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第二章
心の声がだだ洩れ
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それなのに、遠慮がちに聞こえてきた声に愕然とする。
『……うん。悪いとは思ったけど。きみ気絶しちゃったでしょ?』
うそおぉぉぉぉ~っ。
カーッと顔が熱くなった。
怖いやら恥ずかしいやら気持ち悪いやらで、ボロボロと涙が零れる。
「ふえぇぇ~ん」
混乱して泣き出す私に、体の中から慌てふためく意識を感じた。
『な、泣くなよ八木っ。姫を捜し出したらすぐに出ていくから。あいつらにみつ姫を奪われたら大変なことになるんだよ! 頼む、八木!』
私の中で土下座でもしているかのように、何度も何度も頭を下げる須和君を感じる。
遊びや悪戯なんかじゃ無いってことは分かってるよ。
「……分かった。協力する」
渋々だけどそう返事をしたら、須和君のホッとした気持ちが伝わって来た。
『ありがとう。きみのこと、絶対に危険な目には合わさないから。それだけは信用してくれな』
トクン……。
へ、変なの。今、優しく見守られてるような気がした。
顔なんか見えないのに……。
『顔は見えなくても体の中に居るんだから、感じるのは当たり前だよ』
こ……心の声が聞こえてる!?
『うん。便利でいいだろ?』
とんでもない須和君の返事にカーッと全身が熱くなった。
そ、そんなあ。厄介だよーっ!
頭の中で何も考えられないじゃないーっ。
焦る私の心の声に、『どうして?』とキョトンとした須和君の声が響いた。
とはいえ、一度了解を取ってしまったので今更出て行けとも言えない雰囲気。
ため息を吐きつつ学校へと向かった。
学校に向かいながら、須和君からみつ姫の生まれ変わりだろうと思われている人の話を聞いた。
1人でぼそぼそ喋っていては、確かに変な人にしか見えないので、私も心の声で会話をすることになった。
『ところで、似てる人を見つけたって言ってたよね? それって私の知ってる人?』
『うん、そうだよ。似てはいるけど、その人がみつ姫の生まれ変わりなのかどうかは、まだ分からないんだけど』
『で、誰なの?』
『同じクラスの野田さん。頭に渡されたみつ姫の人物画に、何となく似てるんだ』
野田さんかぁ。
喋った事は無いけど、まあ、かわいいよね。
『うん、そうだよね』
「…………」
今のは、私のかわいいって思ったことへの返事だよね。
なんか、面白くないなあ。
『え、なんで?』
「あー、もう。煩いっ! いちいち返事しなくていいから!」
思わず1人で怒鳴る私に、すれ違う人たちがギョッとしたように振り返る。
心の中ではキョトンとする須和君の感情。
イラつく感情を持て余して、私は大きくため息を吐いた。
『……うん。悪いとは思ったけど。きみ気絶しちゃったでしょ?』
うそおぉぉぉぉ~っ。
カーッと顔が熱くなった。
怖いやら恥ずかしいやら気持ち悪いやらで、ボロボロと涙が零れる。
「ふえぇぇ~ん」
混乱して泣き出す私に、体の中から慌てふためく意識を感じた。
『な、泣くなよ八木っ。姫を捜し出したらすぐに出ていくから。あいつらにみつ姫を奪われたら大変なことになるんだよ! 頼む、八木!』
私の中で土下座でもしているかのように、何度も何度も頭を下げる須和君を感じる。
遊びや悪戯なんかじゃ無いってことは分かってるよ。
「……分かった。協力する」
渋々だけどそう返事をしたら、須和君のホッとした気持ちが伝わって来た。
『ありがとう。きみのこと、絶対に危険な目には合わさないから。それだけは信用してくれな』
トクン……。
へ、変なの。今、優しく見守られてるような気がした。
顔なんか見えないのに……。
『顔は見えなくても体の中に居るんだから、感じるのは当たり前だよ』
こ……心の声が聞こえてる!?
『うん。便利でいいだろ?』
とんでもない須和君の返事にカーッと全身が熱くなった。
そ、そんなあ。厄介だよーっ!
頭の中で何も考えられないじゃないーっ。
焦る私の心の声に、『どうして?』とキョトンとした須和君の声が響いた。
とはいえ、一度了解を取ってしまったので今更出て行けとも言えない雰囲気。
ため息を吐きつつ学校へと向かった。
学校に向かいながら、須和君からみつ姫の生まれ変わりだろうと思われている人の話を聞いた。
1人でぼそぼそ喋っていては、確かに変な人にしか見えないので、私も心の声で会話をすることになった。
『ところで、似てる人を見つけたって言ってたよね? それって私の知ってる人?』
『うん、そうだよ。似てはいるけど、その人がみつ姫の生まれ変わりなのかどうかは、まだ分からないんだけど』
『で、誰なの?』
『同じクラスの野田さん。頭に渡されたみつ姫の人物画に、何となく似てるんだ』
野田さんかぁ。
喋った事は無いけど、まあ、かわいいよね。
『うん、そうだよね』
「…………」
今のは、私のかわいいって思ったことへの返事だよね。
なんか、面白くないなあ。
『え、なんで?』
「あー、もう。煩いっ! いちいち返事しなくていいから!」
思わず1人で怒鳴る私に、すれ違う人たちがギョッとしたように振り返る。
心の中ではキョトンとする須和君の感情。
イラつく感情を持て余して、私は大きくため息を吐いた。
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