男装の皇族姫

shishamo346

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外伝 アーサーの円卓

女帝からの呼び出し

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 犯罪奴隷のリサ親子は、最後まで、やらかしてくれたなー。皇族アーサーに向かって、物を投げつけたという。さすがに、皇族相手の暴挙は帝国も見逃すわけにはいかないので、リサ親子の身柄は、辺境から帝国へと移動することとなった。
 久しぶりに見たリサ親子は、もう、記憶にある面影すらない。年老いた三人は、親子だという部分すら、見られない。子を為せないようにする手術の影響で、その見た目は老いて、体も太って、と醜くなっていた。
「あ、アーサー、すまない!!」
「お義姉様、許してくださいぃ!!」
 犯罪奴隷リブロとエリザは、皇族アーサーに向かって気持ち悪い笑顔で謝っていた。あれだけ似てるんだ。リブロとエリザは、もう、この世にはいない子爵子息アーサーと思い込んでいるのだろう。
「僕は、そんなに母上に似てるのかなー?」
 気持ち悪いリブロとエリザを平然と見返す皇族アーサー。それを見て、俺は、過去、感じたものを思い出す。
 見た目だけではない。気狂いを起こしたアーシャと同じようなものを皇族アーサーから感じた。
 笑顔だけど、目が笑っていない皇族アーサー。いや、見る人によっては、目が笑っているように見えるんだ。
 気狂いを起こした母親から生まれる子にも、その性質が移ることがあるという。アーシャは、魔法によって、精神を戻されたのだが、気狂いはそのまま残ったのだ。その気狂いが出る時は、決まって、妖精憑きキロン関係である。
 最後は、アーシャと妖精憑きキロン、二人だけで過ごしたのだろう。そんな環境で誕生したのが皇族アーサーだ。まともでないとしても、納得できる。
 皇族アーサーは、俺を見て、にっこりと笑う。
「ヘリオスから聞きました。あなたも、母上の親戚なんですね」
 ヘリオス、口が軽いな!! あえて俺が言わなかったってのに、なんで、お前が言っちゃうかな!!!
 俺は、口の軽いヘリオスを呆れたように見た。ヘリオス、また、俺から顔を背けた。しゃきっとしろよ、お前!! そんなんだから、アーシャに捨てられるんだよ!!!
「俺とアーシャ……様とは、一年もない付き合いです。アーシャ様のことは、ヘリオスのほうが詳しいです」
 本当にそうなんだ。俺、アーシャと過ごしたのって、一年もない。しかも、近く接したのって、半月くらいだ。残るは、認識されなかったんだよね、俺。
「父上のことはご存知ですか?」
「………それなりに、親しくしてもらいました。一年もないですけど」
 おもに、愚痴の吐き出す先として使われたけど。俺は、妖精憑きキロンには、いいように使われていたなー。
 笑顔で、ともかく、一年もない、という部分を強調してやった。お願い、俺には何も聞かないでー。
「子爵にお礼をしないといけませんね。屋敷に入ってもいいですか?」
「いいと思います。どうぞどうぞ」
 そうなるとわかっていたから、俺は指示をしておいた。もう、子爵様も立ち直っているだろう。一生に一回あるかないかなんだから、頑張ってもらおう。
 そして、皇族アーサーは、俺を何度も意味ありげに振り返りながら、屋敷に入っていった。
「お前も行けよ」
 なのに、残っている、騎士ヘリオス。どう見ても、お前、皇族アーサーの直属の護衛騎士だろう。離れるな。
「兄上とティーレット様が一緒だから、問題ない。俺たち騎士の役目は、皇族に不埒な人を近づけないことだ。守るためにいるわけではない」
「知ってるよ!! お前、俺のことを話しやがって。あえて俺は無視してやってるんだから、お前も誤魔化せよ!!!」
「出来るわけないだろう!!! アーサー様は、弱虫アーサーと呼ばれているが、その本性は母親から受け継いでるんだからな。誤魔化すのは、無理だ」
「お前は本当に、口だけだなー。昔と全然、変わってないから、びっくりだよ」
「お前がここにいるなんて、俺もびっくりだよ!!」
「あのクソジジイから聞いてないのか? 俺は祖父と一緒に、ここの後始末してたんだぞ。なのに、途中から抜けやがって、クソジジイ。実質、俺一人で後始末してたんだよ!!!!」
 ちくしょー!! あのクソジジイめ、誰にも話してないな!!! ヘリオス、心底、驚いた顔してるよ。
「お祖父様は何も。だいたい、辺境から戻ってすぐ、亡くなったのに、お前が葬儀にいないから、薄情だな、と思ってた」
「知らないよ!! 初めて聞いたよ!!!」
 辺境あるあるだ。情報が俺のトコまで回ってこなかったんだな。
 つまり、俺が辺境にいる、ということを話さずに、祖父ウラーノは死んだわけである。情報が来ないから、俺は薄情な孫、なんて親戚から言われているわけだ。
 俺とヘリオスが喧嘩しているから、騎士団の皆さんも興味津々である。俺、騎士なんだけどなー。きっと、誰も俺のこと覚えてもいないな。
 いや、世代交代しているだろう。俺の同期は、平騎士ではなくなっているのだろう。
 ちょっと時間もあることだし、俺は色々と聞いてみた。
「ヘリオスは、武道大会で優勝して、騎士になったのか?」
「そんな無謀なことはしない。きちんと、見習いから騎士になった」
「それはまた、時間がかかったな。じゃあ、俺が騎士だってこと、知らないよな」
「嘘をつくな!! お前が騎士なら、どうしてここにいるんだ!!!」
「女帝レオナからの密命だよ。ほら、騎士の称号」
 もう、お飾りになった称号のバッジを見せてやる。それを見たヘリオスは驚いて、声も出ない。
「どうせ、女帝も俺のこと、忘れてるだろうなー。王都から、何の指示も来ないから。なのに、俺の給与は普通に支払われているから、俺は真面目に密命をこなすしかない」
 悲しいかな、俺は騎士として、給与を支払われているのだ。貰っている以上、俺は投げ出せない。
「お前、どうやって騎士になったんだ? だいたい、ここの後始末って、お前が貴族の学校に通っている頃じゃないか」
「お前は本当に、周りを見てないな。女帝に無理矢理、卒業試験受けさせられて、卒業証書を発行されたんだよ。お前よりも先に、学校卒業したんだ」
「成績を落として、生徒会役員をやめたかと思っていた」
「………」
 そういう確認をしてたんだな。こいつ、成績落としたって、貼りだされるから、名前がないことくらい、気づけよ。帝国は実力主義である。生徒全ての順位が発表されるのだ。
「俺は、武道大会を優勝して、騎士になったんだ。いただろう、史上最年少の優勝者」
「いたが、名前が違う」
「偽名だよ!! 本名で出場したら、夜道狙われちゃうだろう」
 実際、そういうことがあるのだ。本名でバカみたいに出場して、それなりの成績を残すと、次年度、狙われるのだ。
「そんな危険なこと、よく出来たな。お前なら、普通に見習いから騎士になれただろう」
「クソジジイが言ったんだ。アーシャと婚約したければ、武道大会に優勝しろって。だから、優勝してやった。お前とアーシャの婚約解消に男爵家が働きかけたのは、それがあるからだ」
「お前、アーサーのことを」
「俺を可哀想、なんて見るな。上からなのが腹立つ。お前なんか、アーシャに捨てられたんだからな」
「お前だって」
「俺は、アーシャのためにやったんだ。お前との婚約解消しても、俺は婚約するつもりはなかった。その話は、女帝も知ってる。アーシャを自由にするために、しただけだ。そこに、見返りを求めていない」
 未練たらしくしがみついていたヘリオス。それを見ていて、俺は腹立たしかった。ヘリオスは、アーシャと妖精憑きキロンの関係に気づいていなかった。婚約結婚は当然、とヘリオスはアーシャのこと、疑いもしなかったのだ。
「お前のことなんか、子爵家から救い出されてからずっと、アーシャは捨てると決めてたぞ。約束を破って、偽物の手紙を見破れなくて、最低最悪だとキロンにぼやいてた」
「お前が聞いたんじゃないのか!?」
「俺はキロンから聞いた。キロンはな、俺のこと、友達みたいに扱ってたんだよなー」
 付き合いはヘリオスのほうが長いってのにな。それを聞いて、ヘリオス、落ち込んだ。アーシャの本音を伝え聞いたんだから、そりゃ、落ち込むよな。
 もう、話すこともないんだし、と俺はヘリオスから離れようとした。
「お前、このまま、ここに残るつもりか!?」
「仕方ないだろう。俺のこと、皆、忘れちゃってるから。もう、辺境の生活も馴れたし、新しい領主代行一族を作ってもいいだろう」
 養子とろう。ここで、結婚を考えられないのは、アーシャのことを忘れさせてくれるような出会いがないからだ。田舎あるあるだな。
 俺はヘリオスの騎士としてはまあまあの腕を払ってやる。田舎の農作業は、騎士の訓練よりも、きついんだ。すっかり、農筋になっちゃったよ。
「俺を王都に戻したかったら、女帝にでも言うんだな。忘れちゃってるから、今更、呼び戻すようなことしないだろう」
 半分、冗談だった。誰も、今更、俺のこと必要としてないだろう。むしろ、辺境の領地民のほうが、俺を必要としているよな。






 なーんて、軽く考えていたってのに、お迎えがきた。将軍となった次兄だよ。
「え、将軍? すごいねー」
「騎士団に入ったら、お前がいないから、驚いたよ!! どこに行ったのか、誰も知らないと言われて、家は大変なことになったぞ」
「俺の所在を話さずに死んだジジイが悪い」
「手紙一つよこせ!!」
「女帝の密命だから、出来ない」
「………」
 俺、女帝レオナから直接、密命されちゃったんだよな。軍部だって知らないよ。ただ、女帝は、俺をちょっと貸してね、なんて軽くお願いしたんだろうな。そして、軍部の皆さん、俺のこと忘れちゃったんだよ!!!
 事情が事情だから、次兄はこれ以上、俺を責められなかった。俺は悪くない。手紙出さなかったのは、悪いとは思うけど、密命だから、家族でも、黙ってないといけないんだよ。
「ヘリオス、話したのか。口が軽い男め。だからアーシャに捨てられるんだよ」
 俺の所在を話したのは、ヘリオスに違いない。俺は、目の前にいないヘリオスを蔑んだ。
「ヘリオスを責めるな。アーサー様が女帝に話したんだ。辺境で会ったと。そこで、思い出したんだろう」
「やっぱり忘れてたんだな、あの女帝!!」
 二度目だよ、二度目!!! 一度目は、皇族であることを隠したアーサーの監視の密命だ。あの時は、祖父ウラーノもすっかり忘れていたよな。
「召集令状だ。今から、女帝と謁見だ」
「え、今? ちょっと準備してからでいい?」
「行っちゃうんですか!?」
 俺が女帝の元に行くと聞いてしまった子爵様、もう、半泣きだよ。俺にしがみついてきた。
「戻ってきますよね?」
「俺、一応、帝国所属の騎士だから」
「そんなぁ!!」
 泣いちゃったよ!!! まるで、俺がいじめたみたいじゃないか。俺、悪くないのにぃ。
「ウチの弟が、その、長らく世話になったと聞いてる」
「いえいえ、我々が世話になってるんです!! アーレイを連れて行かないでください!!!」
「アーレイ様!!」
「ここに残ってください!!!」
「好きです!!」
「結婚してください!!!」
 どさくさで、告白までされた。いや、付き合わないし、結婚しないよ。俺、純粋に、領主代行していただけだから!!
 何か、物言いたげに見てくる次兄。まるで、俺が田舎で女誑かしてる、なんて見てるよ。俺は真面目に仕事してるよ!!!
 色々と、疑いを持たれたけど、あえて、俺は沈黙する。下手に言葉を重ねると、ヘリオスみたいに失敗するから。ヘリオス、アーサーが保護された時、色々と言い訳して、妖精憑きキロンを怒らせたのだ。無駄に言い訳しちゃいけないな、とそれを聞いて思った。
「荷物はそのままで行くから、戻る戻る」
「アーレイの大事なものって何ですか?」
 子爵様、信じてないから、人質代わりになるものを要求してきた。仕方なく、騎士の証明である称号のバッジを渡した。
「おい、それは!?」
 次兄が止めてくるが、俺はそれを邪魔した。
「大事に預かっておいてよ。それ、悪用されると、俺がまずいから」
 いや、本当に大変な物なんだよ。騎士の証明である称号のバッジは信用だ。これを金に代えることだって出来るのだ。ただし、帝国にバレたら、犯罪者である。騎士の称号を失うだけでなく、貧民落ちである。
 本当にやばい代物である。だから、次兄は止めたのだ。
 大事な物だとは伝わったみたいだ。子爵様、大事に握りしめて、頷いた。
「大事に預かります。必ず、戻ってきてください」
「あんたたちも、もうそろそろ、この人、信用しろよ。俺だって認めた人なんだから」
 領地民たちは、まだ、不安そうに子爵様を見る。えー、本当に出来るひとなんだけどなー。ちょっと、気が弱いけど。
 女帝との謁見を待たせると、俺、ばっさりやられちゃうかもしれないから、最低限の荷物を持って、さっさと次兄についていった。
 次兄が連れて行った先にいたのは、筆頭魔法使いティーレットである。
「久しぶりー」
「そうですね」
 一回しか会話してないと思う。子爵の邸宅燃やしやがって、と俺が苦情を訴えた一回だけだよ。それなのに、ティーレットは俺を友達みたいに話しかけてくる。周囲が勘違いしちゃうよ。
「アーサーが会いたがってるよ」
「いいお土産があります。きっと、そっちのほうがお気に召すでしょう」
 俺は断固、皇族アーサーとの対話はお断りである。アーサーに万が一、気に入られたら、俺は辺境に戻れなくなるだろう。
 皇族アーサーの立ち位置は、それなりに調べた。辺境では、王都、しかも、皇族のことなんて知らなくても生きていける。だけど、皇族アーサーは辺境にわざわざやってきた。要注意と俺の勘が告げたので、それなりに調べた。
 皇族アーサーは、皇族ではあるが、順位は最下位である。本当に、かろうじて、皇族と認められたという。だけど、アーサーの後ろには、女帝レオナがいる。レオナはアーサーを甘やかして育て、アーサーに敵意を向ける皇族も貴族も排除したという。それほど甘やかされたアーサーの周囲では、女帝レオナを筆頭に、賢者ラシフ、筆頭魔法使いティーレット、皇族の教師フローラ、専属騎士ヘリオスとハリス、教皇長フーリード、騎士団長、母方の親戚である男爵家と早々たる者たちが円卓のように支えているという。
 きっと、アーサーの願いは全て叶えられるだろう。今もそうだ。俺を呼び寄せているのは女帝レオナだが、実際は皇族アーサーだ。
 筆頭魔法使いティーレットは、きっと、このまま俺を皇族アーサーの元へと連れて行こうとしているのだろう。だから、わざわざ、ティーレットが俺をお迎えに出てきたのだ。
「ティーレット様、俺はまだ、女帝からの密命を遂行中だ。女帝から、終わりの言葉をいただいていない」
「そうなの? 知らなかったなー」
「知らないんじゃない。覚えてないんだ。だから、俺は、女帝に一言、文句を言いたい」
「………」
「俺の人生、後回し、果てには忘れられてばっかりだ。だからって、このまま泣き寝入りはしたくない」
「………わかった」
 どうにか、筆頭魔法使いティーレットは説得出来た。あとは、女帝レオナだ。あの人は、一歩間違えると、処刑されちゃうからなー。
 俺は、腰につけた剣の重さを確認する。辺境で密命を遂行してからずっと、自己鍛錬はしているが、こうやって、腰に剣をさすことはしなかった。自己鍛錬だって、使っているのは、木剣だ。本物を使うのは、十数年ぶりといっていい。辺境のど田舎では、こんなもの、使うことはなかった。
 刃物は使ったけどな。農業やっていると、害獣がそれなりに出るから、殺したなー。さばくのはうまくなった。
 そういう感覚で、俺は柄を握った。
「あ、武器の携帯はダメだよ」
「えー」
 筆頭魔法使いティーレット、容赦なく俺の飾りの剣を取り上げようと、手をかけられた。俺はそれに抵抗した。
「俺、騎士だから、それないと、ただの人になっちゃうよー」
「騎士だって、知ってるから、大丈夫だよ」
「皆、俺のこと忘れてるくせに!!」
「女帝陛下、謝ってたよ。ごめんって」
「俺は聞いてない!! ともかく、これは取り上げないでー。万が一、女帝に失言しちゃった時の、俺の命綱だから!!!」
「もう、仕方がないなー」
 半泣きで訴えたら、筆頭魔法使いティーレットは折れてくれた。
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