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マリル襲撃事件は瞬く間に広まった。
それもそうだろう、騎士達は隠す事なくメイリスを連れていったのだから………
部屋へ戻る許可を貰おうと会場へ行くと
「マリル、大丈夫なの、怪我は?足は大丈夫?」
王妃様が、私の涙を拭きながら聞いてくる
コクコクと返事をすると、リチャード様が
「退出の許可を……」
リチャード様の言葉に被せる様に
「マリン、マリルを受け取ってちょうだい!」
「はいっ、殿下。」
そして、また睨み合う母と息子………そして、観念するのは……息子…
「マリルを頼みます。」
王太子が退出し、王と王妃もマリルを連れて退出した。
その後をローズ伯爵、マリルの両親が続いた。
「何があったのか話せる?」
ソファーに降ろされ、その隣に王妃様が座る。
「あの人も、転生者でした。私のせいで、あの人の道を変えてしまった…」
と、またぽろぽろ涙が溢れる。
「そうなの………でもね、私達は貴女に感謝してるのよ。この国を発展させてくれた。」
そこへ、後ろ手に縛られたメイリスが連れてこられた。
王妃の隣に座る私を見て
「何で……何であんたが!!」
叫ぶメイリスに
「お黙りなさい。貴女の話を聞きましょう」
と、メイリスは、椅子ではなく床にそのまま座らされた。
「それで?」
と、促され話し出したのは、やっぱり私の知らない事だった
彼女が言うには、ここは、乙女ゲーム[侯爵令嬢の恋人]と言う、まさに、侯爵令嬢が主役のゲームらしい。
そこで彼女は第二王子や宰相の息子、騎士団長の息子と恋に落ちたり、あんな事や、こんな事をするらしい………
それを聞いた王妃は
「話にならないわね!大体、ここはそのゲームだとか、お話の中の世界では無いわ!それに、騎士団長の子供に男子はいない!いるのは娘のマリンよ」
「だからマリル、あなたのせいじゃ無いわよ………」
そう、私を抱きしめながら、あの人を睨み
「連れて行きなさい!」
と、指示を出す。
それもそうだろう、騎士達は隠す事なくメイリスを連れていったのだから………
部屋へ戻る許可を貰おうと会場へ行くと
「マリル、大丈夫なの、怪我は?足は大丈夫?」
王妃様が、私の涙を拭きながら聞いてくる
コクコクと返事をすると、リチャード様が
「退出の許可を……」
リチャード様の言葉に被せる様に
「マリン、マリルを受け取ってちょうだい!」
「はいっ、殿下。」
そして、また睨み合う母と息子………そして、観念するのは……息子…
「マリルを頼みます。」
王太子が退出し、王と王妃もマリルを連れて退出した。
その後をローズ伯爵、マリルの両親が続いた。
「何があったのか話せる?」
ソファーに降ろされ、その隣に王妃様が座る。
「あの人も、転生者でした。私のせいで、あの人の道を変えてしまった…」
と、またぽろぽろ涙が溢れる。
「そうなの………でもね、私達は貴女に感謝してるのよ。この国を発展させてくれた。」
そこへ、後ろ手に縛られたメイリスが連れてこられた。
王妃の隣に座る私を見て
「何で……何であんたが!!」
叫ぶメイリスに
「お黙りなさい。貴女の話を聞きましょう」
と、メイリスは、椅子ではなく床にそのまま座らされた。
「それで?」
と、促され話し出したのは、やっぱり私の知らない事だった
彼女が言うには、ここは、乙女ゲーム[侯爵令嬢の恋人]と言う、まさに、侯爵令嬢が主役のゲームらしい。
そこで彼女は第二王子や宰相の息子、騎士団長の息子と恋に落ちたり、あんな事や、こんな事をするらしい………
それを聞いた王妃は
「話にならないわね!大体、ここはそのゲームだとか、お話の中の世界では無いわ!それに、騎士団長の子供に男子はいない!いるのは娘のマリンよ」
「だからマリル、あなたのせいじゃ無いわよ………」
そう、私を抱きしめながら、あの人を睨み
「連れて行きなさい!」
と、指示を出す。
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