朝靄の歩道橋

ココロボ何某

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朝霧

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朝靄あさもやの中
歩道橋の上
君に触れた

意味なんか無くて
体温なんか無くて

君にただ触れた


街は静かに呼吸して

かすかに響いた
私の声だけ


さよなら
笑ってたけど
雨の中泣いてたんだ
この顔はやっぱり
君が言うように似合わなかったよね

夢なんかなくて
理想なんてなくて

君とただ居たかった



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