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脱衣所の奥の扉を開けると、1畳ほどのバスルームになっている。小さいが、バスタブもある。けれど、今日は、シャワーだけだ。
お湯をためておく時間が勿体なく感じる。
湿気でムワッとする室内に青木が浴びているだろう、シャワーの音と窓を叩く雨音が聞こえてくる。
俺は、このジメッとした空気をなんとかしたくて、エアコンの除湿ボタンを押した。
冷房から優しい冷たい空気が流れてくる。
その風にあたりながら、息を吐いた。
しかし――。
落ち着かない!
この部屋に誰かを入れたことがない。
それは、彼女がどうこうというよりも、仕事に追われ、休日は泥のように眠っているから。
たまに、旧友から連絡があっても、パスすることが多くなると、誘われる回数もグッと減ってしまった。
だから、この金曜日の飲み会は俺にとっては、いい息抜きでもあり、楽しみでもあった。けれど……。
けれど、今日の青木の雰囲気は何かいつもと違っていて、居酒屋でのアイスの一件を思い出して、顔に血が昇ってきた。
「ああ……」
記憶を消そうにも消えない。
それに、忘れようにも、その相手がそこでシャワーを浴びているのだ、気になって仕方がなかった。
チラッと、明かりのついている、脱衣所の摺りガラスをみた。
「あ、まだ着替えを置いていなかったか……」
と、まだ、取ってくると言ったままになっていたのを思い出した。
青木にシャワーを進めた後、着替えを持って脱衣所に行くと、摺りガラス越しに青木の姿が映っていた。
さすがに、脱いでいる途中で入るのもためらわれ、後にしようと、リビングに戻ったのだ。
玄関を入った廊下の突き当りの扉をあけると、8畳ほどのリビングがある。
コンロは、ガスではなく、IHコンロ。
ほとんど、湯沸かしぐらいにしか使っていないので、真っさらである。
一人暮らしなために、正方形のシックなブラウンのテーブルに椅子が2脚ある、シンプルな家具を買った。
その近くの窓がある一角にTVが置かれているだけだ。
休みの殆どは、自室で過ごすから、リビングは用がない限りあまり使っていない。
俺はその椅子に掛けたままにしていた服を持って、脱衣所を開けた。
お湯をためておく時間が勿体なく感じる。
湿気でムワッとする室内に青木が浴びているだろう、シャワーの音と窓を叩く雨音が聞こえてくる。
俺は、このジメッとした空気をなんとかしたくて、エアコンの除湿ボタンを押した。
冷房から優しい冷たい空気が流れてくる。
その風にあたりながら、息を吐いた。
しかし――。
落ち着かない!
この部屋に誰かを入れたことがない。
それは、彼女がどうこうというよりも、仕事に追われ、休日は泥のように眠っているから。
たまに、旧友から連絡があっても、パスすることが多くなると、誘われる回数もグッと減ってしまった。
だから、この金曜日の飲み会は俺にとっては、いい息抜きでもあり、楽しみでもあった。けれど……。
けれど、今日の青木の雰囲気は何かいつもと違っていて、居酒屋でのアイスの一件を思い出して、顔に血が昇ってきた。
「ああ……」
記憶を消そうにも消えない。
それに、忘れようにも、その相手がそこでシャワーを浴びているのだ、気になって仕方がなかった。
チラッと、明かりのついている、脱衣所の摺りガラスをみた。
「あ、まだ着替えを置いていなかったか……」
と、まだ、取ってくると言ったままになっていたのを思い出した。
青木にシャワーを進めた後、着替えを持って脱衣所に行くと、摺りガラス越しに青木の姿が映っていた。
さすがに、脱いでいる途中で入るのもためらわれ、後にしようと、リビングに戻ったのだ。
玄関を入った廊下の突き当りの扉をあけると、8畳ほどのリビングがある。
コンロは、ガスではなく、IHコンロ。
ほとんど、湯沸かしぐらいにしか使っていないので、真っさらである。
一人暮らしなために、正方形のシックなブラウンのテーブルに椅子が2脚ある、シンプルな家具を買った。
その近くの窓がある一角にTVが置かれているだけだ。
休みの殆どは、自室で過ごすから、リビングは用がない限りあまり使っていない。
俺はその椅子に掛けたままにしていた服を持って、脱衣所を開けた。
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