流れる川

連鎖

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ウリュウ

街の六日、舞踏会

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美しい曲が流れ始めて、ザワザワ。

そろそろかしら。ザワザワ。

「ぺちゃくちゃ。じゅるる。ペロ。ぺろ。」
うふっ。お姉さまったら。
「あん。んう。あはあ。ぅぅぅぅ。」
可愛いわんちゃん。ダメよ。そこは。

「本日は、沢山の人達が来ていただきありがとうございます。
本日は、ギルドより銀仮面卿に来ていただいていますので。
盛大の拍手を、お願いいたします。」

わあああ。わあ。パチパチパチ。ババチバチ。
だああああ。ダダダ。パチパチパチ。

ニコニコした笑顔で、お辞儀をしている。
「あ。。ありがとうございます。本日のご招待に、男爵に感謝してうっいます。」
はああ。。わんちゃん。ダメよダメ。
「じゅるる。じゅる。ズズズズ。」
お姉さまも喜んで、こんなに濡れちゃっって。

エリカに向かって、真っ直ぐ男爵が歩いて来る。
「1曲踊って頂けますか?」
膝を折って、お辞儀をしている。
「あら、うふふ。せっかくの主催者からの申し出ですし、お願いします。」
少し前に出て、手を前にだし握手をする。

「お。。お前。何してる。何処に。。」
エリカが前に出ると、スカートの裾から出てきたメイドを見つける。
「お姉さまの下着なんだから、当然よ。煩いわね。馬鹿なのかな。」
完全に馬鹿にした顔して、見つめ返す。
「男爵。早く踊りましょう。うふふ。」
すごく魅惑的な笑顔で、話し掛ける。可愛いわんちゃん。待っててね。

「はい、申し訳ございません。ではこちらへ。」
どうなっていたんだ?なぜあんな所に。
エリカは、男爵の耳の側まで口を持っていき
「男爵が怖いからって、隠れていたの。びっくりしましたか?」
囁き、イタズラした子のように、可愛らしく微笑んでいる。

踊りが始まり、ゆったりと優雅に踊り始めた。

「あいつは、いつも。いつも。。ああ。。ご迷惑ではないですか?」
さっきの光景を思い出して、イライラしていた。
「ええ、すごくいい子で、教育が良かったんでしょう。
よく気が付く、頭のいい子ですよ。」
すごく可愛いわんちゃんよね。
相手を魅了するような、優しい笑顔で見つめていた。

曲に合わせて、体を寄せて優雅に踊っている。

「あ。ありがとうございます。」
エリカの笑顔を目の前で見て、ドキドキ。ドキドキ。鼓動が激しくなる。
「男爵に嫡男はいらっしゃいますか?」
この子じゃないとすると。他の子よね。

曲に合わせて、体を寄せて優雅に二人は踊り続けている。

「ええ、男子が生まれなかったので嫡男は別に。」
なんの事だろう。顔見せ?まさか。婚約?
「今日は、こちらへ来られますか?」
難しい顔して問い返す。

「多分、後で来させますので会って頂けますか?」
まあ、あいつも変な事はしなかい。うーん。多分。少し困った顔している。
「ええ、少し興味がありまして、男爵が選ぶような人ですし、
素晴らしい人と思いまして、申し訳ございません。」
会わないとダメかー。。あーあ、めんどくさい。こいつなんだろな。
あーあ、めんどくさい。イソギンチャク。お前だろうなあ。

曲が一周して、ダンスを終わりにして、お互いに挨拶する。
「ありがとうございました。」
エリカを真っ直ぐに見つめていた。
「ええ、ありがとう。とても楽しかったわ。今度は別の場所でも。うふふ。」
そうね。親子。。楽しそう。うふっ。わんちゃんと。えへへー。
「ハイハイ、解りました。だらけてる?。ん。んん。」
「ん?」
男爵から、不思議そうに見られた。
「また。またお願いします。アハハ。あは。」
ニコニコ。バツが悪い顔しておどけていた。

。。

「男爵の嫡男って?どんな人?」
何気なくメイドに聞いた。
「見た目は普通。エロいぶた。村を救った英雄らしいけど、
剣王とか自分で言っちゃう変態ぶた。襲われそうになったから、
家を出たんですよ。えろ豚。死ね。死ね。死にやがれボンクラ。
まさか 、お姉さま。そんなのに興味が?」
心配そうに、見つめていた。

「違うわよ。村を救ったって。。隣村の間にあった村とか?
最近強盗が出るって場所にあったとか。。」
あーあ、やっぱりこれか。これなの?
「さすが、ギルドの情報網ですね。そうです。そこにあった村に
突然モンスターが発生して、ぶたが、モンスターを追い払ったみたいです。
今では、強盗の根城になった場所です。」
すごい。さすがお姉さま。

「あーあ、やっぱりこれか。」
すごく冷たい目をしている。
「お姉さま?。。ぶるぶる。ガクガク。」
全身が凍えそうな視線で、息も出来なくなる。ひっ。ヒュ。。。ひ。ひひ。

「ああ、ごめんなさい。ごめんなさい。」
優しい笑顔で抱きしめて、口を重ねた。
「ちゅッ。ちゅっ。ちゅルル。」
ああ。激しく。イッちゃう。あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙。
気絶して、床に座り込んだ。

。。

少し待っていると、沢山の女の子に、囲まれた男が近づいてきた。
「ああ、お前か?俺様を、剣王を呼びつけるとは。
少しはいい身体してるから、使ってやってもいいぞ。
剣王の子種が欲しいんだろ?」
親父もダメだな。こんな女に丁寧にしろだと?
ちょっと胸がでかい、仮面してるのもブス隠しだろうしな。

うわ。私の方が。。ぜひ私に。あんなブス。
デカいだけよ。うわーなに、あのセンス。
ガヤガヤ。取り巻きから声がする。

あーあ、やっちゃうんだ。この子ね。
「ちょっと剣王って、言いふらしてる子がいるって聞いたのに、
これじゃあねえ。あはあ。ざーんねん。
ちょっと豚、食い散らかしたぶたさんって、これは無いわ。
ねえ。ぶたさん。ご飯、美味しかった?」
挑発した笑顔でバカにする。

「ちょっとギルドで名が売れたからって、いい気になるなよ。
剣王を怒らせて、タダで済ますとでも思ってるのか?」
頭に来て、顔面が真っ赤に染る。
「あらあら、赤ブタさんは武器も持ってない婦女子に凄むのね。
ああ、怖い怖い。ぶたさんってブーブー鳴くのよ。
あなたもかしらね。赤ブーたさん。剣は何のためなのかしらね。
豚の爪研ぎ用かしらね。アハハ。あはははっ。」
アハハ。赤ブタ。赤豚が剣王って何それ。

「ふざけんなあ。女。ぶっ殺してやる。」
腰の剣を抜き、振り回す。
「うーん、早いだけ?。単純よね。。右。はい。左。突き。突き。
左。はい。左。ちゃんと、女の子満足させてるの?
右。左。左。右。突き。突き。これで剣王って、何の罰ゲームよ。
アハハ。アハハ。。。。」
そろそろ、限界かなあ。

「ふざけんなあ。俺は剣王。最強の剣王だあ。」
動きが雑になり、周りも関係なく振り回す。
ガッチャン。どガン。バリーン。きゃああああ。ううぉ。あぶねえ。
こっち来んな。ドガがが。どガン。ガちゃん。
「剣王さんも限界のようね。左。」
ブフォン。剣が左側を通り過ぎる。
「はい、右。」
ブフォン。右側を通り過ぎる。
「アハハ。わはあはは。これで目の前だな。避けてもいいが、
絶対にかするんだよ。これで死ね。」
高速の突きが、胸の真ん中辺りに突き出される。

いやあああ。きゃああああ。
周りの人たちも、剣が身体に突き刺さる幻影を見ていた。

「じゃあ。おやすみなさい。うふふ。」
剣の突きに合わせて一度しゃがみこみ、バク宙をした。
(スカートが下がり、太ももまで丸見えになる。)

剣が体の上を滑っていき、脚が円を描く。
(そのままスカートが下がって、下半身まで丸見えになる。)

バク宙した脚のつま先が相手の顎に当たって、相手を突き上げる。
(脚を開くので、場所によってはアソコまで見えてしまう。)

突き上げられた剣王は宙に舞うと、そのまま地面に落下して
どガラガラ。ガシャーン。地面に叩きつけられて気絶した。
(地面に足が付き、バフン。。スカートが元に戻る。)

「うふふ。見せちゃった。アハハ。アハハ。」
回転中に剥き出しになった下半身を、会場中にいる人達に見せて喜んでいた。

「あ。。お姉さま。んっ。あ。エロ豚が寝てるう。」
会場中に、声が響き渡っていた。

あはははっ。あははあは。わっははは。あははは。
うふふふふ。はああああ。あはは。うふふふう。ふうふう。
会場から、安堵の笑い声がコダマした。

ダダダ。がだだだ。男爵が走って駆け寄ってくる。
「何が、何があった。何が。。。」
焦って、嫡男に駆け寄って身体を揺すって起こそうとした。
「ぅゥ。ぅぅぅ。ああ゛。おまえ。絶対に。絶対。絶対に。ぶっ殺してやる。
俺は、俺は俺は。もっとだ。もっと強くなってやる。」
狂気の顔して、男爵を突き飛ばして走り出した。

ダダダ。ガガが。ドッがが。
「どけ。どきやがれ。邪魔すんじゃねえ。」
ドカン。ガシャーン。ドン。ガシャーン。ガラガラ。

「先輩よろしくね。。。」

「あれって何があったんだ、あいつはどうしたんだ。」
びっくりした顔で、事情が掴めない顔をして周りに聞いている。
「聞きたいですか?聞かない選択も、出来ますよ。聞いたら戻れなくなりますが、
大丈夫ですか?」
真面目な顔して、目の前に立っている。

。。。

「解りました。あいつは廃嫡します。あとは、よろしくお願いいたします。」
怒り顔で、今にも、ここから飛び出そうとしている。
「約束、頼みますよ。アレは、この世界には不必要なのです。
アレは、我々が片付けます。あなた方はこの世界を守ってください。」
優しい笑顔で、語りかける。
「あなたもよ。お父さんを助けてあげてね。」
真剣な笑顔で、話し掛ける。
「はい、銀仮面卿。私たちがこの街を守っていきます。お姉さま。」
泣きながら話していた。


エリカの一人旅は続いて行くよ。
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