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ー学生時代ー
ガードは固い・・・つもりだけど。。。
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約束の日はすぐにやってきた。
大人の人とのデートなんて何を着ればよいのかもわからないし
お出かけ用にと母に買ってもらった
一番お気に入りのシャツとロングスカートを着ていくことにした。
朝からいつもと違う雰囲気の服を着ていたせいでクラスのみんなからいろいろ言われる(笑)
「彼氏とデート?あれ?莉緒菜って彼氏いたっけ??」
と普段あまり話さないクラスメイトにまで声をかけられた。
「いや、まだ彼氏ってわけでは・・・」
という私の言葉を遮るように親友の恵は余計なことを言う(笑)
「りおちゃんが片思いしてる人に突然誘われたんだってさー♡
きっと今日から彼氏になるんだよね。休み明け楽しみやわぁ。。。」
「ケイっ!!」
念のため、みんなにあまりみられたくないから裏にまわってほしいとお願いしておいたので学校の横の喫茶店で彼の車が裏に回るのを確認できる席で時間をつぶした。
仲良しグループの子に車をみられるのは仕方ない。。。
彼はけっこう走るのが好きらしく、白いセリカに乗っていた。
AT車がでてきてMT車が珍しくなってきはじめた頃で。
4限が終わっていつもの5人で窓際の席に座り
この喫茶店の看板メニューのプリンサンデーを食べる子たち。
私は紅茶を飲みながら窓の外をじっとみていた。
なるべくすぐにお店を出ていかないと、みられたらやっぱりはずかしい。
グループの子たちはみんな私の嫌がることはしない。
20分ほどしたころ交差点を右折して裏に続く道へゆっくりと走る彼の車をみつけた。
まだ携帯もポケベルもない時代。
彼は仕事をしてからやってくるので時間通りにこれるかどうかが微妙だったのだけど、ほぼ時間どおりだった。
「さて、そろそろ行くね。」
と車を確かめたのはナイショにしてお店をでて途中までゆっくり歩いた。
さすが、昔の彼女がこの学校にいただけあって車を止めやすいところをすぐ見つけたらしい。
さっと周りを見渡して助手席の窓をノックするとロックが外れた音がしたのでさっと乗り込む。
「りおちゃん、おまたせ。待った??」
章夫さんはいつもの仕事着とは違って高級そうだけどカジュアルな服を着こなしていた。
顔もけっこうイケメンで年齢よりは若くみえる。
「前田さん、時間どおりだからぜんぜん大丈夫。」
「じゃ、いこっか。」
無駄のない動作ですべるように車が発進したところにクラスのハデハデグループが前から歩いてきた。
彼女たちが騒いでいる声が聞こえてきた。
「りおちゃん、あの子たち知り合い?こっちみてるよ?」
あきおさんがおもしろそうに言う。
「すみません・・・クラスメイトです。。。」
「あはは・・・そうなんだ。週明けいじられるね、りおちゃんいじられキャラだし。」
えっ???
そんなふうに思われてたんだ・・・・
ってそうなの??私・・・(^-^;
少し走ったところで信号が赤にかわった。
「りおちゃん、今日の服めっちゃかわいい♡」
シフトレバーにおいていた左手が私の髪を撫でた。
えっ???
突然そんなふうに触れられてカラダ中の体温が一気に上がった。
あきおさんはそんな私をみてふふっと笑い、信号が青になったのでまた前を向いて運転に集中しはじめた。
BGMには杉山清貴とオメガトライブの曲が流れている。
あきおさんはドライブのときはこれが気持ちよくってという。
メガネをかけた感じはちょっと杉山清貴さんっぽいあきおさん(笑)
私も好きだったのでなんだかうれしかった。
どんな曲を聴くのかなどいつもならなかなかしない話をしながら車は六甲山のほうへ向かっていく。
やっぱり、慣れてるよな、10コも上なんだし。
どうみてもモテるよね、なんで私でよかったのかなぁ。。。
なんてことを考えながら運転するその横顔を眺めていた。
夏が近くなっているから日が沈むのも遅くて
レストランについたときには夕暮れだった。
とってもきれいな夕暮れの中、イタリアンのコースをいただいた。
私にとっては初めてのおしゃれなレストランだった。
車だからアルコールはなしで、量も軽めのものにしてくれていたのでちょうどよかった。
だけど、緊張しすぎて何を話したのかも料理の内容もあんまり覚えていなかったのがけど。。。
食べ終わるころには日も暮れて夜景をみるにはちょうどいい暗さになっていた。
オススメのビュースポットがあるからと言って車を停めて外へでた。
さすがに六甲山の上のほうで夜は寒かった。
夜は寒いからともってきていたカーディガンを羽織っても寒くて。
「思ったより寒いね、車に戻って乗りながらでもきれいにみえるところに移動しようか」
と言ってくれたので車に戻り、もう少し車を走らせた。
車がとまったそこは助手席からの眺めが最高だった。
「うわぁ!すっごいきれい!こんなのみたことない!」
さっきまでの緊張も忘れてはしゃいで外気がけっこう冷えているせいで曇る窓ガラスをふきながらじっと外をみていた。
「でしょ?気に入った?」
運転席側から身を乗り出して私の右肩ごしに窓を拭きながら耳元であきおさんがささやいた。
「うん、前田さん、誘ってくれてありがとう。」
そういって振り向いた瞬間・・・・
時がとまった。
大人の人とのデートなんて何を着ればよいのかもわからないし
お出かけ用にと母に買ってもらった
一番お気に入りのシャツとロングスカートを着ていくことにした。
朝からいつもと違う雰囲気の服を着ていたせいでクラスのみんなからいろいろ言われる(笑)
「彼氏とデート?あれ?莉緒菜って彼氏いたっけ??」
と普段あまり話さないクラスメイトにまで声をかけられた。
「いや、まだ彼氏ってわけでは・・・」
という私の言葉を遮るように親友の恵は余計なことを言う(笑)
「りおちゃんが片思いしてる人に突然誘われたんだってさー♡
きっと今日から彼氏になるんだよね。休み明け楽しみやわぁ。。。」
「ケイっ!!」
念のため、みんなにあまりみられたくないから裏にまわってほしいとお願いしておいたので学校の横の喫茶店で彼の車が裏に回るのを確認できる席で時間をつぶした。
仲良しグループの子に車をみられるのは仕方ない。。。
彼はけっこう走るのが好きらしく、白いセリカに乗っていた。
AT車がでてきてMT車が珍しくなってきはじめた頃で。
4限が終わっていつもの5人で窓際の席に座り
この喫茶店の看板メニューのプリンサンデーを食べる子たち。
私は紅茶を飲みながら窓の外をじっとみていた。
なるべくすぐにお店を出ていかないと、みられたらやっぱりはずかしい。
グループの子たちはみんな私の嫌がることはしない。
20分ほどしたころ交差点を右折して裏に続く道へゆっくりと走る彼の車をみつけた。
まだ携帯もポケベルもない時代。
彼は仕事をしてからやってくるので時間通りにこれるかどうかが微妙だったのだけど、ほぼ時間どおりだった。
「さて、そろそろ行くね。」
と車を確かめたのはナイショにしてお店をでて途中までゆっくり歩いた。
さすが、昔の彼女がこの学校にいただけあって車を止めやすいところをすぐ見つけたらしい。
さっと周りを見渡して助手席の窓をノックするとロックが外れた音がしたのでさっと乗り込む。
「りおちゃん、おまたせ。待った??」
章夫さんはいつもの仕事着とは違って高級そうだけどカジュアルな服を着こなしていた。
顔もけっこうイケメンで年齢よりは若くみえる。
「前田さん、時間どおりだからぜんぜん大丈夫。」
「じゃ、いこっか。」
無駄のない動作ですべるように車が発進したところにクラスのハデハデグループが前から歩いてきた。
彼女たちが騒いでいる声が聞こえてきた。
「りおちゃん、あの子たち知り合い?こっちみてるよ?」
あきおさんがおもしろそうに言う。
「すみません・・・クラスメイトです。。。」
「あはは・・・そうなんだ。週明けいじられるね、りおちゃんいじられキャラだし。」
えっ???
そんなふうに思われてたんだ・・・・
ってそうなの??私・・・(^-^;
少し走ったところで信号が赤にかわった。
「りおちゃん、今日の服めっちゃかわいい♡」
シフトレバーにおいていた左手が私の髪を撫でた。
えっ???
突然そんなふうに触れられてカラダ中の体温が一気に上がった。
あきおさんはそんな私をみてふふっと笑い、信号が青になったのでまた前を向いて運転に集中しはじめた。
BGMには杉山清貴とオメガトライブの曲が流れている。
あきおさんはドライブのときはこれが気持ちよくってという。
メガネをかけた感じはちょっと杉山清貴さんっぽいあきおさん(笑)
私も好きだったのでなんだかうれしかった。
どんな曲を聴くのかなどいつもならなかなかしない話をしながら車は六甲山のほうへ向かっていく。
やっぱり、慣れてるよな、10コも上なんだし。
どうみてもモテるよね、なんで私でよかったのかなぁ。。。
なんてことを考えながら運転するその横顔を眺めていた。
夏が近くなっているから日が沈むのも遅くて
レストランについたときには夕暮れだった。
とってもきれいな夕暮れの中、イタリアンのコースをいただいた。
私にとっては初めてのおしゃれなレストランだった。
車だからアルコールはなしで、量も軽めのものにしてくれていたのでちょうどよかった。
だけど、緊張しすぎて何を話したのかも料理の内容もあんまり覚えていなかったのがけど。。。
食べ終わるころには日も暮れて夜景をみるにはちょうどいい暗さになっていた。
オススメのビュースポットがあるからと言って車を停めて外へでた。
さすがに六甲山の上のほうで夜は寒かった。
夜は寒いからともってきていたカーディガンを羽織っても寒くて。
「思ったより寒いね、車に戻って乗りながらでもきれいにみえるところに移動しようか」
と言ってくれたので車に戻り、もう少し車を走らせた。
車がとまったそこは助手席からの眺めが最高だった。
「うわぁ!すっごいきれい!こんなのみたことない!」
さっきまでの緊張も忘れてはしゃいで外気がけっこう冷えているせいで曇る窓ガラスをふきながらじっと外をみていた。
「でしょ?気に入った?」
運転席側から身を乗り出して私の右肩ごしに窓を拭きながら耳元であきおさんがささやいた。
「うん、前田さん、誘ってくれてありがとう。」
そういって振り向いた瞬間・・・・
時がとまった。
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