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そして、お風呂場の方を見ないようにしなから、洗濯機の上に着替えを置くと、
素早く踵を返し、
「着替えを――」
と言った所で、青木がガラッと風呂場の扉を開けたのは同時だった。
俺は思わずふり返ってしまった。
お風呂場の扉の隙間からは、湯気が上がり、温かい蒸した空気が顔に当たった。
そして、肩にバスタオルをかけた青木の裸体が見えた。
一瞬目が合った。
俺は、ハッと顔を前に向けた。
「わ、悪い!」
慌てるあまり、その声が、上ずってしまった。
そんな俺を見た、青木のクククッと小さく笑う声が聞こえた。
青木に笑い声が気になり、思わずふり返りながら言った。
「何笑ってだよ?」
青木を見ると、腰にバスタオルを巻いていたので、ほっとしたものの、笑われてバツが悪く、なんとなく青木を睨んでしまった。
「いやいや、その反応がツボった!」
腰をかがめて笑う青木に最初はイラっとしたものの、その笑い声で、こちらまで笑えてきた。
「着替え、サンキューな。ちょっとは緊張は取れたか?」
「あっ……」
自分が緊張していたことを思い出し、それが和らいでいることに、言われて気がついた。
どこまでも、気が回る奴だ、と若干呆れる。
「なんだよ、緊張なんてしてないって」
体面を保つために、ふくれながら言うと、青木が何か企みのある笑顔を向けてきた。
その笑顔に、一歩下がる。
「な、なんだよ」
「緊張してないって言うなら、一緒に入るか?」
と、風呂場に向かって、親指をくいッと向けた。
俺は、青木が本気なのか、冗談なのか、分からずに、勢いに任せて、洗濯機の上に置いた着替えの肌着を手に取り、青木に顔にぶつけた。
「そんな冗談言ってないで、次、俺はいるんだから、さっさと着替えて出て来いよ! ちなみに、肌着と、トランクスは新しいのだから安心しろ!」
そう、一気に言うと、さっさと、脱衣所を後にした。
その脱衣所からは、くぐもった青木の軽快な笑い声が聞こえてきた。
その笑い声を聞きながら、頬を膨らませつつ、胸の中には温かいものが存在することに気づいた。
素早く踵を返し、
「着替えを――」
と言った所で、青木がガラッと風呂場の扉を開けたのは同時だった。
俺は思わずふり返ってしまった。
お風呂場の扉の隙間からは、湯気が上がり、温かい蒸した空気が顔に当たった。
そして、肩にバスタオルをかけた青木の裸体が見えた。
一瞬目が合った。
俺は、ハッと顔を前に向けた。
「わ、悪い!」
慌てるあまり、その声が、上ずってしまった。
そんな俺を見た、青木のクククッと小さく笑う声が聞こえた。
青木に笑い声が気になり、思わずふり返りながら言った。
「何笑ってだよ?」
青木を見ると、腰にバスタオルを巻いていたので、ほっとしたものの、笑われてバツが悪く、なんとなく青木を睨んでしまった。
「いやいや、その反応がツボった!」
腰をかがめて笑う青木に最初はイラっとしたものの、その笑い声で、こちらまで笑えてきた。
「着替え、サンキューな。ちょっとは緊張は取れたか?」
「あっ……」
自分が緊張していたことを思い出し、それが和らいでいることに、言われて気がついた。
どこまでも、気が回る奴だ、と若干呆れる。
「なんだよ、緊張なんてしてないって」
体面を保つために、ふくれながら言うと、青木が何か企みのある笑顔を向けてきた。
その笑顔に、一歩下がる。
「な、なんだよ」
「緊張してないって言うなら、一緒に入るか?」
と、風呂場に向かって、親指をくいッと向けた。
俺は、青木が本気なのか、冗談なのか、分からずに、勢いに任せて、洗濯機の上に置いた着替えの肌着を手に取り、青木に顔にぶつけた。
「そんな冗談言ってないで、次、俺はいるんだから、さっさと着替えて出て来いよ! ちなみに、肌着と、トランクスは新しいのだから安心しろ!」
そう、一気に言うと、さっさと、脱衣所を後にした。
その脱衣所からは、くぐもった青木の軽快な笑い声が聞こえてきた。
その笑い声を聞きながら、頬を膨らませつつ、胸の中には温かいものが存在することに気づいた。
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