11 / 15
11
しおりを挟む
この世の中、怒らせてはいけない人は……いる!
「ねぇ、じいじ…エリル18才になったのよ!」
「そうだな、大きくなったな~」
もう!と、頬を膨らませヴァル領主の領の視察について来ている……
付近を歩き町に帰って来た時……
「じいじ、エルリアちゃん 来月結婚するんだって…!」
「あぁ、そうだな……ゼン、祝いの品は送ったか?」
「はい、お送りしております…」
んっ、と話は終わってしまう………
「今度、ラミアちゃんが婚約するんだって!」
「そうか、それは良かった…」
ム~っと唇を尖らせる……
「エリルの婚約は……?」
「そんなもの、必要ない!」
遠くで雷鳴が鳴り始める………
んっ??
「ランドルフも、婚約するって言ってた!」
「そうか……」
「エリルも婚約したい!!」
「………」
空が暗くなって来た……雷鳴も近くなっている………
「エリル、誰かとキスだってした事ない!!」
あれっ?何でこんなに暗いんだろう???
「!!エッ……エリルちゃん、ロイがいちごのたくさん乗ったケーキを作るって言ってたよ…!!」
「本当の?わぁ~い!にぃにの所行ってくる!」
と、パタパタかけて行った……
「キスだと……!!!」
ポッ……ポツポツ………ザァーー
降り出した
この領の領主は、魔族と同じくらい怖いらしい……
魔族と領主は、怒らせてはならない………
「ねぇ、じいじ…エリル18才になったのよ!」
「そうだな、大きくなったな~」
もう!と、頬を膨らませヴァル領主の領の視察について来ている……
付近を歩き町に帰って来た時……
「じいじ、エルリアちゃん 来月結婚するんだって…!」
「あぁ、そうだな……ゼン、祝いの品は送ったか?」
「はい、お送りしております…」
んっ、と話は終わってしまう………
「今度、ラミアちゃんが婚約するんだって!」
「そうか、それは良かった…」
ム~っと唇を尖らせる……
「エリルの婚約は……?」
「そんなもの、必要ない!」
遠くで雷鳴が鳴り始める………
んっ??
「ランドルフも、婚約するって言ってた!」
「そうか……」
「エリルも婚約したい!!」
「………」
空が暗くなって来た……雷鳴も近くなっている………
「エリル、誰かとキスだってした事ない!!」
あれっ?何でこんなに暗いんだろう???
「!!エッ……エリルちゃん、ロイがいちごのたくさん乗ったケーキを作るって言ってたよ…!!」
「本当の?わぁ~い!にぃにの所行ってくる!」
と、パタパタかけて行った……
「キスだと……!!!」
ポッ……ポツポツ………ザァーー
降り出した
この領の領主は、魔族と同じくらい怖いらしい……
魔族と領主は、怒らせてはならない………
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる