嫌われ者の皇族姫

shishamo346

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気弱な魔法使い

執着の犠牲

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 迷った。シオンに何と言えばいいだろうか。
 シオンは皇帝だ。生まれながらの妖精殺しが誕生したと知れば、容赦なく、処刑するだろう。ついでに、ネフティも処刑する。妖精殺しが誕生したのだ。その血筋を残すわけにはいかない。ネフティの子どもたちも処刑する。
 しかし、ネフティもただ、黙ってやられるような女ではない。実は、その赤ん坊がシオンの手がついた女の子だと暴露するだろう。
 ネフティとシオンの弟がやったことが全て表沙汰となった時、シオンはどうなるのだろうか? 想像も出来ない。
 そうしている間も、シーアと名付けられた赤ん坊は、弱っていってる。
 生まれながらの妖精殺しを生かすには、妖精憑き寿命を捧げるしかない。だから、妖精殺しは根絶やしにしなければならないのだ。
 妖精殺しは妖精憑きの寿命を奪って生きながらえる。そうすると、妖精憑きは早世しまうのだ。だけど、妖精憑きはそれをやめられない。妖精殺しは生まれながらに、妖精憑きに好かれる体質だ。その体質で妖精憑きをおびき寄せ、無意識に、妖精憑きに寿命を捧げさせるのだ。
 そんなもの、野放しにしたら、妖精憑きはいなくなってしまう。帝国は、妖精憑きの恩恵により、便利な生活を送り、恵まれた大地を得ているのだ。妖精憑きが絶滅してしまったら、帝国は滅んでしまう。
 いつかは、皇族の中に生まれながらの妖精殺しが誕生するだろう、と皇帝と筆頭魔法使いだけは知っていた。皇族の中に、妖精殺しの血筋が混ざったからだ。
 だが、これまで、妖精殺しが誕生することはなかった。だから、もう大丈夫、と歴代の皇帝も、筆頭魔法使いも思ったのだ。
 よりによって、シオンの子が、妖精殺しとして誕生するなんて。
 皇帝として、筆頭魔法使いとして、赤ん坊シーアを処刑しなければならない。妖精殺しとわかるのは、帝国最強の妖精憑きである僕だけだろう。実際、そうなんだ。
 だけど、弱っている赤ん坊シーアを目の前にして、僕は躊躇った。妖精殺しだからではない。そんなものに惑わされるほど、僕は子どもではない。気が弱いけど、僕だって、人の命を刈り取ったことだってあるんだ。
 シオンの子どもだから、どうしても、出来なかった。
 思い返してしまう。僕にだけ、シオンは女のことを教えてくれた。今も、あの私室にある花嫁衣裳を前にして、シオンは女を待っている。
 その女が、シオンの弟によって殺され、シオンの子はネフティの子として育てられている。その子が、よりによって、妖精殺しだという。
 こんな最悪なこと、シオンに教えられない。
 このまま、何もしなければ、この赤ん坊は死ぬんだ。わかっている。シオンの知らない所で、この赤ん坊は死んだほうがいい。そして、シオンは死ぬまで、女が来る夢を見ていればいいんだ。
「ぎゃああーーーーー!!!」
 赤ん坊が力一杯、泣き叫んだ。もう、弱っていて、死ぬばかりだというのに、赤ん坊は残った力をふり絞って、泣いたのだ。
 まだ、目が見えないというのに、どこかに手を伸ばしている。赤ん坊、首だって座っていないというのに、手を伸ばして、何かを掴もうとしている。
 そして、ぱたんと手を落とし、静かになった。
「ナイン、どうにかして!!」
 無責任に僕の服をつかんでいう皇族ネフティ。お前のせいで、僕はいらない苦悩を抱いているというのに。
「そんな、せっかく、せっかく、手に入れたのに」
 僕の前で、とんでもないことをいうネフティ。僕は、それを聞いて、さらに気分が悪くなった。ネフティは、この赤ん坊を人形かなにかと思っている。
 それはそうだ。腹を痛めて産んだ子ではない。ネフティにとって、シオンの子なだけだ。それ以上でも、それ以下でもない。
「離せ!! 汚らわしい!!!」
 僕は乱暴にネフティを振り払った。
「何をするんだ!!」
「だったら、この女を俺様に近づけるな!!! 夫を持つ身で、堂々とシオンに執着するこの女なんて、汚らわしい」
 これ以上、何も言い返せないシオンの弟。黙って、泣いているネフティを抱きしめて、僕から離した。
「どうか、助けてくれ」
 そして、深く頭を下げるシオンの弟。ネフティにとっては赤ん坊は玩具だというのに。
 ある意味、命令だ。僕は、背中の契約紋に痛みを感じた。この赤ん坊を助けてはいけない。だけど、シオンの弟は、ネフティのために、この赤ん坊を助けろという。
 きっと、この赤ん坊が生まれながらの妖精殺しと教えても、助けろというだろう。それどころか、妖精殺しだということを内緒にしてほしい、と命じるだろう。
 結局、僕は、この命令という言い訳を使って、赤ん坊に、僕の寿命を捧げた。






 赤ん坊は定期的に弱っていった。その度に、僕は呼び出され、寿命を捧げた。そうしていると、赤ん坊はどんどんと元気になっていって、僕を見て、笑うようになった。
 皇族ネフティは、僕の予想通り、赤ん坊のことを玩具扱いだ。面倒は使用人に任せ、ちょっと様子見をするだけだ。そして、赤ん坊から興味を失せると、シオンを追いかけまわした。
「母親だったら、赤ん坊の面倒をみろ!!」
「だって、全然、似てないわ」
 生後半年となると、顔立ちはどちらに似てくるはずなのだが、この赤ん坊は、母親にも、父親にも似ていない。
 当然だ。その赤ん坊は、シオンが手をつけた貧乏貴族の娘が産んだんだ。ネフティに似るはずがない。かといって、シオンの弟にも似ていない。
 何故か、シオンにも似ている所が見られなかった。
 シオンの子だと、僕はわかる。それは、力の強い妖精憑きゆえだ。だけど、赤ん坊の見た目は、どうやら、産みの母親に似てしまったようだ。
 しかも、いつまでも、赤ん坊シーアは、誰にも懐かなかった。泣いて、母乳を拒否することも多く、いつもやせ細っていた。


 可愛げのない赤ん坊に、とうとう、皇族ネフティの癇癪が爆発した。


 赤ん坊が定期的に弱るので、僕も定期的に赤ん坊の元に足を運ぶようにした。ついでに、妖精で様子見をしていた。
 そして、とうとう、ネフティが赤ん坊に暴力をふるっている事実を知ることとなった。
 これには、僕も黙っているわけにはいかない。赤ん坊の様子を見に行って、赤ん坊の怪我を見つけた体をとって、シオンの弟に訴えた。
「赤ん坊にこんな怪我をさせるなんて、どういうつもりだ!!」
「ネフティも、困っているんだ。こんなに弱く、泣いてばかりだから」
「死んだら、どうするつもりだ!!」
「どうせ、いつも死にかけているし」
「それを生かせと言ったのは、お前たちだろう!! わかった、この事は、シオンに報告する。お前はもう、皇族の仕事から手を退け」
「兄上には言わないでくれ!!」
「赤ん坊が死んだら、シオンだって、責任を感じるぞ。あんたに甘えて仕事をまかせたから、と。そうなってからでは遅いんだ」
「わかった、わかったから!!」
 僕の寿命を無駄にさせることをしているというのに、何もわかっていない。
 仕方がない。赤ん坊シーアが生まれながらの妖精殺しだと、知らないのだ。まず、妖精殺しというものを知っているかどうかも怪しい。
 死ぬわけではないから、僕は赤ん坊の怪我は放置した。ともかく、最低限、僕の寿命を捧げて、赤ん坊を生きながらえさせた。その内、ネフティが面倒になって、赤ん坊を見捨てるのを待った。
 この赤ん坊が生きていて、誰も幸せにならない。赤ん坊が死んだほうが、全て丸く収まる。
 そうして、無駄に寿命を消費していると、とうとう、ネフティは赤ん坊に大怪我を負わせた。
「頼む、助けてくれ!!」
「こ、こんなことに、なるなんて」
 泣いて震えるネフティを抱きしめて、僕に頼み込むシオンの弟。とんでもない茶番を見せられているような気分になった。
 頭を鈍器で殴ったのだろう。触ってみれば、頭が陥没していた。血止めするために、布を巻いているが、どんどんと汚れていっている。
 このまま、何もしなければ、赤ん坊は死ぬ。だけど、僕であれば、助けられる。
 皇族の専属医を呼んで、手遅れになってくれれば良かったのに。
 僕は最低なことを思った。でも、仕方がない。赤ん坊は死んだほうがいいんだ。それで、全て、丸くおさまる。
「ねえ、大丈夫よね? ナインなら、助けられるよね!!」
「その前に、こんなことするな!!」
「だって、わたくしが抱くと、泣いて暴れるから!!!」
「お前が赤ん坊を殴ったりするからだろう!!!」
「似てないから!!!」
「知るか!!!」
 ガキみたいな言い訳を次から次へと口にする皇族ネフティ。この女こそ、死ぬべきだ。
 この女のせいで、多くの人々の人生が狂わされた。それは、皇族から貴族、平民まで、調べあげれば、ものすごい数だ。
 ただ、皇帝シオンに近づいた、それだけで、ネフティは女たちを傷つけた。時には、あまりのことをされて、自殺した者だっていた。
 それほどのことをしながら、皇族ネフティは、シオンへの愛を免罪符に、やりたい放題だ。それをシオンが責めても、シオンの弟がネフティを庇う。もう、悪循環だ。
 もう、赤ん坊は泣くことも出来ない。何かを求めるように動くこともない。どんどんと、頭から止まらない血を流して、顔を蒼白にしていく。
「ナイン、頼む!!」
 結局、この命令を理由に、僕は最低限の治療を施した。
 妖精殺しには良い魔法も悪い魔法も届かない。そんなものの怪我を治すには、僕の寿命を使って魔法を行使するしかないのだ。
 赤ん坊を生かすために、散々、寿命を捧げた。これ以上、無駄に寿命を消費させるわけにはいかないので、本当に、最低限の治療をした。生きていればいい、そう考えたのだ。
 それが、シーアの未来を不幸へと叩き落すこととなった。







「二度目はない。次、あった時は、全て、シオンに報告する」
「わかったわかった」
 我が子ではないから、シオンの弟の反応は軽い。死ななくて良かった、程度だ。
 僕は、もう呼び出されたくなくて、シーアに定期的に寿命を捧げた。離れていても、それは簡単に出来る。
 シーアはまあまあ健康になっていったので、僕が呼び出されることはなくなった。
 僕は、いつ、シーアの寿命を尽きさせようか、と悩むこととなった。僕が寿命を捧げなければ、シーアは死ぬ。物心つく前に死んだほうがいい、と僕は考えた。
 そうして、無為に時間を過ごしていると、シーアも赤ん坊から幼児となって、歩き出す頃となっていた。
 もうそろそろ、使用人が幼児となったシーアを散歩するように、部屋の外で歩き回るだろう、と僕は注意深く、幼児を見るようにしていた。
「ナインも、子どもが欲しいのか」
 あまりに見ているから、皇帝シオンが勘違いする。
「ほら、ネフティの子、手がかかったから」
「一時期は、週に一度は、ナインが呼び出されていたな」
「もう、そういうこともなくなったけど、まだ、心配で」
 表向きの理由を口にして誤魔化した。
「ネフティも珍しく、子どもを理由に、僕の所に来ないのは、子どもの体が弱いからかな」
 ネフティは子どもを使っては、シオンに近づいていた。ほら、ネフティの子どもは、シオンにとっては甥姪だ。
 赤ん坊であった頃からしていたことだ。それをシーアだけはしなかった。まあ、シーアはいつも死にかけていたから、連れまわすわけにはいかなかっただろう。
 もう、十分、元気になっただろうシーアを僕は探した。皇族の居住区を皇帝シオンと回っていれば、その内、見れると思った。
「もう、歩いて!!」
 使用人が、小さい幼児の手をつかんで、乱暴に引きずっていた。
「そんなことをしたら、怪我をするだろう」
 さすがに皇帝シオンは注意した。まだ子どもとはいえ、将来は皇族かもしれないのだ。使用人としては、失格な行為だ。
 慌てて、使用人は床に膝をついてひれ伏した。
 使用人の手が離れると、幼児はばたんと倒れた。なのに、誰も、幼児を助け起こそうとしない。それが、普通の光景なんだろう。
 だけど、シオンにとっては普通ではない。慌てて、幼児を抱き上げた。
 シオンの腕にいる幼児を一目見て、それがシーアだとわかった。虚ろな目で、脱力しているシーア。
「も、申し訳ございません!!」
「この子は誰の子だ?」
「ね、ネフティ様の御子です!!」
「僕の姪じゃないか。ほら、僕は君の伯父さんだ。わかるかな?」
 近くにネフティがいないからか、シオンは優しくシーアに話しかける。もう、使用人を見てもいない。
「体が弱い子だから、色々と成長が遅れているのだろう。医師に診てもらおう。ほら、一緒に行こう」
 もしかしたら、血の繋がりを感じるのかもしれない。それほど、珍しい光景だった。
 シーアは何も反応しない。ただ、シオンの腕の中でされるがままだ。
 僕は、シオンの後ろについていき、内心では恐怖に震えた。医者に診せなくても、シーアが普通でないことはわかる。
 シーアは一度、酷く頭を傷つけられ、死にかけた。あの時、僕は最低限の治療しかしなかった。ただ、生きていればいい、そう思ったのだ。
 そして、結果、本当に、ただ、生きているだけのシーアとなった。
 シオンは気づいている。抱き上げれば、やせ細っているとわかる。いくら、シオンに子がいなくても、ネフティの子をそれなりに抱き上げたのだ。シーアが普通の幼児とは違うことを勘付くだろう。
 シーアの治療を最低限にしたのは僕だ。それを知られた時、シオンはどんな反応をするのか、読めない。
 僕はただ、黙って、シオンの後ろに従った。シオンは、珍しく上機嫌で、感情を見せない、動きもしない、息をしているだけのシーアに話しかけて、笑いかけて、としていた。
 それも、皇帝の私室に入ってまでだ。そこからは、剣呑な表情となる。
「すぐに、親をここに連れて来い」
「う、うん」
 激怒している。僕も関わっていると知られた時、どうなるのか、わからない。
 シオンは気が長いように見えるが、実際は、物凄く短気なのだ。それをどうにか我慢するように、いつも、一呼吸おくようにしている、と話していた。
 今、シオンは、一呼吸おいている。胸いっぱいに吸い込み、そして、吐き出して、としていた。
 僕は、妖精を使って、シオンの弟の皇族ネフティを呼んだ。二人とも、部屋でのんびりと茶なんか飲んでいた。本当に、シーアのことは玩具だな!!
 シオンが呼んでいる、と妖精に告げられ、笑顔で飛び出す皇族ネフティ。何が起こっているのかなんて、わかっていない。続いて、シオンの弟がネフティを追いかけた。
 ネフティは初めて、シオンの私室に入ったことに、笑顔を見せた。
 そして、シオンの腕に抱かれたシーアを見て、呆然となるネフティ。
 遅れてやってきたシオンの弟は、シーアを抱くシオンを見て、真っ青になった。
「ドアを閉めろ」
 僕に命じるシオン。そんなことしなくても、シオンが念じるだけで、ドアは閉まる。
 そんなことすら忘れるほど、シオンは怒り狂っていた。
「どういうことだ!!」
「そ、それは、その」
「満足に食べていないから、こんなにやせ細って。しかも、障害が出ている。お前たちは、使用人までいて、子育ても出来ないのか!!」
「あ、兄上、その、仕方がないんだ。生まれた時から体が弱くて」
「こんな役立たず、どうするつもりだ」
 シオンは冷酷だ。ただ振り回されるだけの人形のようなシーアを皇族として失格と見ていた。
 このまま生かしておいても、シーアはまともな大人になれない。そう見えたのだ。
 ネフティは、やらかしてしまった過去がバレていないとわかって、安堵する。
「人手を増やしても、食べないんだもの」
「もっと、どうにかならなかったのか」
「努力はしたのよ」
「生まれた時から欠陥品か」
 冷めた目でシーアを見るシオン。シーアはただ、もたれかかるようにシオンの腕の中で体をまかせていた。
 虚ろな目で、虚空を見て、呼吸しているだけのシーア。生まれた時は、ただ体が弱いだけだったというのに、ネフティのせいで、欠陥品呼ばわりは、気の毒ではる。
 だけど、シオンは、腕の中にいる子が我が子だとは知らない。皇帝として、シオンは判断しているだけだ。
 僕は命じられているという理由から、ネフティのやらかしを黙っていた。僕が何も言わないから、ネフティも、シオンの弟も安堵していた。
 このまま、シーアは欠陥品として処分されるかに見えた。もう、シオンの中では、シーアは皇族失格者だ。このまま生かしておいても、無駄に金がかかる、なんてシオンは考えている。
 シオンの判断を皆、息を飲んで待っていた。
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