転生?異世界?チート?貴族?ちょっと!意味わからないんですけど!?

のい

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第1章

異世界転生その先は?

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なんでこんなとこにいるのだろう。


そこはとても豪華なところ。たくさんのメイドや召使い、執事、豪華なベッドに豪華な食事。どう考えてもどこかの貴族だ。なんで私はこんな所で…赤ちゃんになってるの!?


本に埋もれて死んだ私田中紗貴は女神様に会い異世界に転生することにした。そして目が覚めたら、なんと貴族らしき家に生まれていた。

転生のお約束的な感じで言葉はわかる。とにかく現状把握のため発声練習などは欠かさない。そして、できる限り今の自分の状況把握。分かったことは自分はそこそこの身分にいること(詳しくはわからないけど)だった。周りの反応がそれを物語っている。


ー2年後ー


私はようやくちゃんと言葉を話せるようになった。そして歩けるようになり今、家の中を捜索している。が…

広すぎてなかなか進まない。とりあえず書庫らしき所を見つけ入ってみる。

中にある本は色々だ。どうやら文字も読めるらしい。ということで1つ目に入ったものがある。『誰でも使える魔法ガイド』という本だ。そうか、異世界だから魔法があるのか…
もちろん手に取ってみる。


…魔法の使い方…簡単すぎません?てか、これ…ただ単に頭の中にどういうふうに使いたいかを思い浮かべて言葉発するだけ…だがここでは簡単じゃないみたいだ。なんとここにはひらがなみたいな文字しかない。まぁつまりは英語みたいなもの。言葉に意味が無いんだ。


てことは、言葉に意味を持たせる『漢字』を知っている私はとても簡単なのでは?

とにかく試してみよう。いちばん安全なのは…ロウソクに火を灯す感じで
「灯す」
ボッ

で、出来た…簡単だな…イメージが明確なほど威力が増すらしい…私…これじゃまるでチート…ん?
私はひとつの文章に目がいった
『3歳未満の子供には、魔法を使える魔力がない。』
私…2歳で使えましたけど…
考えることはやめた。とりあえず部屋に戻ろう。


ー数ヶ月後ー

今日はお父さんとお母さんと外食らしい。その前にどこかへ行くらしいが、私はそもそも、まだ家族の顔をなかなか見ていない。いつも仕事で忙しいからだ。私の名前はリリア・ルシフェンらしい。外食とは何をするのかな?楽しみだ。そんなことを考えてるうちにお父さんとお母さんが来た


「リリア!ごめんなさいね、なかなかあってあげられなくて、寂しかったでしょう。」


お母さんがすごい勢いで抱きしめてくれた。確かに、もう少し話したいと思っていた。私は素直にお母さんの背中に手を回した。


「お久しぶりです。お母様」


貴族らしい振る舞いをしてみた。これが正しいかはわからない。ただ、こういうのがいいのかと思いやってみた。


「礼儀がきちんとなっているな。さすが私の娘だ!」


お父さんがものすごく褒めてくれた。でも、褒めすぎでは?


そんなやり取りをしたあとずっと聞きたかったことがあったのを思い出した。


「今日は何をするんですか?」


ずっと気になっていた。なんでわざわざ外食するのか。


「今日はリリア、お前の魔力を測りに行く。」

え?そんなことするの?あれ?3歳未満の子供には、魔法を使える魔力がないんでは?

「えーと、本を読んでわかった事なのですが、確か、3歳未満の子供には、魔法を使える魔力がないのでは無いのですか?」
「あら、もう本を読んでいるのね!しかもそんなことを理解しているなんて!」

なんか、すごく喜ばせたみたいだ。

「貴族の間では2歳半になると魔力を図る。平民は5歳ほどになるがな」

なるほど…やはり私は貴族なのか…これ…聞いてもいいよね?

「わたくしは貴族なのですか?」
「ああ…まあそうなる。と言っても、お前は領主の娘だがな」

…ええ!?ちょっと待って、領主って…嘘、たかい地位じゃん…私…そんなにお嬢様なの?
あいにくと紗貴時代に本ばかり読んでいて、異世界の貴族が出る話も読んだ。立ち振る舞いはなんとかなる…といい。


「では、出発するぞ」

魔力を測りに私たちはあところに向かい出発することになった。一体どこに行くのだろうかー
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