嫌われ者の皇族姫

shishamo346

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妖精殺し

妖精殺しの貴族

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 妖精殺しの貴族とは、嘘か本当か、伝説のような存在である。
 妖精の魔法は万能である。しかし、妖精殺しの貴族には、妖精の魔法が届かない。そのため、妖精殺しの貴族は、妖精憑きを素手で殺せるのだ。
 平民でも、ちょっとした怖い話として語り継がれている。
 妖精殺しの貴族は、どこの誰なのかわからないが、貴族には気をつけろ、という意味をこめて、子どもたちに話すのだ。
 帝国では魔法使いは憧れの存在である。その魔法使いでさえ、妖精殺しの貴族には勝てないのだ。そうして、貴族には気をつけろ、と子どもに言い聞かせるのだ。






 王都の貧民街の支配者コウエンは、もう、半泣きである。
「やっぱり、妖精殺しの貴族との伝手はあるのですね」
「………」
「妖精殺しの貴族が存在することは、皇帝であれば、当然、知っていることです。元は、辺境の地を領地として存在しましたが、伝説の皇帝エウトが帝国統一を果たした時、領地替えをしたという話です。そこから、妖精殺しの貴族は一貴族として息を潜めてしまい、正確な所在はわからなくなりました。ですが、裏では、妖精を狂わせる香は売られています」
「………」
「香の売人を呼んでください。わたくしが交渉します」
「やめてぇええーーーーーーーー!!!」
 仲介を果たす売人でもダメなのかー。
「コウエン、今、帝国は滅びるかどうかの境地に立たされています。今こそ、妖精殺しの貴族の後ろ暗い力が必要なんです」
「そ、そんなこと言ったって、妖精殺しの貴族は、野良の妖精憑きの支配者だ。そんなのを帝国に差し出したとなれば、俺の命がない!!」
「戦争で負ければ、帝国民は奴隷にされますよ」
 敵国が欲しているのは、新しい奴隷だ。今更、帝国にある技術なんて、敵国はいらない。だって、神と妖精、聖域の教えを捨てたのだ。それに殉じる技術を敵国は欲しない。
 敵国は、綺麗ごとを言って、どうにか敵国を支配しようとしているのだ。それは、帝国民を敵国にとって都合のいい奴隷にしようとしているだけだ。
 そんな裏話、それなりに力のある貴族であれば知っていることだ。それは、貧民も同じだ。貧民の支配者であるコウエンだって、敵国の目的をなんとなく耳にしているだろう。
 敵国の文化を取り入れないのは、帝国民を守るためだ。敵国は、耳当たりのいい甘言を弄する。それをそのままの信じた帝国民が、内乱を起こす危険性があるからだ。
 それは、戦争の話もだ。帝国が戦勝国と謳い続けていれば、帝国民は敵国の文化を下に見るだろう。戦争の詳細を表に出さないのも、敵国への興味を持たせないためだ。
 王都の貧民街の支配者コウエンは、わたくしの訴えを嘲笑う。
「俺たち貧民には、関係ない。俺たちは、何者にも縛られず、好き勝手に生きるだけだ。奴隷になるのは、お行儀のいい帝国民だけだ」
「王国に逃げればいい、と思っていますね。ですが、帝国が敵国の支配下に置かれた時、王国なんてあっという間に支配されてしまいます。王国は、帝国の盾としての扱いです。残念ながら、武力はありません」
「敵国に逃げればいい!!」
「あなたは、敵国がどういう場所か、知っていますか?」
「ここよりはマシだろう」
「どうでしょうね。わたくしは知りません。ですが、見知らぬ国は、いい国に見えるのでしょうね。そういう話を敵国の密偵から囁かれたのではないですか?」
「………」
「そういう情報操作をするのも、敵国の戦略です。帝国は、敵国に密偵を放ちません。帝国にとっては、敵国は不要なんです。敵国は、帝国に押し売りをして、騙して、連れて行かれた先では、話が違う、と叫ぶこととなります」
「う、嘘だというのか?」
「知りません。わたくしは、敵国のことなんて、興味がない。わたくしは逃げますが、決して、敵国には逃げません」
「………エンジを呼ぶことくらいなら」
「エンジも呼んでください。妖精殺しの貴族もお願いします」
「妖精殺しは勘弁してくださいいいーーーーー!!!」
 説得したけど、どうしても、妖精殺しの貴族を呼ぶことだけは、王都の貧民街の支配者コウエンがイヤがります。
 土下座したままのコウエンの前にわたくしは、膝をついて、コウエンの顔をあげさせました。
「心配いりませんよ。わたくし、妖精殺しの貴族と顔見知りかもしれません」
「本当に?」
「たぶん」
「うわあああああーーーーーーーー!!!」
「帝国が敵国の属国となれば、帝国民貧民関係なく、奴隷ですよ。奴隷で使い捨てになって死ぬか、妖精殺しの貴族を呼んで死ぬかもしれないか、どちらかです。楽に死ねる確率の高そうなほうを選んでください」
 結局、コウエンは、わたくしに従うしかなかった。






「俺様の運命!!」
 王都の貧民街の支配者コウエンが道具を使って呼べば、すーぐ、辺境にいる辺境の貧民街の支配者エンジはわたくしの前に来て、抱きしめてくれた。
 しばらく、エンジはわたくしを抱きしめて、微妙な表情で、わたくしを離した。
「我が弟ながら、随分な匂い付けをしてくれたな」
「表面だけですよ。いっそのこと、コウエンは、わたくしの臓腑まで、匂い付けしますか?」
「それもいいな」
 獰猛な笑顔を見せるエンジ。そんな顔をしても、結局、エンジはわたくしに手を出さないですけどね。
「今は戦時中だと聞いてる。シーアがこんな所までお忍びということは、戦況は良いんだな」
「それが、あまり思わしくなくて、仕方なく、わたくしが動きました」
「まさか、俺様の弟が危険なのか?」
「時間の問題です。だから、妖精殺しの貴族の協力が必要です」
「俺様にまかせればいい。俺様だったら、敵を全て消し炭に出来る」
「もちろん、エンジにも協力をお願いします。ですが、その協力は、武力ではありません」
 わたくしは、エンジの妖精憑きとしての力を使うつもりはない。
 エンジは、ただの妖精憑きではない。万年に一人誕生するかどうかの、神が帝国に与える凶星の申し子だ。凶星の申し子は、千年に一人必ず誕生する化け物妖精憑きと同等の力を持っていると言われている。
 力の種類が違う、とわたくしは筆頭魔法使いナインから聞いた。具体的にはわからない。だけど、筆頭魔法使いナインの力を防がれたということは、凶星の申し子の力も防がれるかもしれない。
 敵国が簡易的に作り出した禁則地の威力は不明だ。迂闊に、凶星の申し子の力に頼っていいものではない。万が一、次があった時、凶星の申し子が存在するわけではないのだ。
 不確かな力ではなく、神が人に与えた一族を頼るのが、帝国の正しい戦い方である。
 支配者が居座る建物は、本来、最上階に行くべきなのだが、箱入り娘のわたくしには、重労働すぎるので、一階で、妖精殺しの貴族を待つこととなった。
 エンジが来てすぐ、外が騒がしくなった。エンジは、わたくしを守るように後ろから抱きしめてくれる。妖精憑きって、皆さん、後ろから抱きしめるのよね。エンジ相手なのに、筆頭魔法使いナインに後ろから抱きしめられているような感じになった。
 ぞろぞろと身なりのいい一団がわたくしがいる部屋に入ってきた。その中心にいる人は、とても若い。
「シーア嬢ではないですか。ラッセルの結婚式以来ですね」
 そう言って、わたくしの前に膝をつく貴族は、文官ラッセルの同級生であり、わたくしが同級生となるまで、次席であった伯爵子息マッシュである。
「あの、膝をつくのはやめてもらえませんか? わたくし、貧民の支配者に土下座させた女、なんて影で言われて、これ以上、悪名が増えるのは遠慮したくて」
「貴族の学校に在学中、僕は、あなたの下僕となると誓いました」
 そう言って、マッシュはわたくしの手をとって、額におしつけた。
「こうやって」
「それは、まあ、その場の勢いというか、なんというか」
 あったなー。貴族の学校に在学中、皇族であるわたくしに忠誠を誓う、という遊びが流行ったのだ。もう、冗談みたいな話なのだ。わたくしは、本気にしていなかった。
 その時のことをマッシュはいうのだ。
「いえ、本気ですよ。皆、本気で、女帝陛下の下僕になると誓いました」
「う、うーん、そうなんですか」
 わたくしが皇族であったなら、という忠誠ごっこだと思っていた。わたくしは、皇族ではないと思っていた。誰も、わたくしが皇族の儀式を通過するなんて、思ってもいなかったのだ。だから、遊びで、この忠誠ごっこを受けた。
「とうとう、あの堅物のナックルも、女帝陛下の下僕となった。僕の目は確かだった」
「そういえば、わたくしが城を追われる時は、マッシュが拾ってくれる約束でしたね」
「もちろん、城を追われた時は、必ず、僕がシーア嬢を拾います。そして、逆族を全て根絶やしです」
「………」
 どこまで本気だろうか。伯爵子息マッシュは、笑顔でわたくしにいう。
「ま、まあ、わたくしとマッシュしかわからない、昔話はまたの機会にしましょう。あの、エンジ、そのぉ」
 後ろでは、わたくしを力強く抱きしめるエンジが、マッシュに敵意を向ける。
「エンジには、マッシュが本物の妖精殺しの貴族かどうか、判別してもらいます」
「僕がシーア嬢にだけ教えた秘密だというのに、信じてもらえないなんて、悲しい」
「だって、わたくしでは、マッシュが本物かどうかなんて、わからないしぃ」
 実は、冗談だと思っていた。だって、マッシュは、物凄い女たらしなのだ。貴族の学校で、たくさんの女生徒を口説いていた。その延長で言われたのかなー、とわたくしは聞き流していたのだ。
 伯爵子息マッシュは呆れたように溜息をついた。
「僕だけですよ、シーア嬢に告白されなかったのは。あんなに仲良くしていたのに」
「だって、マッシュはいつも、お付き合いしている女性がいましたし」
「シーア嬢に嫉妬してもらいたかったからですよ」
「そうなのですか!?」
「騙されてるぞ!!」
 ついつい前のめりになるわたくしを辺境の貧民街の支配者エンジが力づくで戻してくれた。ついでに、マッシュから引き離さそうとしたけど、マッシュはわたくしの手を離さない。
「また、マッシュはわたくしに嘘をついてぇ」
 貴族の学校に在学中、マッシュには散々、騙された。貴族の学校でのわたくしのやらかしのほとんどは、マッシュの口車に乗ってである。
「本気なのに。僕は、シーア嬢とだったら、楽しい家庭を築けると思っていた。それに、シーア嬢は、我が家の妻になる資格がある」
「も、もう、騙されませんから!!」
 わたくしのほうから、力いっぱい、マッシュの手を払ってやった。もう、騙されてたまるものか!!!
 伯爵子息マッシュは、笑顔のまま立ち上がり、手近な椅子に座った。
「女帝陛下の下僕として、出来ること全て、協力しましょう」
「本当に、妖精殺しの貴族なんですか?」
 わたくしは、改めて、妖精憑きであるエンジに確認する。
 妖精殺しの貴族の確認する方法はただ一つである。妖精の魔法が通るかどうか、確かめるだけである。だから、エンジを呼んだ。
 エンジはわたくしを後ろから抱きしめたまま、マッシュを睨んだ。しばらく、マッシュは笑顔でエンジを見つめ返して、エンジは表情をどんどんと険しくしていく。
「辺境の貧民街の支配者は妖精憑きだという噂は本当なんだな。僕には、どんな魔法も通じない。攻撃したって、妖精は全て僕を避けていく。無駄だ」
「確かに、低級な妖精は、貴様を避けていくな」
「さすがに、筆頭魔法使い級の妖精憑き相手では、僕も痛い目にあうがな。これで、証明された」
「この男は、妖精殺しの貴族だ」
 こうして、マッシュは妖精殺しの貴族であることが証明された。
「それで、わざわざ僕を呼び出したのは、こんな下らない証明をするためか? だったら、帰って休みたいんだが」
「呑気にそんなこと言っている場合ではありません。帝国は今、戦争中ですよ」
「どうせ、帝国が勝つ」
「戦況が不利になっています」
「戦争バカがいるから、簡単には負けないだろう」
「詳細が話せませんが、それでも、戦況が悪くなっています。肝心の筆頭魔法使いが封じられています」
「女帝陛下がここにいるんだ。そうなるだろうな」
「えー」
 わたくしのせい、と言われてしまった。そんな、皇帝のいるいないで、筆頭魔法使いの能力が左右されるなんてぇ。
「敵国側が、妖精の力を悪用しています。見事に、帝国側が不利になっています」
「わかった、僕が行こう。妖精殺しと呼ばれる我が家が、敵国の力を打ち破ってやろう」
「ありがとうございます」
「お礼はまだ早い。敵国が妖精の力を悪用している、というが、どういうものか、想像がつかない。城で詳細を教えてもらおう」
「ナックル先輩が教えてくれますよ」
「それは楽しみだ」
 伯爵子息マッシュは、極悪な笑みを浮かべた。







 なんと、マッシュは伯爵子息ではなく、伯爵となっていた。移動中に、そんな話をしていた。
 いつもの隠し通路を通って、わたくしたちは、文官ナックルの元に戻った。
「逃げたんじゃないのか!?」
「ナックル先輩を見捨てるのは、夢見が悪いので、援軍を呼んできました。伯爵マッシュですよ」
「ぎゃあああああああーーーーーーーー!!!」
 妖精殺しの貴族って、皆、悲鳴をあげちゃうね。文官ナックルは、懐かしの悪友を目の前にして、頭を抱えて叫んだ。
「ナックル、久しぶりじゃないか。奥方には、つい昨日、会ったよ」
「俺の妻に近づくなああああーーーーーーー!!!!」
「口説いたんだが、夫を愛しているから、と振られた」
 やっぱり、ナッシュはわたくしのこと、冗談なんだ。わたくしは、ナックルとマッシュのやり取りを見て、目が覚めた。マッシュのいうこと、信じないようにしよう。
 そういう騒がしいやり取りの合間に、マッシュは上手にナックルから戦況を聞き出した。
「禁則地を簡易的に作ることなんて、可能なんだろうか」
「筆頭魔法使い様がいうのだから、そうなんだろう」
「いくら、信仰を捨てたといったって、無害なわけではない。禁則地を移動出来たということは、元の場所は、もう、使えないのだろう。帝国との国境沿いだから、禁則地が生き残るために根付いたのかもしれないな」
「そういうものなのか?」
「我が家の成り立ちに関わることだから、詳細は伏せるが、禁則地を潰すのは、信仰を捨て去ったほうが簡単だ。敵国側は、禁則地を利用出来れば、程度に考えただけだ。禁則地は、ただの人も、妖精憑きも、力が及ばない場所だ」
「その、妖精殺しの力で、どうにかならないのか?」
「まず、妖精殺しの力の認識が間違っている」
 文官ナックルの言い方に、伯爵マッシュは苦笑する。
「妖精殺しというのは、ただ単に、妖精の魔法が届かないだけだ。僕は別に、妖精を殺せるわけではない。実際に殺せるのは、妖精憑きだ。それも、体術も剣術も未熟な妖精憑きだ。帝国の魔法使いは、きちんと体術と剣術も身に着けている。一筋縄ではいかない。僕が出来ることは、殴り合いだ」
「そ、そんな」
「だが、禁則地を封じることは可能だ。僕は、妖精に嫌われているから、近づきたくないんだがな」
 伯爵マッシュは、笑ってそう言い、わたくしを見た。もう、そんな風に見つめられても、もう、騙されないんだから!!
「マッシュを戦場に連れて行きましょう」
「女帝陛下と一緒であれば、行こう」
「………ちょっと、お時間をいただければ」
「行くのか!?」
 驚く文官ナックル。
 わたくしはこれまで、女帝を辞めるために、戦争への出征を頑なに拒んでいたから、驚くのは当然です。なんと、伯爵マッシュも驚いています。
「少し、エンジと密談をしてきます。ここで待っていてくださいね。ナックル先輩は、マッシュをしっかりと捕まえてくださいよ」
 わたくしはエンジの腕をとって、密談の部屋を出て行った。
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