妖精の支配者

shishamo346

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復讐の連鎖

不幸な伯爵令嬢の隠された可哀想な伯爵

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 皇族が所有する保養地には、皇族の使用人が配置されていた。皇族の客は、皇族の使用人たちにとっても、大切なお客様である。
 洗練された動きの使用人たちに、馴れない貴族の子息令嬢はぎくしゃくと動きがおかしい。
「人数も少ないし、あの屋敷でしばらくは宿泊となります」
 屋敷というより、ちょっとした城だな。あれを見ると、貧民街にある支配者の頑強な建物を連想する。たぶん、この保養所も邸宅型魔法具なんだろうな。気を付けよう。
 屋敷に入って、それぞれの部屋に案内される。
 俺は、部屋までお嬢さんサリーと皇族セキラと一緒だ。ほら、俺はサリーとセキラの護衛だから、あてがわれた部屋、隣り同士だよ。
「ロイド、今日も、ロイドの部屋で寝ていい?」
 隠された可愛い顔を真っ赤にして聞いてくる皇族セキラ。お前なー、聞いてる使用人が勘違いしちゃうだろう!!
 すでに遅かった。使用人たちは、俺を疑うように見てきた。違うから!!
 皇族セキラ、長期休暇中、侯爵家にお世話になっているのだが、知らない場所だから怖い、と俺が暮らす離れに逃げ込んできたのだ。セキラの部屋はあるというのに、そこを使うのを嫌がったので、結局、セキラの荷物は離れに運ばれたのだ。
「ここは城みたいなもんだし、一人で寝ろよ」
「一人寝してないから、眠れないかも」
「出来る出来る」
「出来なかったら、ロイドのとこいっていい?」
「ダメだって」
「そんなぁ」
 そんな顔しても、断固拒否だ。
 だいたい、言い方が紛らわしい。セキラはベッドで、俺は床で寝てるんだ。
 俺は元々、ベッドなんか使わない生活をしている。それに、侯爵家には過去、消されそうになったから、俺は信用していないのだ。だから、バカ正直にベッドで寝ない。セキラは皇族なので、堂々とベッド使ってるよ。
 セキラ、間違ったことを言ってないが、何も知らない第三者が初めて聞くと、絶対に邪なほうに勘違いする。
 きっと、明日には、俺とセキラはデキてる、なんて噂されるんだろうなー。もうそろそろ、皇族サイの耳に入るな。覚悟しよう。
 それぞれ部屋に入って荷物の整理を始める。皇族セキラは、使用人だが、俺とサリーは他人の手に荷物を触れさせない。
 俺は、野良の妖精さんが荷ほどきしてくれるけど。
 俺が魔道具 妖精の目を発動させると、野良の妖精さんたちが顕現して、勝手に俺の荷物を解いていく。
『まあ、舞踏会に行くのかしら』
『見てみてー、眼帯なんか出てきたー』
『かっこいー』
「それでは遊ぶな!! 大事なんだ!!!」
 慌てて、俺は次兄から貰った眼帯を野良の妖精から取り返した。油断していた。
 俺は眼帯だけは大事にするが、それ以外はどうだっていいので、野良の妖精さんたちに任せた。俺の態度に、野良の妖精さんたちは怒ったりしない。見た目は若いけど、俺よりもうんと年上だからなー。
「しっかし、これ、本当にいるのか?」
 俺は妖精の目を通して、幽体である母サツキを見る。
『皇族が長期滞在するのよ。絶対、舞踏会の招待状が来ます。ご学友もご一緒にどうですか? と文章を添えられたら、出ないわけにはいかないでしょう』
「それを平気で拒否するのが皇族セキラ様だ」
 そんな文面、皇族セキラには関係ない。セキラは引きこもりの皇族である。むしろ、舞踏会なんて行きたくないのだ。
『だったら、強制されるでしょう。確か、あの皇族は、必ず子作りをしないといけない理由があるのでしょう? 相手は皇族でなくてもいいみたいですし、世話役、使用人のほうが、そう説得するでしょうね』
「セキラ、可哀想ー」
 完全に他人事である。俺はただの護衛に徹していればいいだけだ。
 片づけが終わってから、隣りの部屋である皇族セキラのトコにいけば、母サツキの予想通り、はやくもお誘いのお手紙が山積みにされ、セキラは部屋の隅っこに逃げ込んでいた。
 保養地の世話人がとても困っていた。
「セキラ様、せめて、こちらの招待だけでは、目を通してください」
「知らない人に会うなんて、そんな、恐ろしいこと、ボクには出来ない!!」
 セキラ、拒否の時だけは、デカい声が出せるようになったな。
 仕方なく、俺は世話人が山積みにしたお手紙を確認する。中身の確認は、世話人でも出来ない。未開封のままだ。その中で、どうしても目を通さなければならないものを世話人が持っている。
 保養地近辺の貴族や平民の金持ちからのお手紙だ。開封して、中身の安全を確認して、文面を読む。だいたいは、一度お会いしたい、と書いてある。招待状だな。日時とかも書いていないので、こちらから色よい返事をしてから、日時が決定だ。ほら、皇族の予定優先だから、色よい返事をする時は、日時も指定である。相手側は都合があわない、なんて言えない。招待状を出したのだから、皇族の都合に合わせるのは当然のことなんだ。逆は許されない。
「これは全部欠席でいい。その手紙は、俺が説得しよう」
 俺はどうでもいい招待状を世話人に渡して、追い出した。
 俺と皇族セキラ、二人っきりになった途端、セキラは俺に泣きついてきた。
「ここにいれば、知らない人に会わなくて済むと思ったのにぃ!!」
「だいたいはそうだな。皇族が保養所に行った時点で、皇族の予定は埋まっている。皇族が現地に来てから、招待状を送るのは、遅いんだ。だが、招待状を送るのは、礼儀だし、皇族の対面を良くすることが出来る。これからも届くが、欠席を指示すればいい」
「そうなの!?」
「だが、こちらの招待は受けないといけない」
 俺は世話人がどうしても、と別に持っていた手紙を開封する。
「これは、辺境の領主の一人からの招待状だ。貧民街を領地としている領主の招待は絶対に受けないといけない」
「き、聞いたことが、ある。ひ、貧民街を領地とする領主の労いのためだ、と」
「そうだ」
 貧民街は無法地帯である。本来、領地ではない。しかし、それを領地と言い張って領主となる貴族はいる。貧民街の領地と名乗る領主の数は聖域の数と同じだ。辺境は三つの聖域があるので、貧民街も広大である。そのため、辺境では三人の領主が存在している。
 今回、招待状を送ってきた領主は、皇族の保養地に一番近い領地を持つ貴族である。
「伯爵ブンガロ、か」
「それ、ハガルが言ってた」
 皇族セキラは、目をギラリと光らせる。今回、このために、セキラは様々な条件をハガルに出したのだ。
 セキラは伯爵ブンガロの招待を受けることを条件に、長期休暇中、城の外に出られるように、ハガルに交渉したのだ。ハガル、すでに、こうなることを読んでいて、長期休暇中のセキラの身柄を侯爵マキラオに押し付けたのである。本当に、マキラオ、気の毒だなー。
「こいつをどうにかすれば、ボクは、残りの休み、引きこもっていられる」
「そうだぞー。ほら、返事はセキラ様が書こう」
 この招待の返事だけは、皇族セキラ直筆でされた。






 せっかくの保養地である。俺たちは観光に出ることとなった。
「基本、温泉でゆっくりだな。観光といったって、現地の商品を見るくらいだな。辺境は水に恵まれていないから、一部を除いては、食は他の領地からの供給が頼りだな」
「え、あれを食べるの!?」
 露店で普通に売られている虫の串焼きに悲鳴をあげる女子。
「大昔の食文化だよ。ああいうのが好きな奴がいるんだ」
 俺は普通に買って食べる。酒のツマミにいいんだよなー。
 何故か皇族セキラまで俺から距離をとる。うまいのにー。お嬢さんサリーも、驚いて、俺から離れた。さすがに、サリーも、虫を食べるのには抵抗があるか。
「この地は鉄、金から宝石の原石と、そういう鉱物資源が豊富なんだ。それを売って、金にかえて、食糧を手に入れるのが、辺境の産業だ。ほら、加工済みの貴金属も売ってる」
「可愛い!!」
「お土産にしましょう!!」
 加工済みの貴金属に飛びつく女子。サリーも、俺を見ながら、貴金属を見ている。
「ここで、男の甲斐性、見せないとな」
 俺は、二年の生徒会役員ナバンの肩を叩いた。ナバン、思い切って、同じく二年の生徒会役員リコットの隣りに立った。
 その場の空気に乗って喜んでいただけの侯爵令嬢クララは、サリーと一緒に俺の元に戻ってきた。
「加工されてはいますが、品質は良くないですね」
「そういう原石を使って、観光客に買わせてるんだよ。土産にはちょうどいいしな。ああいうのは、見習い職人が練習で作ったものだから、在庫はいっぱいあるんだよなー。もっと値切れるぞ」
「もう、台無しでしょう!!」
 リコットとナバンから離れた所で話しているので、バレてない。だが、近くの露店からは、俺は睨まれた。
「ロイドはすごく詳しいねー」
「そりゃ、ここで働いていたことがあるからな」
「そうなの!?」
 驚く面々。
「俺は、長いこと、気ままに旅人してたんだよ。旅人といったって、無一文だから、旅先で働いて、金を稼いで、として、旅を続けてたんだ。貧民は身分証がないから、色々とやらされたよ。だから、こういう裏事情も詳しくなった」
 貧民が働ける所なんて、底辺の底辺である。汚い仕事を安い賃金でこなすのは普通だった。どうせ、生きるのに金がかからないから、安くてもかまわなかった。俺は妖精の目という魔道具のお陰で、野良の妖精が助けてくれたから、騙されるような仕事を受けることはなかった。
「ああいうのも作ったなー」
「ええーーーー!!!」
「作れるのですか!?」
「俺、才能があったらしく、養子にならないか、と工房主の爺に口説かれたなー」
 俺が作る貴金属は、なかなか良かったらしい。逃げたけど。幽体の母サツキに出会ってから、わかったことだが、俺は道具作りの才能があるから、貴金属の加工の才能もその一部として備わっていたにすぎない。
 下っ端として働いていた時は、クズ石を触っているだけで、勝手に加工されていったから、てっきり、野良の妖精の悪戯かと思っていたけど、俺の道具作りの能力だったんだなー。
 サリーは、羨ましそうにリコットを見ていた。リコットはナバンに貴金属を贈られていて、笑顔を見せていた。
 観光案内をしていると、行先に、身なりのいい貴族が家臣を引き連れて立っていた。貴族はいかにもガラの悪い俺を見て、顔を顰める。そんな俺の周囲は、見るからに貴族の子息令嬢が集まっているので、何かに気づいたのか、貴族は慌てて膝を折った。
「皇族セキラ様、ようこそいらっしゃいました!!」
 一か八かで、叫ぶようにいう貴族。
 俺の後ろに隠れていた皇族セキラは、仕方なく、俺の横に立った。
「歓待、受け入れよう。ぼ、ボクは今、視察で来ている。ありのままの姿を見せてほしい」
「はっ!」
 立つ許可を得て、貴族たちはセキラの前に立ち、深く頭を下げた。
「セキラ様、食事をご一緒してもよろしいでしょうか。招待状によい返事をいただきましたが、その前に、友好を深める機会をいただきたい」
 招待を受けると返事をした、ただ一人貴族である伯爵ブンガロは頭を下げたまま、セキラに願い出る。
 セキラ、どうしようか、なんて俺を伺い見る。えー、そこは俺が判断することじゃないよ。
「あら、ブンガロ様、お久しぶりです!!」
 侯爵令嬢クララが、腰を低くする貴族がブンガロと聞いて、前に出た。
「セキラ様、ブンガロ様と我が家は、その、過去にありまして」
「知ってます」
 クララが口ごもるが、皇族セキラは知っている
 伯爵ブンガロこそ、侯爵家に婚約され自殺した令嬢の生家である。過去の因縁は、クララの様子から、すでに解消されているように見える。ブンガロも、クララに対しては、優しい笑顔を見せている。
 しかし、伯爵ブンガロが、クララの父親に、妙なことを囁いたことは確かである。また、ブンガロは、まだ、帝国への訴えを下げていない。
 優しい感じの伯爵ブンガロに、クララは淑女らしく挨拶をする。そして、これからどうするか、と皆、皇族セキラの発言を待っている。
「食事の歓待を受ける前に、互いの蟠りを解消したい。ブンガロ、帝国への訴えをここで下げるのであれば、友好を深める機会を与えよう」
 皇族セキラはやっぱり、優秀だな。きちんというべきことをいう。ただ、俺の横で俺の腕にしがみついて、震えて、目線を会わせていないのは、情けないんだよなー。
 幸い、相手は心が広いようだ。
「皇族に対して、大変、失礼なことをしてしまいました。帝国への訴え、この場で引き下げます。お詫びとして、食事をご馳走させてください」
 伯爵ブンガロ、そう言われるだろうこと、わかっていたのだから、頭を深く下げて了承する。こうやって、皇族に恩と顔を売る機会と受け取ったんだな。
 俺はすでに用意されていた書類とペンを出して、ブンガロの目の前につきつける。
「署名しろ」
「御意」
 用意周到な対応に、ブンガロ、微妙に目元をひくつかせた。一応、文面を確認してから、ブンガロはその場で署名である。すると、書類が一度、輝いた。
「まさか、妖精の契約っ!?」
 署名した後で、とんでもない契約を施されたことに、ブンガロは気づかされる。
 クララの父親である侯爵は、ただの紙の署名で終わったということをブンガロは聞いていたのだろう。だから、驚いたのだ。
「何か不満はあるか? この場で略式での署名である以上、より強い契約を施すのは、当然のことだ」
 場所が良くない、と皇族セキラは笑っていう。こういう時ばかり、セキラは本性を見せる。これをするように指示したのはセキラである。
 侯爵がただの紙の署名だから、伯爵ブンガロも紙の署名でいいだろう、と筆頭魔法使いハガルも言っていたのだ。しかし、皇族セキラは、ブンガロの息の根を止めたいので、容赦しなかった。ほら、今回、ブンガロをどうにかすれば、セキラは長期休暇中、自由になるから。
 ブンガロ、引きつった笑みを浮かべるも、どうにか、「もちろんです」と返事をする。
 セキラは、ブンガロの署名を確認して、満足そうに頷き、魔道具を使って、その文書を城へと送った。ただの紙が鳥の姿となって、王都のほうへと羽ばたいていった。文書くらい、転移の魔道具でハガルの元に送ってしまえばいいのだが、わざわざ、人の目でわかるようなことをするのは、皇族としての力を視覚的に見せただけである。皇族にも、妖精憑きのようなことが出来る、ということを示すことで、皇族の権威を見せつけているのだ。
 こうして、皇族の権威を上げて、セキラは一仕事終えた、みたいな顔している。
「じゃあ、食事会の会場はこちら指定にするか」
 が、まだ終わっちゃいないよ。これから、友好を深めるために、食事だって。そのことを俺から言われて、すぐにセキラは姿勢を良くする。
「せっかくですから、我が家行きつけの店を」
「皇族の食事に何かされては困る。だから、お忍びだ。あんたたちは、まず、それなりの恰好になってから出直してこい」
「失礼だが、お前は、どこの誰だ」
 伯爵ブンガロは、護衛には見えるが、身分が低そうな俺のことを訝しんだ。皇族の護衛といえども、俺は態度も口調も悪いからな。
 この場には、母サツキの因縁深い面々が多い。だから、俺は悪戯心を動かした。
「俺は貧民ロイドだ。父親は元騎士の貧民、母親は元貴族令嬢という話だ。母親は、昔、婚約者と義妹に騙されて、家を追い出されたという話だ」
「っ!?」
 そう言ってやれば、よくある話だが、あることを連想してしまう面々は真っ青になってしまう。それは、伯爵ブンガロもだ。帝国で有名な伯爵令嬢を連想してしまうだろう。
「本当かどうかは、俺も知らない。父親は元騎士と言われてたのは、強かったからな。父親からは、そういう話、聞いたことがない。貴族崩れの身売りの女は、サツキと名乗って、そういう身の上を語るのが流行した。俺の母親もサツキと名乗っていたよ。ただ、かの有名なサツキが生きていたら、俺の母と年頃は同じだったな」
 あえて、俺は別人だと言いながら、年頃は同じであることも出して、混乱させる。
 伯爵ブンガロは、俺をたかが貧民、と笑えなくなった。何せ、帝国では、こんな噂があった。

 不幸な伯爵令嬢サツキは、実は生きているのではないか、と。

 不幸な伯爵令嬢サツキの死後、不自然にもサツキを不幸にした者たちの情報の流出が続いた。協力者がいたにしても、死人のために、そこまでの復讐をするか、疑問視されていたからだ。
 サツキを不幸にした者たちの破滅は長い年月をかけてされた。最初の数年は、酷いものだった。サツキの婚約者の生家は爵位返上をした。サツキの義妹は、一度は父親の生家に助けられ、侯爵家跡継ぎとの婚約話が発表された途端、サツキへの虐待を証言つきで帝国中に広められたため、父親の生家まで、手酷い醜聞を受けることとなったのだ。
 伯爵令嬢サツキは、貴族の学校に通った期間はわずかだが、誰もが、とても頭が良い女だ、と証言した。ちょっと話してみれば、サツキはとても話のわかる、いい感じの令嬢だった、と、皆、口を揃えて言ったという。きっと、人心を掴むのもうまかったのだろう、と思われていた。
 だから、不幸な伯爵令嬢サツキは、実は生きていて、協力者である貧民出の騎士を使って、復讐しているのではないか、と噂されたのだ。
 もし、不幸な伯爵令嬢サツキが生きていれば、ちょうど、俺くらいの年頃の息子がいてもおかしくない。そう考えてしまうと、伯爵ブンガロは、これ以上、俺を悪く言えなくなった。
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