週末の金曜日

立樹

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『お前ら、それでも人間か⁉やることが陰湿なんだよ!!!』
『誰かと思ったら、佐藤じゃないか。お前の評判悪いよ。すぐに手が出るってな』

『はぁ、それがどうした!? やることはお前らの方が悪い! 妬んでいるかどうかなんてこっちには関係ないけど、一生懸命やっている人の邪魔をして何が楽しいんだよ!』

『ふん、俺が何をしたのか知っているのか? ここで、手を出したら、お前が処分を受けるんじゃないか? なぁ』
幾人かの失笑の声が聞こえる。

『さっき、お前らが話しているのを聞いた。それを言えば、お前らだって処分されるだろ!』

『俺が、お前に告げ口されただけで、処分を受けると思っているのか?』

『たいした自信だな』

『そりゃそうさ、奴のデーターを消したのは俺だ。図面を入れ替えたのも俺。それがバレるような跡を残すと思っているのか! 奴なんて落ちればいいんだよ。苦労せずに業績を上げて、俺対達が、奴と比べられて低く見られる気持ちが分かるか?』

『はん、そんな幼稚な気持ちで仕事してんのかよ』
『な、なんだと!』

『嫉妬なんてカッコ悪! 正々堂々と勝負しろ!』
『……。そういうなら勝負してやるよ。ただしお前とな』

ガン!!!

という音が聞こえた後、
『へっ、手を出したのはお前が先だ天野、覚悟はできているのか?』

『佐藤、そっちこそ、こっちは5人、お前ひとりで何ができる?』

『たったの5人だろ。来いよ』

そこまでで、『プツ』とレコーダーの音が途切れた。
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