《R18》 想い出だったはずなのに 【完結】

神野ひなた

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社会人になってから。

さよならの涙

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「ごめん・・・あきおさん。しばらく会うのやめよう。」

「えっ?」

あきおさんの動きが止まった。

そりゃ、そうだよね・・・・

「やっぱり・・・・会社の人に告られた?」

「・・・・・・・うん。」

「・・・・・・・」

沈黙が怖い。あきおさん今何を考えているんだろう。

「まだ返事はしてないんだよね?」

「・・・・・・・うん。」

「ねぇ、やっぱり普通に週末にデートしたり、会社帰りにご飯食べにいったりそういうのしたいよね・・・・僕とじゃできないもんね。」

このところ会ってケンカするたびに
「普通のデートがしたい」
「カラダだけの関係みたいでイヤだと思うときがある」
って言ってしまっていた私には言い返す言葉がみつからない。

「・・・ごめん。」

少しの沈黙のあとあきおさんが言った。

「わかった。じゃあもう別れよう。いつまで待たせるかもわからない僕じゃ約束できないし。莉緒菜に二股かけさせたくないし。」

えっ?

私は選択肢をいきなり断たれてしまって一瞬慌ててしまった。

「だけど・・・・」

だけど???


「今から、最後に・・・・抱かせて?」


待って、私別れるとは言ってない。最後なんてやだ。

まだ塚田くんとつきあうって決めたわけじゃない。

そう思っているのにあきおさんは私の耳元で囁く。

「その人はどんなふうにりおを抱くんかな・・・」

いや、まだそんなんじゃない・・・

「ちがっ・・・・・」

唇を重ねられ、軽く振って口を開かせられ、舌がはいってくる。
つきあいだして2年近く、身体がもうすっかりあきおさんのやり方に慣れてしまっていて当たり前のように反応してしまう。
舌を吸い上げられ、頭のてっぺんがピリピリしてくる。
気持ちいいのに切なくて涙がでてくる。

あきおさんの手はカットソーの裾からはいってきてブラの上から胸をまさぐりはじめた。
身体の力が抜けはじめて身をまかせてしまう。

「あっ・・・・ああっ・・・・・」

カットソーはすっかりまくり上げられてしまい、あきおさんの舌と手で胸をせめられる。もう何も考えられなくなって気持ちよさが私を支配していく・・・

いつのまにかあきおさんの手はスカートをまくってショーツの隙間から指をいれてグショグショになってしまっているそこに触れた。

「ああっ・・・・」

「りおのココはどんなふうにほかのだれかに反応するんかな・・・こんなになるんかな?」

そう言ってからあきおさんはショーツをひきおろした。

「あっ・・・・・・」

あきおさんの指がグチョグチョと音を立てて私のナカをかき回す。

「んあっ・・・・やあっ・・・・」

「りお・・・・ピルは飲んでる?」

気持ちよくてクラクラしていたのだけれど、あきおさんの声に頷く。

「そう・・・・」

そう言ったあきおさんがズボンをおろしてすでにいきり立っていた自分のモノに私の手をあてがった。

「りお・・・さわって?」

ふわりと包むようにそれを握るとあきおさんの甘い声が漏れた。

ああ・・・これも・・・この声も好き。なのに・・・

私の手の動きにあわせるようにあきおさんの腰がゆるゆると動く。
あきおさんの手はそれでも私のナカをかきまわしている。

たまらなくなってあきおさんのモノを私のそこにあてがうとあきおさんはそのままグイっとナカにはいってきた。

「ああっ・・・・」

何度か最奥を突いてあきおさんはいったんそれを抜いてゴムをつけてまたはいってきた。

私のナカいっぱいにあきおさんを感じる。
最後なんてイヤだ・・・
なのにあきおさんは耳もとでまた言う。

「その彼はりおをこんなに気持ちよくさせてくれるんかな?」

「やっ・・・・・」

あきおさんの腰使いがはやくなりイきそうになる。

・・・とするりといったんそれはでていった。

えっ?と思ったらあきおさんは背後に回り、立ちバックの姿勢でまたズンっとはいってきた。

「あああっ・・・・・」

そのままあきおさんはスピードをはやめた。

「りお・・・りおっ・・・・」
うしろから顎をぐいっとつかまれて唇が重なる。
舌を絡ませ、吸い上げながら最奥を何度もノックされてクラクラしてきた。

「ダメっ・・・イっちゃ・・・うっ・・・・」
思わず口を離して私はそのままイってしまった。
あきおさんはかまわず最奥を突き続ける。

「りお・・・・りおっ・・・・ああっ・・・・」
「ああっ・・・・・」
私はあきおさんがイくのと同時にまたイってしまい目の前の机にそのまま崩れ落ちた。

あきおさんはそんな私を後ろから抱きしめてくれたけれど、その頬には涙がこぼれ落ちていた。

呼吸が落ち着いたところであきおさんのそれは私のナカからズルリとでていった。
いつものようにあきおさんは私のそこにティッシュをあてがってから自分を処理して片づけ、ボクサーパンツとズボンを履きなおす。

私もノロノロとそこを拭いてショーツを履きなおして服の乱れを整える。

「あきおさん・・・・・」

あきおさんは何も言わずに私を抱きしめた。

「もう帰り・・・・・」

耳元でそう言って私のカラダをくるりと扉の方に向け、鍵をあけた。

振り返ろうとするともう一度言われた。

「はよ帰り・・・」

あきおさんの顔を見ることを許されず、私はうつむいたまま外にでた。

私がズルいことはよくわかっている。
だからって別れようってあきおさんひとりで決めちゃって反論も許されずにで終わってしまうなんて・・・

私はそのまま走って家に戻った。
なにごともなかったフリをしてお風呂にはいって泣いた。

こんなに好きなのに。。。
私が間違っていたんだろうか。
なかなか涙は止まらない。

親の前では何事もなかったフリをしないと・・・
お風呂から上がる前に冷たい水で顔をパシャパシャして目を冷やした。
母はなにも言わなかったけれどきっと気づいただろう。

その日からしばらくは仕事にいってもあまり手につかなかった。

もう会いにいけない・・・そう思うと悲しくて仕方なかった。
もっとちゃんと話をすればよかったのかもしれない。
そう思ったけれど、もう遅かった。


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