魔法使いの悪友

shishamo346

文字の大きさ
33 / 152
凶星の申し子

凶悪の始まり

しおりを挟む
 妖精憑きだとばらされ、俺は手首と足首に枷をつけられ、部屋に閉じ込められた。それまで、普通に使えた妖精が使えないどころか、姿もうっすらとしか見えない。
「悪い女だ」
 捕まっても、親父は俺に暴力はしない。部屋に閉じ込め、いつもの通り、口づけをして、愛撫して、俺を気持ちよくさせる。
 親父に触れられると、体が喜んだ。離れて、嫌悪感はあったが、それだけだ。
「ん、もっと」
 それどころか、口づけを俺からせがんでいた。重い枷だから、親父に手を伸ばしたり出来ない。声で訴えるしかない。
 久しぶりに触れられ、頭のしんから喜んだ。ちょっとしたことも嬉しくて、せがんでしまう。
 そうして、とうとう、親父は下半身に触れる。
「少しずつ、馴らしていこう」
「い、いやっ!!」
 だけど、俺は痛みの記憶が強くて、身をよじって拒否した。
「痛いには、いやっ!!」
 ものすごく痛かった。血だって流れた。だいたい、あんなこと、好きでやるのは可笑しい。
 後から思い出せば、貧民の綺麗目な男だったら、ああいう身売りをしているな、と理解はした。だけど、実際に受けてみて、それを商売にすることなど、俺は全力で拒否する。あんな痛い目に、あって、血だって流れて、いいことなんてない!!
 だけど、枷が重い。何より、親父はもう容赦してくれない。
 上手に、俺の両手両足を動けなくして、親父は俺の下半身に触れる。
 普段は排泄物を出すためのところだ。そこに、薬を塗りこんだ指を押し込まれる。
 親父の指二本がぐっといれられる。本来なら、内側から外側に出されるものだ。それを逆にされて、しかも、太い指二本に、痛みすら感じた。
「痛い痛い痛い痛い!」
 我慢出来なくて、悲鳴をあげる。そんな俺の口を親父が口づけで塞ぎ、指をさらに深く挿入し、中で動かす。
「あっ」
 とんでもなく感じる所に触れ、俺は甘い声をあげた。
 愛撫なんて可愛いものだ。奥の、感じるところを強く指で突かれ、撫でられをされると、拒否感がなくなっていく。
「やぁ、そこ、おかしくなる」
 ダメだ。そこをどんどんと突かれ、身もだえし、何かが全身を駆け巡る。入口は痛かったりするけど、それも、どんどんと緩くなってくる。痛みがなくなってきて、快楽が体を駆け巡る。
「あ、ああ、あ、あああ、ああああああああー-----!!!」
 とんでもない声があがる。我慢出来ない。とんでもない絶頂に、声が出てしまう。きっと、この声は外にまで響いてるかもしれない。どうしよう、レーリエットに聞こえているかもしれない。
 全身を激しく痙攣させ、声がこれ以上、出ないように手で塞ぎたいけど、枷が重くてできない。
「やぁ、もう、やめてぇ」
 なのに、容赦なく親父は指を動かして、愛撫してくる。体を舐めまわし、愛撫し、下半身への指の数が増やされる。増やされたら、苦痛で辛いというのに、すぐに声をあげてしまう。
「もっと馴らさないとな。ほら、これをいつかは入れるんだ」
 親父は俺に剛直を握らせる。とんでもない太さと長さに、俺は手をひっこめた。あんなのをいれるというのだ。ただで済まない。
「サツキも、最初は随分と馴らしてからしたな。それでも、最初は酷く痛がったな」
「や、やだ」
「だが、すぐに馴れた。すぐに、気持ちよくなる」
 ごりっと奥をえぐるように指を動かされる。親父の太くて長い指が、奥をえぐるような感じがする。
「や、もう、やだぁ」
 小刻みに小さな絶頂が続く。止まらない。こんなものを受け続けていて、おかしくなってくる。
「ほら、もっと緩くしないと」
「もう、いってる!! もう、やだぁ!!!」
 叫ぶように言ってやると、親父は口づけで黙らせる。舌を入れられ、一方的な蹂躙だ。俺はそれに答える余裕なんてない。息苦しくて、それがさらに、下半身に挿入される親父の指を強く締めてしまう。それを感じて、親父は嬉しそうに笑い、容赦なく指を動かす。もう、指三本でも、痛いなんて感じない。
 意識がある限り、親父の行為は止まらなかった。




 目を覚ませば、親父は隣りで眠っていた。俺を腕に抱きしめているが、深く眠っているようで、離れられる。
 俺は部屋の中を適当に探れば、枷を外すための鍵は簡単に見つかる。親父もわかっていない。妖精は導いてくれる。
 両手両足の枷はこうして、簡単に外れた。親父も妖精憑きだとわかっていながら、対策が甘い。俺自身も、よくわかっていないけど。
 普通に妖精が見えるようになった。ついでに、話も出来る。
『殺しちゃおうよ』
 妖精って、綺麗な顔してるのに、容赦ないこというよな。俺は、そんなこと囁く妖精を軽く指ではじいた。
「俺が妖精憑きって、どっかの貴族にバレたんだ。親父は大事な俺の後ろ盾だ。上手につかわないとな」
 逃げている間、それなりに考えていた。親父の保護下で、俺たち兄弟姉妹は、かなり恵まれていたと思う。そのお陰で、俺は妖精憑き、とバラされながらも、親父の保護下にいる。普通ならば、貴族の持ち物に落とされてもおかしくないのだ。
 貴族は、俺が妖精憑きだとバラして、俺の身柄を親父に要求したのだ。親父とは、それなりにいい関係を保っていたかったので、俺を隠すような真似はしなかった。俺が見つからない限り、親父は使えない狂気だ。だけど、親父はとんでも強いので、力づくでの排除が出来なかったので、手順を踏むしかなかった。
 妖精憑き、と聞いた親父は、しかし、俺を手放さなかった。それどころか、見つかった妖精憑きは貴族に渡す口約束をして、その場をおさめてしまった。
 俺は仕方ないので、家族への妖精の保護をそのままに、逃げるのをやめた。だけど、外には出る。
 服を着て、部屋を出る。しばらく歩けば、待ち構えていたナナキが俺に抱きついてきた。
「ルキエル様!!」
「ナナキ、ちょっと見ない間に、大きくなったな」
 成長期だろう。ナナキは急に成長していた。俺が逃げている間に、随分と背が高く、体もがっしりしてきた。そんなナナキに抱きしめられ、俺は違う声をあげそうになる。親父に愛撫されすぎたな。ナナキ相手でも、何か衝動が動かされる。
 俺はナナキを離す。
「お兄ちゃん!!」
 なのに、続いて妹のレーリエットが体当たりみたいに抱きついてきた。レーリエットは、そこまで成長していない。抱きついてきたので、俺は抱き上げた。
「俺の良心!!」
 むしろ、俺から抱きしめる。レーリエットには、妙な衝動は感じない。レーリエットを抱きしめると、何か癒される感じがする。
「ルキエル、大人しく部屋に戻りなさい!!」
 俺の監視役にされたのだろう。姉リンネットが俺の腕をつかんだ。だけど、俺はまだまだ、力があるから、リンネットの手なんか、簡単に振り払ってしまえる。
「こんなトコに寝てばっかりいるなんて、うんざりだ。息抜きに外に行くだけだよ」
「アンタが逃げて、大変なことになったのよ!! 貧民街総出で、アンタを探すことになったんだから!!!」
「だったら、俺の身代わりに、姉貴がなればよかっただろう。そうすれば、俺は用無しだ」
 最初は姉リンネットが親父に襲われていた。それを助けたばかりに、俺がお袋の身代わりとなったのだ。
「なんで、アタシがそんなことしないといけないのよ!! アンタ、あんに喜んでたじゃない。アンタの声、外まで聞こえてたんだから。あんなに喜んでいて、逃げるなんてね」
 外にまで、あんな声が響いていたという事実に、レーリエットを離してしまう。俺の良心にまで、あんな恥ずかしい声が聞かれてたんだ。
 その事実を突きつけられて、俺は居たたまれない。このまま、親父の元に閉じこもりたくなる。
「ルキエル様、行きましょう!!」
 俺が逃げようと、後ずさるも、ナナキが俺の腕をつかんで引っ張っていく。
「待ちなさい!!」
「外に出るだけよ!! 邪魔しないで!!!」
 俺を取り戻そうとするリンネットを体の小さいレーリエットが止めた。リンネットは容赦なくレーリエットを振り払った。それを見て、俺は一瞬、頭が真っ白になる。
 気づいたら、リンネットが吹っ飛んでいた。俺の妖精が、リンネットを攻撃したのだ。
 これが、俺の意思で、人に向かって妖精に攻撃させたのは、初めてのことだった。
 呆然となる。妖精は、人に攻撃出来るという事実を、今更、知った。これまで、家族に妖精を付けてはいたが、それは、ちょっとした危険回避程度だ。怪我をさせるようなことは、出来るとは思っていなかった。
 ナナキに引っ張られるままに、外に連れ出される。
 久しぶりの貧民街の空気に触れた。普通に歩いて行っても、何かが変わったとは思えない。
「おい、ルキエル!!」
 俺とそう歳の変わらない貧民の男が、俺の肩を乱暴につかんできた。
「テメェのせいで、俺たちまで、大変な目にあったんだぞ!!」
「そうなんだ」
 他人事のように返してしまう。途端、俺は殴られた。
 逆らっても親父は暴力をふるわない。それよりも、快楽攻めだ。だから、久しぶりの痛みだった。随分と軟禁されていたから、体力も随分と落ちたようだ。呆気なく、俺は吹き飛ばされた。
「貴様、ルキエル様の顔を!?」
 随分と成長したナナキが俺に代わって、貧民の男につかみかかる。だけど、経験値が足りないんだよな。いくら成長したって、ナナキの経験値が足りない。簡単に吹き飛ばされてしまう。
 俺はすぐに体を起こして、ナナキの前に立つ。
「久しぶりにやられた。ちょっと会わないうちに、偉くなったな」
 集団で俺の前に立つ貧民の男たち。俺のせいで、色々とやらされて、腹が立ったんだろうな。俺も同じようになるから、仕方がない。
「しばらく見ないうちに、随分と、女みたいになったな」
「煩い!!」
 そうじゃないかな、なんて俺も思っていたけど、いざ、言われちゃうと、傷つくよ!!
 だけど、俺の態度は軽い。それが、俺の姿勢だ。
「この人数で、勝てると思ってるのか?」
「んー、勝てるかどうかではなく、この痛みは、久しぶりでいいな」
 頬の痛みは、俺に現実を気づかされる。この痛みは、俺が男だと思い出させてくれる。
「その見た目で、父親に可愛がられてるんだってな」
「気にしてるんだよ!!」
「あの父親がいなけりゃ、お前なんて、大した奴じゃない!!」
 そういうなり、多勢に無勢となった。俺は一人、相手は集団だ。だけど、俺は一方的に蹂躙されてやらない。ちょっと、鍛錬から離れたけど、不思議と、体は動く。何より、痛みが、正気つかせてくれた。




 散々、殴られたけど、いい勝負だった。俺の顔やら体やらが、随分と痛い目にあったけど、引き分けには持ち込めた。
 そして、久しぶりの外を満喫して帰ってみれば、親父がものすごく怖い顔で出迎えてくれた。
「ルキエル、誰にやられた」
 顔をしたたかやられたから、俺が”ルキエル”だと親父は認識してくれた。もう、この方法で、俺は逃げよう。
「誰だっていいじゃん。ちょっと離れてる間に、妙な手勢が出てきたんだよ。ちゃんと痛い目にあわせてやったから、大丈夫だって」
「誰にやられたんだ!!」
「いたいっ!」
 容赦なく腕を掴む親父だが、俺が痛がると、すぐに手を緩める。
「もういいじゃん。俺も男だ。強くいたい。今度は、勝つから!!」
 笑って言ってやる。俺のことを”ルキエル”と認識しているから、今のうちに離れようとする。なのに、親父は容赦なく俺を抱き上げる。
 そして、俺はいつもの夫婦の寝室に連れて行かれる。
「お、親父?」
「そんな怪我をして。もう外には出るな」
「………」
 どっちの扱いなのか、読めないので、俺は無言となる。迂闊なことを言って、大変なこととなってしまう。
 実際、俺が逃げた時、兄ライホーンはぼろ雑巾のように殴られたと聞いた。ライホーンの協力を姉リンネットが密告したんだ。あの女、性根腐ってるな。
 俺が見るからに不機嫌な顔をすると、親父は俺の前に跪き、腰のあたりで抱きしめてくる。
「お前がいなくなったとわかった時は、生きた心地がしなかった。サツキに続いて、ルキエルまで失うなんて」
「………次は、気を付けるから。そうだ、妖精憑きの力の使い方、練習したい!! きっと、役に立つよ」
「………妖精憑きだってこと、周りにはいうんじゃないぞ」
「う、うん」
 親父にそう言われては、俺も大人しくするしかない。一応、俺のことは”ルキエル”と認識している。
 だけど、親父の中で大事な家族は、お袋と俺だけだ。兄ライホーンも、姉リンネットも、弟ロイドも、あの可憐で可愛い妹レーリエットでさえ、親父にとっては、大事な家族ではなかった。その事実に気づいてしまうと、俺は迂闊に動けなくなる。気を付けないと、俺の弱点といっていいレーリエットに何が起こるかわからない。
 親父は、また、あの枷を両腕両足につける。鍵を隠しているが、妖精使えば、すぐに見つけられるんだけどな。
 重い枷で、俺はベッドから動けなくなる。親父はそんな俺の姿に満面の笑みだ。俺の上に圧し掛かってきた。もう、俺は”サツキ”だ。
 俺の服は、全て、脱がせやすいものに変えられていた。一応、男物だけど、簡単に素っ裸にされてしまう。重い枷が、俺をベッドに縫い付けた。どうにか起きたくても、起きられない。
 いつもの口づけから、愛撫が始まる。その行為にはすっかり慣れてしまっていた。嫌悪感もない。受け入れてしまえば、気持ち良いものだ。それを一方的に受け入れていると、親父はもう、容赦なく、俺の下半身に手を伸ばす。
「や、やだっ」
 抵抗なんて小さいものだ。俺がちょっと身を捩っても、それだけだ。親父は指に薬を塗って、俺の下半身につっこんだ。
 最初は二本だ。こういうのって、本当は一本からだろうが!? だけど、親父ははやく剛直を俺の中に挿入したいので、ゆっくり段階なんか踏んでられない。俺の下半身が痛みではなく、喜びとなった時、容赦なく、突っ込むだろう。
 ずるっ、と指が挿入される。ちょっととっかかりで痛いと感じた。まだ、緩くなっていないから、引っかかりとかも感じるのだろう。無理に指を出し入れするのではなく、しばらく、俺が気持ち良い、と感じる所に指の先をあてて、俺を喜ばせる。
「やっ、そこ、もう」
 ちょっとこすられるだけで、頭がしびれるほどの快楽が駆け巡る。覚悟して構えていたけど、実際に触れられると、もう、体が喜んでしまう。一度、受けてしまったのだ。この快楽は忘れられない。
「ここがいいか」
「あ、うん、そこぉ」
 一度、受け入れてしまえば、もう、抵抗なんてしない。だって、抵抗なんて意味がない。それだったら、この状況を楽しんだほうがましというものだ。大人しくしていれば、悪くない扱いだ。
 だけど、親父の剛直を見ると、その先は遠慮したい。あんなものを挿入されて、無事でいられるとは思えない。これをどうにか回避するために、しばらくは、痛むふりをしていればいい。
 指は、どうしても最初の挿入が痛い。それが表情に出てしまう。本数を増やされると、苦しくて、痛いのだ。それなのに、奥を指で優しく撫でられると、ぞくぞくとした快楽が駆け巡る。
 俺が身もだえ、喜ぶ様を親父は目を細めて眺めて、喜んでいる。どんどんと、俺が親父の行為を受け入れ、抵抗すらしなくなってきた。それどころか、求めるように俺のほうから口づけしていく。もっと欲しいと腰を動かせば、親父は指を抜く。
「あ、どうし、て」
「今日は、ここまでだ」
「そんなっ!」
 中途半端なところで止められた。これまで、俺が満足するまでされた行為を止められた。俺は重い枷を持ち上げ、親父の背中に腕と足を絡める。
「もっと、もっと!!」
「やることがある」
 なのに、親父は俺をベッドに投げ捨て、部屋を出ていく。
「や、どうして!?」
 体がうずく。もっとと縋りたいけど、部屋から出られない。気づいたら、服がなくなっていた。体の奥がうずいて、動くに動けない。
 大人しく待つしかなかった。うずく体をどうにかする方法を俺は思いつかない。全て、親父の手でされていた。だから、親父を待つしかない。
 ベッドの上で震えて、親父の帰りを待った。それは、長い時間かに思えた。
 外がちょっと騒がしかった。兄ライホーンが何か叫んでいる。その騒ぎは、どんどんと俺がいる寝室にやってくる。
 俺は慌てて、適当な布で体を隠した。ちょっと遅かったら、俺の素っ裸を晒すこととなったな。危ない危ない。
 親父は、昼間、俺を殴った貧民を引きずるように連れてきた。一体、誰が教えたんだろうな、と親父の後ろを見てみれば、姉リンネットが笑っていた。お前っ、また、告げ口したのか!?
 貧民の男は、俺の前に放り投げられる。貧民の男は、ベッドの上で布一枚でいる俺を見て、呆然となる。
「お前、なんて恰好してんだよ」
「逃げろ!!」
 俺はそう叫ぶしかない。殺気が膨れ上がった。
 貧民の男はわかっていない。ただ、支配者である親父の子どもを痛みつけただけだ。それは、よくある話だ。貧民といえども、親が子どもの喧嘩に出ることはない。
「よくも、ルキエルの顔に傷をつけたな!!」
 だけど、この狂った男は、俺だけは、出てくるんだ。
 親父の愛剣が一閃する。
 呆然としていた貧民の男は、何もわかっていなかった。抵抗も何もせず、貧民の男の首が宙を舞う。それを俺は目の前で見てしまって、頭のどこかがおかしくなった。

 気づいたら、部屋がとんでもないこととなっていた。物という物が何かで切り裂かれたように壊されていた。
 親父は、そんな中で、無数の傷を体のあちこちに受けながら、俺を抱きしめた。
 視界の端で、表情のない生首が転がる。
「あ、ああ、あああああー------!!!!」
 妖精が暴走するのが見える。この部屋の惨状と、親父の傷は、俺がやったんだ。それがまた、起きようとしている。
 だけど、不発になる。たぶん、妖精憑きとしての力を使い過ぎたのだろう。急に眠気に襲われて、そのまま、眠ってしまった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

ふたなり治験棟 企画12月31公開

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

処理中です...