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ー学生時代ー
好きになってはいけないひと。2
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初めてであった頃、彼には当時まだ2歳のお子さんがいた。
かわいい女の子でよくみんなに写真をみせびらかしていた。
奥さんの写真は~?とみんなに聞かれていたけれど見た記憶はなかった。
配送にくるたびにバックヤードでちょっとおしゃべりをして帰っていくあきおさんはバイト女子のちょっとしたアイドル的存在だった。
彼の左の薬指にはいつも結婚指輪が光っていた。
いつの間にか彼のことで頭がいっぱいになっていた私は会うのが楽しみでトラックが来るたびに用事をつくってバックヤードに行くようになった(笑)
私が短大に進学して、大阪市内の学校に通うようになったので
バイトもなかなか入りづらくなり、6月の終わりにはやめてしまった。
その間にストーカー系の彼と出会い、別れていたのだけど。
だけど、近所でバイト仲間もたくさんいたので帰りによってバックヤードでおしゃべりしたりするようになっていた。
幼児教育学科だったのでピアノも習いに行っていたのでその帰りも住宅街の中でお店のある道はあかるいため、少し遠回りでもお店の前を通って帰り、ちょうどお店をしめてレジチェックを済ませたバイト仲間とちょっとおしゃべりしに行くこともあった。
店長がやめることになってかわりに章夫さんが店長としてくることになったとバイトの子から聞かされた。
もう会えないと思っていたのでうれしくなって帰りにお店による日が増えた。
夏の終わりが近づくころ・・・
ピアノのレッスン帰りにお店の前をとおるとバックヤードのドアがいつものように少しだけあいていた。
まだみんないるかな?と思い
「こんばんはーはいっていいですか?」
と声をかけながらバックヤードにはいるともうバイトのみんなは帰っていてあきおさんがひとり、事務作業をしていた。
「あ、りおちゃん、いらっしゃい。もうみんな帰っちゃったよー僕ももうすぐこの作業終わるから帰るけど、そこの残ってるお茶でも飲んでいきー」
端末の画面をみながらあきおさんが言ってくれたのでせっかくだし、
二人きりなんてちょっとうれしくてお茶をいただくことにした。
お茶をいれて事務机の横に椅子をおいてくれたのでそこに座った。
「よし、終了。りおちゃん、今日もレッスン?」
あきおさんもお茶をコップにいれて戻ってきて他愛もない話をしていた。
でもふたりきりがちょっぴりはずかしくて顔をみれなくて視線を少し落としたところで私はドキっとした。
あきおさんの左手に光るものがなくなっていたのだ。
え???聞いていいのかな???
知らないうちに私はそこをじっとみてしまっていたようだ。
「あ、りおちゃん気づいちゃった?
今ね、離婚調停中なんだ。奥さん娘連れて出て行っちゃって。」
ええええ~っ!!!!
「えっと。。。どういえばいいんだろ。。。」
大人の話に言葉を選ぶのも難しくてオタオタしていると
「でさ、ちょっと気分が晴れなくってね。そうや!今週の金曜日って学校終わってから予定ある?」
え???
「金曜日、仕事昼過ぎに終わるんやけど、ドライブいけへん??」
ええっ???
これってデートに誘われてる???
「私と??」
「そう。」
「ふたりで?」
「ん?いや??」
「いや・・・じゃないけど、いいんですか??私となんて。」
「せっかくの気分転換やし、りおちゃんみたいなかわいい子といきたいしー。
りおちゃんの学校、昔付き合っていた子が通っていたから場所わかるし、迎えにいくし、どう?
六甲のほうまでいって夕飯食べてちょっと夜景みて帰れへん?あんまり遅くにはならんようにするから。」
「えーっ!ドライブなんてしたことないー」
私はまだまだウブだった。
大人なデートの予感にドキドキしながらその日まですごした。
かわいい女の子でよくみんなに写真をみせびらかしていた。
奥さんの写真は~?とみんなに聞かれていたけれど見た記憶はなかった。
配送にくるたびにバックヤードでちょっとおしゃべりをして帰っていくあきおさんはバイト女子のちょっとしたアイドル的存在だった。
彼の左の薬指にはいつも結婚指輪が光っていた。
いつの間にか彼のことで頭がいっぱいになっていた私は会うのが楽しみでトラックが来るたびに用事をつくってバックヤードに行くようになった(笑)
私が短大に進学して、大阪市内の学校に通うようになったので
バイトもなかなか入りづらくなり、6月の終わりにはやめてしまった。
その間にストーカー系の彼と出会い、別れていたのだけど。
だけど、近所でバイト仲間もたくさんいたので帰りによってバックヤードでおしゃべりしたりするようになっていた。
幼児教育学科だったのでピアノも習いに行っていたのでその帰りも住宅街の中でお店のある道はあかるいため、少し遠回りでもお店の前を通って帰り、ちょうどお店をしめてレジチェックを済ませたバイト仲間とちょっとおしゃべりしに行くこともあった。
店長がやめることになってかわりに章夫さんが店長としてくることになったとバイトの子から聞かされた。
もう会えないと思っていたのでうれしくなって帰りにお店による日が増えた。
夏の終わりが近づくころ・・・
ピアノのレッスン帰りにお店の前をとおるとバックヤードのドアがいつものように少しだけあいていた。
まだみんないるかな?と思い
「こんばんはーはいっていいですか?」
と声をかけながらバックヤードにはいるともうバイトのみんなは帰っていてあきおさんがひとり、事務作業をしていた。
「あ、りおちゃん、いらっしゃい。もうみんな帰っちゃったよー僕ももうすぐこの作業終わるから帰るけど、そこの残ってるお茶でも飲んでいきー」
端末の画面をみながらあきおさんが言ってくれたのでせっかくだし、
二人きりなんてちょっとうれしくてお茶をいただくことにした。
お茶をいれて事務机の横に椅子をおいてくれたのでそこに座った。
「よし、終了。りおちゃん、今日もレッスン?」
あきおさんもお茶をコップにいれて戻ってきて他愛もない話をしていた。
でもふたりきりがちょっぴりはずかしくて顔をみれなくて視線を少し落としたところで私はドキっとした。
あきおさんの左手に光るものがなくなっていたのだ。
え???聞いていいのかな???
知らないうちに私はそこをじっとみてしまっていたようだ。
「あ、りおちゃん気づいちゃった?
今ね、離婚調停中なんだ。奥さん娘連れて出て行っちゃって。」
ええええ~っ!!!!
「えっと。。。どういえばいいんだろ。。。」
大人の話に言葉を選ぶのも難しくてオタオタしていると
「でさ、ちょっと気分が晴れなくってね。そうや!今週の金曜日って学校終わってから予定ある?」
え???
「金曜日、仕事昼過ぎに終わるんやけど、ドライブいけへん??」
ええっ???
これってデートに誘われてる???
「私と??」
「そう。」
「ふたりで?」
「ん?いや??」
「いや・・・じゃないけど、いいんですか??私となんて。」
「せっかくの気分転換やし、りおちゃんみたいなかわいい子といきたいしー。
りおちゃんの学校、昔付き合っていた子が通っていたから場所わかるし、迎えにいくし、どう?
六甲のほうまでいって夕飯食べてちょっと夜景みて帰れへん?あんまり遅くにはならんようにするから。」
「えーっ!ドライブなんてしたことないー」
私はまだまだウブだった。
大人なデートの予感にドキドキしながらその日まですごした。
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