男装の皇族姫

shishamo346

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外伝 妖精憑きに振り回された者たち

家族とは

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 娘が握りつぶした手紙を皇族アーサー様は丁寧に撫でて、綺麗に広げた。
「あなたにとって嫌味な手紙ですが、僕にとっては、大切な母の形見です。こうやって読むことで、母の人となりを知ることが出来ます。母をよく思っている人たちは、母のことを聖人のような、立派で、優しい人だ、と言います。そして、誰よりも貴族の矜持を持っている、と」
「そんなことない!! こんな、手紙で嫌がらせをするような人、聖人なわけがない!!!」
「そうですよ。母上は、ただの人です。嫉妬だってするし、悪口だて言います。父上は、過去の女関係で酷く母上に責められたそうです。それを父上は平謝りするしかなかった、と手紙でぼやいていました。そうです、取返しのつかない過去には言い訳は意味がない。母上が誕生する前の話だといっても、謝るしかないのです」
「アタシたちの父親が同じなのはいい事よ!! だって、こうして、あなたは姉兄を持てるのだから」
「確かに、兄と姉はいいものですね」
 ちらりと、皇族アーサー様はどこかに視線を送る。
 同意してもらえた、と娘は喜んだ。アタシも聞いて、やっと糸口がつかめたと思った。やはり、アタシよりも、片親が同じ娘のほうが、皇族アーサー様も素直になるのね。
 突然、ノックもなくドアが開け放たれた。そこから、とんでもない美男美女がぞろぞろと入ってきて、皇族アーサー様の両側に座った。
「アーサーの片親が同じだという平民が兄だ姉だと言ってやってきていると聞いたが、これか?」
「全然、似てないじゃないの。アーサーはこんなに綺麗なのに、普通ね」
「これが、アーサーの父親が手をつけた女か。田舎の平民だから、物珍しかったんだな」
「義兄上、義姉上、見に来なくてもいいのに」
 皇族アーサーは、頭を撫でられたり、肩を叩かれたりして、子どものように喜んでいた。これまでの、大人のような顔がない。
「な、何よ!! あんたたち、失礼ね!!! アタシは、アーサーの姉よ!!!!」
 娘がそう叫ぶと、アーサー様の周囲は冷たくなる。
「それがどうした、平民。我々は、女帝レオナの子だ」
「っ!?」
「皇族の儀式もきちんと通過しているのよ。れっきとした皇族よ」
「アタシは、アーサーとは父親が同じなのよ!!!」
 そう娘が叫んだ途端、皇族の一人が娘を引っ叩いた。
 あまりのことに、アタシは動けなくなった。声もない。孫は、娘が吹っ飛ぶので、大泣きした。
「無礼な。皇族相手に、そんな口をきくなんて、躾のなってない平民だな」
「すみません、父が同じだと、つい、甘く対応してしまいました」
「アーサーは悪くない。悪いのは、平民として、必ず身に着けなければならない、最低限の礼儀だ」
「母が生まれるよりも昔に手をつけた時の子です。責めないであげてください。母が誕生してからは、父は誠実に、母だけを大事にしています」
「アーサーは本当に優しいなー」
 また、アーサー様は女帝の子たちに撫でられたり、抱きしめられたりして、可愛がられていた。
 対して、アタシたちは恐怖に震えるしかない。娘は、痛みで、倒れたまま、動けないでいた。それが気に入らないのか、皇族の一人が無理矢理、膝をつくように座らせ、頭を下げさせた。
「これが、正しい礼儀だ。貴族でも、膝をつくことはする。女帝相手では、平民は頭を地面にこすりつけるのが通常だ。貴族は、頭を下げるだけでいいがな」
「い、いたいぃ」
「話すのだって、許可が出てからだ。それまでは、貝のように閉じよ、と平民は子どもの頃から神殿で教えられる」
「優しくしてあげてください。母上の故郷は、妖精憑きを忌避する文化なので、神殿通いをしていないのです」
 常識知らずだと責められている所に、アーサー様が口添えしてくれる。
「そ、そうよ!! こんなこと、知らない!!!」
「だから教えてやってるんだ。許可していない。口を閉じろ」
「アーサーとアタシは、父親が同じなのにぃ!!」
 聞き分けられない娘は、今度は蹴られて、また、吹っ飛ぶこととなった。これには、もう、声すら出ない。だって、意識が飛んでしまったのだ。
 アタシは泣き続ける孫を抱きしめて、口を塞いだ。
「やっと静かになったわね」
「本当に、礼儀の知らない平民どもだ。アーサーも可哀想にな。父親が同じだからと、辺境からわざわざ押し寄せてくるとはな」
「お前は優しいから、断れなかったんだろう」
「仕方がないから、ティーレットが世話をしていると聞いてる」
「お前たち、アーサーに感謝しろよ!!」
 話が違う!! アタシたちは、連れて来られたのだ。わざわざ騎士団を辺境まで迎えに寄越して、連れてこられた。
 だけど、外では、アタシたちが勝手にやってきたことになっている。
「あんなにたくさん、辺境から抜けたら、辺境も大変だろう」
「そこは心配ありません。先日、大量に出ました皇族失格者を辺境に送りました。レオナ義母上が処刑するというので、可哀想で、ティーレットにお願いして、保護していました。本当は、皇族として残った家族に引き取ってもらいたかったのですが、誰も、もう他人だというので、妖精の恩恵を受けている母の生まれ故郷に送りました。領主である子爵も優しく引き受けてくれました」
「大丈夫か? 体術も剣術も大したことがない、口先だけの奴らばかりだぞ」
「母上の手紙で書いてありました。あの地は、農業と大変そうに思われますが、妖精の恩恵が強く、勝手に大豊作になるそうです。昔は、妖精憑きに悪さをして、妖精の復讐を受けて、借金を作ることをしてしまいましたが、そういう、妖精を怒らせるようなことをしなければ、平穏に暮らせるいい場所だ、と書いてありました。僕は、もし、皇族失格となっていたら、母上の故郷で骨をうずめたいと思っていました」
「いいところなんだな!!」
「最初は、妖精の悪戯で苦労するでしょう。それもまた、醍醐味だと書いてありました。また、行きたいな。今度は、一泊したい」
「その時は、母上を説得してやろう」
「そうだ、我々も一緒ならば、母上も安心するだろう」
「一緒に行ってやろう」
「はい!!」
 アタシたちの前では、和やかな会話が流れる。まるで、違う世界だ。
 こっそりとアタシは盗み見た。アーサー様は、女帝の娘たち息子たちに囲まれて、笑顔を見せていた。まるで、家族だ。
「それで、こいつらは、どうして、わざわざ、ここまで来たんだ? 金の無心か」
「昔は、アーサーの祖父が作った借金を返せ、なんてこともあったね」
「子爵家の家宝を買い取ってほしい、という話もあったな」
「それは本物です。買い取って、子爵に渡しましたよ。僕は皇族ですが、子爵家の血筋です。母上が生きていたら、同じことをするでしょう」
「で、こいつらは?」
「家族になってやる、と言ってます」
 途端、しーんと静かになる。また、冷たい空気が流れた。
 女帝の娘たち息子たちが口を開くも、アーサー様がそれを止めた。
「母上は、生きた歳まで、僕宛の手紙を残してくれました。今では、母上よりも年上になりました。全て読むと、未来を予見していたのでは、と思われる内容ばかりです。その中で、家族のことが書かれていました」
 アーサー様はそこで言葉を止めて、手紙の内容を思い出すように、少しだけ、考えこんだ。
「あなたも、母上に家族になってやる、と言いましたね。手紙に書いてありました。父上も、その言葉に弱かったのか、何度も間違いを侵しました。だけど、母上は実の父親と偽物の義兄義妹を通じて、学んだんです。家族とは、自らが作ればいい、と。家族になってやる、なんて言ってくる者たちは、裏切る。実際、父上は裏切られ続けました。真理ですね」
 妖精憑きキロンの過去のやらかしの結果が、今、この屋敷の地下牢に閉じ込められている。その一つがアタシたち親子だ、と言っているのだ。
 アーサー様は、ずっと同じ、変わらない穏やかな笑顔をアタシたちに向けた。
「家族になってやる、と僕のことを憐れんでやってきたのですね。ですが、わざわざ家族を探さなくても、幸せです。だって、レオナ義母上の子である義兄上たち、義姉上たちが、僕のことを実の弟のように可愛がってくれます」
「当然だろう!!」
「赤ん坊の頃からずっと見ているのよ」
「色々と教えてあげたわ」
「アーサーったら、本当に手がかかったんだから」
「可愛いアーサー」
「血のつながりがなくったって、大事な大事な弟よ」
「そうだ、弟だ」
「そして、母上の秘蔵っ子だ」
「どうせ、アーサーが女帝のお気に入りだと聞いて、辺境から出てきたんだろう」
「今更、来るなんて」
「厭らしい」
 女帝の娘たち息子たちは、蔑むようにアタシたちを見下ろした。どんどんと、アタシたちの立場は悪くなってきた。
 こんなはずじゃなかった。呼ばれてついて行った時は、貴族ほどではないが、それなりの扱いをしてもらえる、と思ったのだ。
「それで、全員、集まったのか?」
「はい。昔、男爵が領地民全てに親子鑑定をした記録をくれました。全て、余すことなく、父上の手がついた愛人、子、孫、ひ孫まで、揃いました」
「可哀想に」
「アーサーが優しいからと、こういう奴らが食い物にしようとやってくるんだ」
「偽物が来た時は、我々がどうにかしてやろう」
「でも、父上を捨てた家族の子孫は来ましたね」
「酷かったな」
「可哀想」
 思い出したのか、ボロボロと泣き出すアーサー様。それを女帝の娘たち息子たちが慰めた。
「父上のせいで領地にいられなくなった、責任をとれ、と言われました。とても苦労したのですね。その時は、レオナ義母上に迷惑をかけてしまいました。僕では、もう、どうすることも出来なくて」
「アーサー、優しすぎるぞ!!」
「本当に」
「だから、泣き虫アーサーなんて呼ばれてしまうんだ」
「ううう、ごめんなさいぃ」
「それもこれも、アーサーの家族になってやる、なんて言ってくる奴らが悪い」
「アーサーの家族は我々だ!!」
「ずっとそうだ!!」
「だいたい、こいつらだって、片親が同じ家族がいただろう。それを捨ててきたのか」
「最低だな」
 本当のことだ。最低なことをした。捨てられたのだが、ここに来た時は、捨てたんだ、なんて笑っていた。
 そう言われて、やっと、気づかされた。アタシたちは、捨てられたのだ。
 アタシたちと同じ、妖精憑きの手がついた者たちの中には、行くなと泣いて止めた人たちだっていたのだ。
 だけど、アタシたち親子は、止められもしなかった。ずっとアタシのことを止めていた夫は、もう、アタシを止めない。
 アタシは両手を見下ろした。どうにかこの場を抜け出せる道具なんてない。アタシはただ、孫を抱きしめて、頭を下げ続けるしかなかった。






「本物はあげられませんが、写しをさしあげます。どうか、母上の手紙を読んでみてください。娘さんは読めるようですね」
 終始、皇族アーサー様は笑顔のままだった。アタシたちは、抵抗もせず、何もかも諦め、再び、地下牢に閉じ込められた。
 魔法による灯りで、皇族アーシャ様からの手紙の写しの文字が見えた。だけど、アタシは何が書いてあるのか、わからない。
「ねえ、読んで」
 意識を取り戻した娘に頼んだ。今更ながら、内容が気になった。






 旦那様は、相変わらず優しいですか? とても羨ましいくらい、あなたのことを愛していますね。不貞を重ねても許す旦那様を見て、私も、キロンの過去の不貞を許そう、と思い知らされます。


 一度、あなたの旦那様と話すことがありました。始終、あなたの旦那様は私に謝っていました。私だけではありません。キロンにもです。キロンには、友達でいられなくてごめんなさい、と謝っていました。
 事情を聞いて、仕方がない、と私は思いました。あなたの旦那様も、キロンと友達になろうと、努力しました。しかし、領地の風習がそれを許しませんでした。結局、旦那様はキロンの前に出られませんでした。
 そんなある日、あなたが妖精憑きのことに悪く言いました。旦那様は、あの時、見捨てた友達が可哀想な子どもだと教えたくて、小屋に閉じ込められている妖精憑きを見せました。それから、全ては空回りになってしまった、と嘆いていました。
 女の子は本当にませています。あなたの娘がそうですよね。まだまだ子どもだというのに、男と偽っていた私の愛人になる、なんて言っていました。あなたもそうだったのでしょうね。小屋に閉じ込められて、泣いて、家族が欲しい友達が欲しいという妖精憑きに一目惚れしたのです。間近でそれを見ていた旦那様は、物凄く後悔したと言っていました。そして、あなたは妖精憑きの元に通うようになりました。
 旦那様に出来たことは、あなたが妖精憑きの小屋に忍び込むことを大人に見られないようにすることです。恋は盲目といいます。旦那様は、妖精憑きとあなたの逢瀬を手助けしたのです。
 あなたは着々と妖精憑きとの関係を深めている間、旦那様は、あなたのご両親と将来の結婚を申し込んでいました。あなたは、仕方なく、無理矢理、結婚させられた、と言いましたね。でも、旦那様はずっと、あなたと結婚するつもりで、きちんと順序を守って、家庭を支えられるように、努力していました。とても素晴らしいことです。
 そうして、強引に結婚したことを旦那様は後悔していない、と言っていました。
 それを聞いて、私はとても羨ましいと思いました。女でしたら、望まれて、結婚したいものです。あなたは、とても幸せ者です。良かったですね。

 これを読んでいるあなたは、旦那様と、その子どもたちと仲良くしていますか? 旦那様は本当に素晴らしい人です。あなたと妖精憑きの不貞で生まれてしまった子もまた、同じように愛情を持っていると言っていました。だから、連れて行かないでほしい、とキロンにお願いしていました。
 少し、私は意地悪なことを言いました。連れて行かないで、というのは、奥様を縛り付けたいからですか? と。
 それもある、と正直に答えました。ですが、今、思い出すと、熱を出して徹夜で看病したことや、甘いものが食べたいという我儘も叶えてやったこと、当然のように手を繋ぎ、肩車をしたこと、そういうことを思い出すそうです。それでも、もしかしたら父親である妖精憑きが引き取ると言った時、恥をかかないように、と文字を教えたのですよ。あなたは、文字なんて、と否定的でしたね。
 とてもいい父親です。私も、こんな父親が良かったです。羨ましいです。

 身近すぎて、わからないことがあります。旦那様のこと、見直しましたか? 私は、こんな素晴らしい旦那様から、あなたという家族を奪うところでした。たった一年、一年も小屋で閉じ込められた時、私は、どうにかして、また、あなたと交渉しようと考えました。結局、出来ませんでした。
 でも、出来なくて、良かったです。

 本当は、酷いことを書いてやりたかった。ですが、あなたの旦那様はとても素晴らしい方なので、書けませんでした。ずっと、仲良くしてください。あなたがたは、私の理想の家族です。






 娘とは違う、アタシに優しい手紙だった。こんなことが書かれているなんて、知らなかった。だけど、受け取った当時は、誰かに読んでもらうしかなかったから、怖くて、開封も出来なかったのだ。
 アタシの手紙を読んだ娘は、ボロボロと泣いていた。きっと、夫のことを思い出したのだろう。
 兄弟姉妹たちからは敬遠されていたのは確かだ。娘だけ、父親が違う。だけど、夫は、父親が違うと知っていながら、それでも、分け隔てなく育ててくれたのだ。食べる物、身に着ける物、生活全てを当然のように、他の子どもたちと同じものを与えてくれていたのだ。
 それでも、アタシは娘をつい可愛がってしまったことがあった。どうしても、妖精憑きの子だと思うと、贔屓していまって、子どもたちが怒ったのだ。それを聞いた夫は言った。
『仕方がない。一番、母さんに似たんだ。俺も一番、可愛いと思う』
 そう言って、夫は娘に優しい目を向けてくれた。それからは、アタシは気をつけるようにした。
「ねえ、アンタの手紙も読んでほしい」
「うん、うん、わかったぁ」
 娘は泣きながら、娘宛の手紙を読み上げてくれた。
 きっと、最後までは読んでいなかったのだろう。娘はまた、大泣きした。






 あなたを育てた父親は、あなたのことを実の娘だと言いました。だから、今更、連れて行ったりしないでくれ、とキロンに言ったんです。
 とてもいい父親です。血のつながりがないから、なんて言わないでください。血のつながりがないと知っていながらも、あなたを可愛がって育てたのです。あなたの父親は、あなたを育てた人です。そう言ってあげてください。きっと、喜びますよ。
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