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天使と悪魔
羨ましい能力
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日差しの強い午後、ここしばらく晴天続きなせいで気温は上昇し、晩春とはいえかなり汗ばむ陽気になっていた。俺もさっきから何度も汗をぬぐっている。
だけど、俺の目の前を歩く芙蓉は、全くその気配を見せず、涼しげな風情だ。
眩いばかりの白いシャツを着、キラキラと降り注ぐ日の光を浴びたその髪は、文字通り天使の輪を作っている。
ぶっちゃけて言ってしまうと、こいつは元天使候補生だ。何で元かというと、試験に落第して人間界へと追いやられてしまったらしい。
たかが落第しただけで、何故天界から追い出されたのかは謎なのだけど。
日照り続きのせいで、景観の為に通りに植えられている花々も、少し萎れかけている。
可哀そうにと見ていると、芙蓉がスッと手を伸ばし、その花に触れた。すると、芙蓉に触られた花はピクリと動き、見る見るうちに生気を取り戻し、ぱあっと見事な花を開かせたのだ。
たちまち瑞々しく咲き誇る花たち。
こういう事を見る度に、俺は芙蓉はずるいと思う。
普段は冷たいくせに、なんでこんな奴にあんな力があるんだよ。
たとえ天界を追い出されたとは言え、芙蓉はやっぱり天使なんだ、俺とは正反対の…。
否応なく突きつけられる現実に、俺は何度となく芙蓉に対する妬みの様な物を感じざるを得なかった。
だけど、俺の目の前を歩く芙蓉は、全くその気配を見せず、涼しげな風情だ。
眩いばかりの白いシャツを着、キラキラと降り注ぐ日の光を浴びたその髪は、文字通り天使の輪を作っている。
ぶっちゃけて言ってしまうと、こいつは元天使候補生だ。何で元かというと、試験に落第して人間界へと追いやられてしまったらしい。
たかが落第しただけで、何故天界から追い出されたのかは謎なのだけど。
日照り続きのせいで、景観の為に通りに植えられている花々も、少し萎れかけている。
可哀そうにと見ていると、芙蓉がスッと手を伸ばし、その花に触れた。すると、芙蓉に触られた花はピクリと動き、見る見るうちに生気を取り戻し、ぱあっと見事な花を開かせたのだ。
たちまち瑞々しく咲き誇る花たち。
こういう事を見る度に、俺は芙蓉はずるいと思う。
普段は冷たいくせに、なんでこんな奴にあんな力があるんだよ。
たとえ天界を追い出されたとは言え、芙蓉はやっぱり天使なんだ、俺とは正反対の…。
否応なく突きつけられる現実に、俺は何度となく芙蓉に対する妬みの様な物を感じざるを得なかった。
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