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はぐれてしまった2人
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「さて、みんな食べ終わったことだし、そろそろ行こうか」
広美さんがそう言って立ち上がったことを合図に、皆もそれぞれトレイを手に立ち上がった。
まずは最初に普通に水槽に入っているクマノミやニシキアナゴなど、可愛らしい生き物を見に行くことにした。
「あ、いたいた。クマノミ~。可愛いよね~」
田端さんが水槽に駆け寄って、覗き込むように見ている。それに続いて広美さんも田端さんの隣に並んだ。
私も彼女らの傍に行こうと思ったのだけど、今日は日曜日だけあって館内は結構人で賑わっている。
おかげで私と城田君、そして広美さんたちとの間には、団体で見学に来ていた人たちが入ってきてしまい近くにいけない状態になってしまっていた。
「何だか混んでるね。これじゃ、広美らの所には行けないね。俺らは俺らで見に行こっか」
「え、でも……」
「大丈夫だよ。適当に見ていたらその内合流することもあるだろ? そうじゃなかったら、見終わった時点で連絡するよ」
「…………」
ぐずぐずと返事が出来ない私に業を煮やしたのか、城田君は先に歩き出し「ほら」と言って手招きをする。
そこまでされてしまっては無視するわけにもいかないので、渋々私も城田君の横へと移動した。
城田君の隣に着いたところで横から手が伸びてきて、私の手を掴まれた。
びっくりして放そうとしたけれど、そのまま城田君は歩き始めてしまって、足早に歩きながら引っ張られているので振りほどく事もままならない。
焦っているとその気持ちに気が付いたのか、城田君が振り返った。
「混んでるし、迷子になったら困るから」
優しそうな笑顔でそう言うけれど、私には何となく目が笑っているように見えなくて、なんだかちょっぴり違和感がある。
怖いとまで言ってしまっていいのか分からないけど。
結局、半ば強引に引っ張られて海中トンネルの方へと連れて行かれた。
広美さんがそう言って立ち上がったことを合図に、皆もそれぞれトレイを手に立ち上がった。
まずは最初に普通に水槽に入っているクマノミやニシキアナゴなど、可愛らしい生き物を見に行くことにした。
「あ、いたいた。クマノミ~。可愛いよね~」
田端さんが水槽に駆け寄って、覗き込むように見ている。それに続いて広美さんも田端さんの隣に並んだ。
私も彼女らの傍に行こうと思ったのだけど、今日は日曜日だけあって館内は結構人で賑わっている。
おかげで私と城田君、そして広美さんたちとの間には、団体で見学に来ていた人たちが入ってきてしまい近くにいけない状態になってしまっていた。
「何だか混んでるね。これじゃ、広美らの所には行けないね。俺らは俺らで見に行こっか」
「え、でも……」
「大丈夫だよ。適当に見ていたらその内合流することもあるだろ? そうじゃなかったら、見終わった時点で連絡するよ」
「…………」
ぐずぐずと返事が出来ない私に業を煮やしたのか、城田君は先に歩き出し「ほら」と言って手招きをする。
そこまでされてしまっては無視するわけにもいかないので、渋々私も城田君の横へと移動した。
城田君の隣に着いたところで横から手が伸びてきて、私の手を掴まれた。
びっくりして放そうとしたけれど、そのまま城田君は歩き始めてしまって、足早に歩きながら引っ張られているので振りほどく事もままならない。
焦っているとその気持ちに気が付いたのか、城田君が振り返った。
「混んでるし、迷子になったら困るから」
優しそうな笑顔でそう言うけれど、私には何となく目が笑っているように見えなくて、なんだかちょっぴり違和感がある。
怖いとまで言ってしまっていいのか分からないけど。
結局、半ば強引に引っ張られて海中トンネルの方へと連れて行かれた。
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