魔法使いの悪友

shishamo346

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嫉妬と衝動

積み重ねられた嘘と隠し事

 こういうつもりはなかったんだけどな。私は今頃、一人で馬車に揺られて、ちょっと仮眠している予定だった。馬車には、一人で乗るつもりだったのだ。
 それなのに、家臣たちが気を利かせすぎて、私が乗る馬車にルキエルを押し込もうとするから、とんでもない事となったんだよ。本当に、ルキエルと関わらると、予定通りに事が進まない。
 私はルキエルを壁に押し付け、後ろからルキエルの蕾に指をつっこみつつ、丹念にルキエルの背中を舐めた。
「やぁ、そこぉ、もっと、奥ぅ」
 蕾の浅い所を刺激してやっているだけだから、ルキエルはもっと奥が欲しいと足を開いて、私が挿入しやすいようにしてくれる。いつも、ここまで従順に素直であれば、いいんだが。
 だが、私は指をさらに奥へと挿入するだけだ。温泉の成分に塩が含まれるため、ルキエルの濡れた背中は塩の味がする。
「喉が乾くな。部屋に戻るか」
「やあ!! こ、ここで、お願い!!!」
 人がいないといえども、大浴場でこんなことするつもりがない私だが、ルキエルはもう、欲しいばかりだ。尻を突き出されても、私としては、ベッドがいいんだ。
 しかし、ルキエルはもう、出来上がっていた。散々、前の一物をいじり倒して、一度、白濁を出させてやれば、ルキエルのほうから私に迫ってきたのだ。
 一回、発散させれば、ルキエルも大人しく距離をとるかと思っていた。ところが、そこから、私に迫ってきた。私の膝の上で向かい合うようになり、口づけし、私の一物を舐めて、としてきた。もう、手がつけられないほど、ルキエルは興奮していた。
 ゆっくり湯舟につかって、日頃の疲れを癒そうとしていた私の予定は、これで終了だ。ルキエルを立たせ、壁に押し付け、ルキエルの準備だ。私の準備は、必要ない。
 しかし、場所が良くないな。熱いとかではない。湯舟は温泉とはいえ、塩が随分と多く含まれている。そのため、舐めたりすると、酷く喉が乾いた。地上に居ながら、喉の乾きで苦しむとは、思ってもいなかった。
 ルキエルにそこら辺を訴え、私は困っていると、そこは妖精憑きである。喉が乾いたのなら、と私に口づけして、唾液を流し込んできた。ほら、癒したんだ、私の体を。そうすれば、喉の乾きなんてなくなる。
 こんな力技までして、どうしても私の一物を受けたいルキエルは、私に背中を向け、壁に手をつけて、尻を突き出し、私を待っている。
 こんなふうにされてしまうと、もう、私の逃げ道とか言い訳はない。ルキエルの腰をつかんで、持ち上げ、ぐっと私の一物をルキエルの蕾に挿入する。
 一気に最奥まで挿入してやれば、ルキエルは喜んで震える。
「きたぁあ!! そこ、いい!!!」
 大喜びだ。だが、ここでの行為、お互い、いつもと違った。
「奥、柔らかいな」
 いつもは、最奥、固く感じるのだ。そこより先に挿入させるには、それなりに刺激をしなければならない。それから先への挿入だ。
 だが、今回は、とても柔らかい。湯で随分と暖かくなったからか、私の一物の先が、ルキエルの奥の壁をぐにゃりと包むように受けるので、何か別の感じがした。
 ルキエルの肌は温かいと感じるが、中は熱い。だからというわけではないが、いつもよりも気持ちよく感じる。
 ぐいと押し込んでやると、最奥のその先にずるりと呆気なく入ってしまう。あまりにも呆気なく、簡単に挿入されたが、その衝撃は、ルキエルにとっては、突然のことだ。
「ああああああー------!!!」
 とんでもない声をあげるルキエル。そして、簡単に白濁を放って、全身を震わせた。
「や、なんか、変な、感じ」
「痛いか?」
 言葉にするもの辛いのか、首を横に振って答える。壁に爪をたてて、私の一物を最奥のさらに奥に感じて、はーはー、と激しい呼吸をする。
「動いていいか?」
 ぐっと一度突いて、ルキエルの耳元に囁いた。私は動きたいが、ルキエルの反応が気になる。動いていいのか、迷った。いつもとは違うのだ。
 震え、私のほうを振り返るルキエル。ルキエル自身も迷っている。こんな経験、したことがないのだ。仕方なく、小刻みに最奥を突いてやると、ルキエルはがくんと足の力を抜かした。あまりの衝撃に、ルキエルはもう、わけがわからないように、虚空を見つめていた。
 立ってもいられないし、上半身にも力の入らないルキエルを私は膝の上に乗せ、座位にした。移動したため、私の一物の位置も浅くなったが、座った時に、また、最奥の奥に突っ込まれることとなり、ルキエルは声も出せないほどの衝撃に、私に背中を預けて震える。
「そんなにいいのか、こうすると」
「わ、わかん、ないぃいいい!!!」
 一度、持ち上げて、下ろして、とごりっと突いてやれば、ルキエルは激しく反応して、声を上げる。
 ルキエルの反応がよくわからないが、私はいい。私はルキエルの胸を後ろから刺激しながら、熱い息を吐き出す。
「動きたい」
 だが、ルキエルの了承が欲しい。私はルキエルの耳元に熱く語り、耳を舐めた。
「いいか?」
 衝撃に身もだえし、なおも迷うルキエルは私を振り返る。私を見て、少し、恐怖を感じていた。私のほうが、欲望に恐ろしい顔になっているのだろう。
 ルキエルが振り返ってくれたから、私はルキエルに深く口づけする。動くから、ルキエルは声を洩らすが、私の舌に答えてくれる。
 しばらく、離れても舌先を絡め、また深く口づけをして、を繰り返した。
「あっ」
 ずっと欲しがるルキエルから私は口を離した。
「動きたい」
「………ああ、いいよ」
「ルキエル」
 私は深くルキエルに口づけする。ルキエルはそれを喜んで受け止めるが、それどころではなくなった。私はルキエルの腰をつかむなり、ぐいっと下に押したのだ。そのせいで、さらに奥へと挿入され、ルキエルは私の口づけなんてしていられない。その衝撃に、私の口から離れ、正面を向いて、おかしな声をあげて、全身を痙攣させていた。ルキエルの体についた水滴は乾いたというのに、物凄い脂汗のような汗が全身を伝った。
「熱くて気持ちいい」
 それが、ものすごくルキエルの蕾から最奥まで締まったのだ。私の一物をぎゅーぎゅーと締めるから、私は白濁を放ちそうになった。そこをぐっと我慢したが、太くなったものだから、ルキエルは自身を抱きしめて、苦しんだ。
「もう、やめるか?」
 ルキエルが苦しそうだから、私はやめても良かった。それくらいのこと、私には大したことがないのだ。
 苦しそうだというのに、ルキエルは激しく首を横に振って、それを拒絶した。
「もう、いい、から、好きなように、やってぇ」
「可愛いことを言ってくれる」
 こんなこと言ったら、ルキエルは激怒する。だけど、ルキエルは言い返すような胆力もなかった。そこから、私はルキエルの腰を持ち上げると、激しく上下に動かしたのだ。下に降ろす時は、最奥のさらに奥を打ち付けるようにされるから、ルキエルは、その悦楽に悲鳴のような声をあげた。
 容赦ない行為に、ルキエルはとうとう、色のない液体を一物から吹き出させた。さらに私が手で刺激してやれば、どんどんと流れて、それに、ルキエルは喜んだ。もう、得体の知れない悦楽に、ルキエルは喜んでいた。
「お、奥に、ほしいぃ」
 とうとう、ルキエルは私の白濁を求めた。力は入らないが、中は私の一物をきゅうきゅうと締めて、どうにか白濁を絞り出そうとしている。
「いいのか?」
 私はぎゅっと後ろからルキエルを抱きしめ、首筋を舐める。私が与えるちょっとした刺激に、中が小刻みに震えるように痙攣した。
「はあ、中の、奥に、あんたを感じた、たい」
 そんなことを言われたら、私は止められない。私はもう、遠慮をやめた。
 ごりっという音でもするほど最奥を突き破り、そこで私は白濁を放った。
 私の白濁は、妖精憑きにとっては苦痛だろう。唾液でさえ、常用性のない麻薬だ。癖になる、とルキエルはよく言っていた。だから、白濁を最奥に放つ回数を私はおさえていた。一度でも、気が狂ったのではないか、というほど、苦しむ姿をルキエルは見せるのだ。
 だが、最近のルキエルは情緒が不安定になっていた。私の白濁を受けて、声もなく、中だけで絶頂している。そして、笑った。
「すげぇ。奥まで、あんたを感じる」
「そうなんだ。どこまでか、触って確かめてみよう」
 私はルキエルの腹をぐいっと抑えた。
「やあ!! そこ、おさえないでぇええー---!!」
 途端、激しく身を捩って、声を張り上げた。あまりのことに、私はつい、力を入れて、ルキエルの腹を押してしまう。
 そこが、ルキエルがもっとも感じるのだろう。私の一物が内側から、私の手が外側からぐっと挟むことから、ルキエルはとんでもない快感を受けている。それなのに、私の一物を締める力がさらに強まる。
「これはまた、凄いな。ここまで、私のものが入っているのか」
 手で触れられる感触に、私は興奮した。ルキエルの腹をぐっと押して、さらに中では私の一物がゴリゴリと押し込んだ。その衝撃に、ルキエルはもう、力つきていた。
 これまでの惰性で受けてきた快楽とは違う。どんどんと違うものを受けて、ルキエルはもう、さらに何か与えられるのでは、と狂った笑みを浮かべる。
「ここ、もっと、押してぇ」
 とうとう、私の手にルキエルの手が添えられる。
「わかったわかった」
 そう言われては、やるしかない。私はぐっぐっと最奥のさらに奥を打ち付けつつ、ルキエルの腹を呼応するように押してやる。ルキエルは、もう力尽きてもいいだろうに、私の手にルキエルの手を添えたままにしていた。
 それでも、二度目の白濁には、ルキエルも、とうとう、意識を保てられなくなっていた。
 二度目は、随分と早かった。ルキエルももう、吐き出すものもなくなって、一物が力を失っていた。
 ルキエルは、あっけなく力尽き、意識を飛ばした。




 妖精憑きは本当に回復が早い。あれほどのことをしたのだから、明日までルキエルの意識は戻らないものとして、私はいつもの壁役となって、一緒に横になっていた。
 馬車の移動だから、もしかすると、到着がずれているのかもしれない。食事は街に買いに行けばいいから、そこは問題としていない。服も、ルキエルの魔法で綺麗になっている。
 残る問題は、私が眠れないということである。あれほどのことをルキエルにしたのだ。私だって疲れている。本当は、ゆっくりと一人寝をしたいのだ。
 どうしようか、と悩んでいると、ルキエルは意識を取り戻した。
 私の胸から顔を上げると、ルキエルは嬉しそうに笑って、軽く口づけしてきた。
「また、俺、迷惑かけたな」
「そう思うのなら、いい加減、変な疑いはやめなさい」
 ルキエルが意識を取り戻したから、私はベッドから出た。ルキエルは私をどうにかとどめようと手を伸ばすが、私は容赦なく、それを握って回避する。
「私は、皇族の友人だという話は知っているな」
「それは、まあ、最近、聞いたけど」
 皇族の話を出すと、ルキエルは途端、心の距離を取る。どうしても、身分差をルキエルは私に感じている。だから、私はルキエルの手を離さなかった。
「私は体を痛めつけるようなことをしていると知った友人は、私の体のために、と妖精の万能薬を定期的に飲ませているんだ」
「っ!?」
 やっと、ルキエルは、私の体が急に回復した理由を知った。
「たぶん、その万能薬が、妖精の匂い付けだと勘違いしたんだな」
「そ、そうだよ。てっきり、別の妖精憑きが、あんたに、その、匂い付け? してると思ってた」
 ルキエルに合わせて、私も嘘をついてやったら、ルキエルは都合がいいとばかりに乗っかってきた。
 どうせ、ただの人である私には、妖精憑きの匂い付けなんてわからない。だから、嘘をついた。
 ルキエルは、私の体から毒やら苦痛やらを取り除いていることを知られたくない。だったら、私はその隠し事をそのまま継続させるために、嘘をつくだけだ。
「じゃあ、妖精の万能薬、これからも飲み続けるんだ」
 無駄なことをしている、とルキエルは思ったのかもしれない。だから、また、どこか情緒が不安定な感じをさせる。
「実は、あれは甘すぎるから、とオクトに飲ませてたんだ。だが、この通り、私は体調がいい。もう、飲む必要もないだろう」
「けど、飲めば、もっと良くなるんじゃないか? 顔色だって、俺が会った頃より、随分とよくなってきた。手だって、暖かい」
 ルキエルは私の手をぎゅっと握って笑う。
 ここまで回復させたのは、ルキエルだ。妖精の万能薬は実は、ここまで回復させることは出来なかった。いつもくそ甘くて、ただ、少し楽になる程度だった。
 どうして、ルキエルだと、私の体はここまで良くなるのか、そこは謎だ。妖精の万能薬は、万人向けだから、作用に差があるのかもしれない。それでも、養子オクトを健康体にまでしたのだ。
 ルキエルは私の体の状態を妖精憑きとして視て、良いとわかって、嬉しいのだろう。しかし、そこに妖精の万能薬が関わっていることに、迷いを見せている。本当は、飲んでほしくないのだろう。
「もう、飲むのはやめる。あれは、本当に甘すぎるんだ」
「俺が飲んだ時は、苦かったぞ」
「オクトに聞いてみればいい。あれは、私の養子となってからずっと飲んでいる。甘いと言って、喜んでいたぞ」
「だったら、あんたも飲めばいいじゃないか」
「甘すぎるんだ。私は、甘い物は嫌いだ」
「そうなのか!? だって、あんた、俺にいつも甘い菓子とか、用意してるじゃないか」
「好きだろう?」
「………ま、まあ、好き、だな」
 甘い物が好きだと知られて、ルキエルは顔を真っ赤にして、とうとう、手をひっこめてしまった。
 私はやっと自由になったので、背伸びする。この中途半端に腰を曲げると、それなりの年齢だから、痛くなる。
「体調もいいから、ここでやめていいだろう。というわけで、私の妖精憑きは、ルキエルだけだ」
「っ!?」
 もう、恥ずかしくて、ルキエルはもぐりこんでしまった。そんな恥ずかしがらなくてもいいのに。
 やっとルキエルも落ち着いたな。もう、情緒不安定なところがおさまった感じがした。もう、私に縋ったりとか、そういうことはしない。私が離れても、顔を出して、縋るように見てこない。窓の外の景色を眺めて、一喜一憂していた。
 さすが、皇族が宿泊する専用の施設だ。そこから見える景色もなかなか絶景である。もうすぐ、夜になるので、外は茜色に染まっていた。
「なんだ、到着したか」
 外が賑やかになった。多くの馬の嘶きが聞こえる。
 ルキエルが起きようとするのを私は止めた。
「あそこまでしたんだ。今日はここで休んでいきなさい」
「けど、そうなると、あんた、寝られないだろう」
「ルキエルの添い寝は、他にいるだろう。呼んできてやる」
「別に、あんただって」
「また、疲れることされたいのか?」
 意地悪なことを言ってやると、ルキエルは枕を私に投げつけてきた。もちろん、私はしっかりと受け止めて、ベッドに投げ返す。
「十分、元気だな。明日は、近くの街に買い物にでも行きなさい。金はオクトに渡しておく」
「行かない!!」
「こういう保養所に来たんだ。お土産とか、買って行くものだぞ。せめて、父親には買って行ってやれ」
「………わかった」
 そういう習慣がないわけではない。アルロは、何かとルキエルのために、買い与えている。仕事で遠出すれば、珍しい物を買って帰って来ていた。そのことをルキエルも、言われて思い出したのだ。
 ルキエルをベッドで一人、休ませておいて、私は屋敷を出て、賑やかになった所へと歩いて行く。
 大移動だ。馬車の数も、荷馬車の数も尋常ではない。それらが一気に集まったのだ。もう、渋滞を起こしていた。そんな中でも、高貴な人が乗っているとわかる馬車は、先頭に待機していた。馬車の周りには、ルキエルの兄弟姉妹たちが手持無沙汰にしていた。
「ああああー---!! お兄ちゃんはどうしたのよ!!!」
「ルキエル様はどこにいるのですか!!」
 早速、ルキエルの妹レーリエットと、ルキエルが拾って育てた貧民ナナキが掴みかかってきた。
 本来ならば、こんなことされている当主を家臣は守るべきなのだが、家臣たちは移動疲れと、いつもの光景に、呆れて傍観しているだけである。もう、馴れちゃったんだな、こういうの。
「義父上、無事ですか!?」
 そして、私を唯一、心配してくれるのは、養子オクトである。私の体をぺたぺたと触って、確かめていた。
「聖域を使って移動したと聞いた時は、ぞっとしました。聖域に何もされていませんね」
 私とオクトは、妖精憑きの天敵となるべく、体を改造している。そのため、聖域からは拒絶されるのだ。オクトは、保養地に到着してから、私が聖域を使って移動したと知って、ぞっとしたのだろう。
 オクトに言われて、私も今更ながら、無事であることに気づいた。ルキエルの情緒不安定な所にばかり意識が向いていて、自身の体質のことをすっかり忘れていた。
「ルキエルと一緒だったから。移動はあっという間だよ。もう、私とルキエルは温泉に入った。お前たちも、荷物を運び込んだら、好き勝手しなさい。食事は、街でとるように」
 私がそう言ってやれば、家臣たち、使用人たち、ついでに妖精憑きたちは声をあげて喜んだ。
「そうだ、ルキエルが寂しがっている。オクト、この二人を案内してやってくれ。私が使う部屋で休んでいる。食事は、私が適当に買ってこよう」
「いえ、僕が買いに行ってきます」
 私がレーリエットとナナキの案内をオクトに丸投げしようとしたら、ナナキはそれを拒絶した。
「私が信用ないのか?」
「僕のほうが、ルキエル様の嗜好をよく知っています」
「では、お任せしよう。私は休ませてまらう。オクトも、適当に済ませてきなさい」
「わかりました」
 こうして、やっと私はゆっくり休ませてもらえた。もう、ルキエルが私の休む部屋に強襲するような真似はしなかった。

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