズについた。まるで時代を逆行したかのような古城を思わせる造りの堅牢な建物。しかし、向かう先はその隣の存在感が薄過ぎるくらい地味な店、ディメンションである。知らなければ通り過ぎてしまうくらいに目立たないのだった。
5人は店の前に立つとまず遙加が扉を押して入って行った。
チリンチリンチリンチリンチリーンとベルが鳴る。それから1分待ち如月が入る。
チリンチリンチリンチリーン。またそこから1分後に大平が入る。
チリンチリンチリンチリーン。同様に烏星が入る。
チリンチリンチリンチリーン。そして最後に秋月が入った。
チリンチリンチリンチリーン。やっと全員お店の中に入ることができた。
秋月が店に入ると皆椅子に腰掛けて待っていた。テーブルにはなぜか人数分の紅茶が既に用意されていた。それを見て、最後まで寒い中外で待っていた秋月は九条の気遣いに心の中でお礼を言った。そして全員が椅子に座ると九条が挨拶した。
「いらっしゃいませ、ようこそディメンションへ。寒いのに私のお願いを聞いてくれてありがとう。それと君たちはみんな合格だよ」
「合格? 薫、何が合格なの?」
「まあ、それはそのうち分かるよ。ところで今日はなんの相談かな?」
みんなは取り敢えず遙加本人に話をさせることにした。
「実は昨日のライブでのことなんだけど……、一番初めに変だと思ったのはステージでマイクの前に立った時だったんだ。観客席から鋭い視線を感じたんだけど一瞬だから気のせいかと思っているうちに曲が始まって歌っていたんだけど、だんだんその回数が増えていって最後の曲が終わる頃には纏わり付くような寒気がするようになったんだ。今は大丈夫だけど時々寒気がするのは冬で寒いからかな、なんて…………」
「九条さんすみません、少し遙加と話をしてもいいでしょうか」
「どうぞ。それから今回は通訳の必要ないから大丈夫だよ」
「ありがとうございます」
九条から了承を得た如月は遙加の方へと体を向けニッコリと微笑みながら言った。
「遙加、あなた昨日は『演奏が始まった時はいつも通りだった』って言ってなかった?」
「えーと、そうだっけ?」
「そうだっけ? じゃないでしょう、全くあなたって人は……。もう少し事態を真剣に捉えなさいよ。もしもあなたに何かあったらどうするのよ、ブルーローズの歌姫さん」
「如月さん、遙加は歌姫と呼ばれているのかい?」
「そうなんです、九条さん。私は昨日観客席にいたのですが、ブルーローズの演奏が終わるとみんな口々に『ブルーローズの歌姫、鳥肌ものだったな』とか言っていたんですよ。すごくないですか」
「へぇー、そうなんだ。ふぅーん」
そこですかさず大平が話に割り込んできた。
「あの、九条さん。とても素晴らしい曲を作って下さりありがとうございました。とても勉強になりました。また次もぜひお願いします」
それに秋月も続いた。
「僕からも、お礼を言わせてください。作ってもらった曲、自分のものにするまで大変でしたけど、最高にクールな曲でした。ありがとうございました」
それを聞いていた烏星はただただ頷くだけだった。
するとなぜか遙加までもがそれに続いた。
「薫、ありがとう。本当に歌いやすい曲だったよ」
「みんなにそう言ってもらえて、作った甲斐があったよ。アマチュアへの楽曲提供はしたことなかったけど、君たちだったらまた作ってもいいよ」
すると如月がこのバンドの今後の予定を話し出した。
「九条さん、このバンドは将来的には必ずプロになります。まず今のままでは色々足りないので全員音大で学んで卒業の目処が立つ頃にはプロデビューをするつもりです。だから将来的にはこの前の曲はブルーローズのアマチュア時代に提供した曲ってことになりますよね」
「如月さんはこのバンドのプロデューサー兼マネージャーだったよね」
「はい、そうですが?」
「じゃあ、僕が君たちのデビュー曲を作ってもいいかな」
一同目を点にして固まった。すると声を揃えてこう言った。
「「「「いいんですか!」」」」
「薫、いいの? 忙しいでしょ?」
一同は喜んだが、遙加はなぜか九条のことを心配していた。
「大丈夫だよ、それにデビューまではまだ時間はあるようだしね」
「ありがとう」
「「「「ありがとうございます」」」」
「この話は取り敢えずまた後で食事の時にでもするとしよう。ところで遙加、さっきの寒気の話今は大丈夫なのか」
「今は大丈夫、かな」
「そうか、ここに居ればそうだろうな……」
そこで神妙な顔をした如月が話に入ってきた。
「九条さん、もしかして遙加は誰かに生き霊飛ばされてるって可能性はないですか?」
「無いとは言えないな。もしかしたら今はこの場所と霊を寄せ付けない人間がいるから大丈夫なだけかもしれないけど……。遙加、指輪を見せてくれないか」
遙加に渡された指輪を見た九条は眉間に皺を寄せた。すると遙加の耳元に口を寄せ遙加だけに聞こえるようにそっと囁いた。
「ディナーが済んだらみんなには帰ってもらって、その後遙加と2人だけで話したいことがあるから残ってね」
2人がコッソリと会話していることも目に入らないのか、大平は神妙な顔で何かを考えていた。するとなぜか以前楽器屋さんのスタジオ練習後にあった残留思念のことを思い出した。そこから何かに気が付いた大平は顔を上げてその場にいる全員に向かって告げた。
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