入社した会社でぼくがあたしになる話

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新生活

美容サロン⑩

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「な、なんか急に態度が変わりましたね」

「そ、そうね……」


そして暫くすると凛ちゃんとお母さんの準備が整ったみたいで二階から降りてきた。


そこにはレースの入った可愛いブラウスにピンクの2段ギャザーのふんわりしたスカートを履いた凛ちゃんが立っていた。


「ママ…やっぱり恥ずかしいよ……」


すると亜美さんは笑顔で答えた。


「まぁ可愛いー!凛ちゃんとってもお似合いよ~お人形さんみたい」

「うん…あ、ありがとう……」

(か……かわいい)


実際に可愛くて私はつい見とれてしまった。


「もう仕方ないわね近いけど今日はタクシーで行こうかしら」


お母さんは一応凛ちゃんに気を使ってタクシーを呼び一緒に私達のサロンへ向かう事にした。


そして到着すると私と亜美さんは急いでサロンの準備を始めた。


「ふぅ~何とか間に合ったわ」


亜美さんの準備が終わり

私は凛ちゃんとお母さんの受付をした。


「今日はどうされますか?」


「私はフェイシャルだけでいいわ。いつもの一番高いのでお願い」


「はい、かしこまりました、凛ちゃんはいかがいたします?」


「そうね…凛は髪のトリートメントと前髪のカットと私と同じフェイシャルお願いしようかしら」


受け付けを済ませ凛ちゃんのヘアから施術することになった。

凛ちゃんをヘアサロンへ案内して鏡の前の席に座ると、いつものようにお母さんが真横について細かく注文をしてきた。


「この子学校行くとき前髪を横に流しちゃうから短く切り揃えてくださる?」


「はい、かしこまりました」


そして亜美さんは凛ちゃんの前髪を眉あたりで切り少し毛先を軽くした。


「凛ちゃんどうかしら?」


「う、うん………」


凛ちゃんは恥ずかしそうにしていたが嫌ではなさそうにしていた。…がお母さんがとっさに。


「こんなんじゃまだ長いわよ、もっと眉の上で短くしちゃって!あと毛先もパツッと切り揃えて頂戴!」


そう言うと凛ちゃんが青ざめたが亜美さんは断る事ができず凛ちゃんの前髪をまた切り始めた。


チョキチョキ……


「お母様このくらいでしょうか?」


「まだ眉にかかってるじゃない!もっと切って」


結局凛ちゃんの前髪は眉上3cmくらいのオン眉の前髪になった。


「凛似合うわよ~ママが毎日書いてあげてる眉をしっかり出さないとね」


お母さんは満足そうだが凛ちゃんは恥ずかしくて鏡を見れないでいた。


「凛ちゃん前髪はすぐ伸びるから大丈夫よ」


と亜美さんが耳元で凛ちゃんに言ってあげると凛ちゃんは


「うん……」


とだけ言い何とか受け入れていた。

そしてトリートメントが終わると凛ちゃんの髪はツヤツヤになりケープを外すと以前にも増して女の子にしか見えない可愛らしい凛ちゃんになっていた。


「凛可愛いわよ~!やっぱ私の思ってた通りね!」


お母さんも満足そうだったので私達はホッとした。
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