51 / 51
第51話 その後で
しおりを挟む
久しぶりに、本物の遠谷メイトが登校したというのに、学校での時間はいつものように過ぎ去った。
昼休み。
相変わらず、人の少ない通りにあるベンチにて、僕はタレカと隣り合って座っていた。
「ねえメイト」
「なにかな?」
「今朝のあれはなんだったの? 私のために怒ってくれてたの?」
「いや、そういうんじゃないって」
僕が否定するのをタレカは楽しそうに笑って見ている。
学校内で、唯一変わったことがあるとすれば、今朝の出来事について、タレカがいじってきたことだろうか。
それはもう嬉しそうに、何度も何度も聞いてくる。
実際、今朝のタレカ父との一件は、登校後の少しの間、学校内を賑わせた。ただ、大人の男性が、耳に息を吹きかけられて倒れた、という話のインパクトから、僕が何かしていたというところまでは広まっていない。と思う。
見てはいけないものにでも遭遇したように、誰もしっかりと見ていなかったのだと思いたい。
しかし、そんなことを言っていられるのは、今、隣に座っている女子を除いての話だ。
「元に戻ったし、僕はもうお役御免じゃないの?」
「そんな単純なものでもないでしょ。童島さんへの報告は、メイトと一緒じゃないといけないわけだし」
「なるほど」
それもそうかと納得する。タレカも、まだ僕の利用価値を感じてくれているようだ。
それにしても、タレカがタレカの姿で話していて、タレカの姿で動いているというのが、どうにも慣れない。
今まで特に会話もしてこなかったのに、急に距離が縮まったみたいで落ち着かない。そのうえ、親しげに話してきて、肘で脇腹を突いてくるのだから反応に困る。
「とにかく、メイトがなんと言おうと、私は感謝してるわ」
「そりゃどーも」
「はい」
感謝とともに手渡されたのは弁当箱……?
「なにこれ」
「どうせメイトは寝坊して、ご両親にお弁当を作ってもらえなかったんでしょうから」
「余計なお世話だな」
「あら、お弁当持ってきてるの?」
「寝坊もお弁当がないのもあってるんだよなぁ……」
「ほら、やっぱり必要じゃない」
なんとなく悔しいが、僕の腹は正直で、くぅと鳴った。
ニヤニヤ笑いを浮かべるタレカから、僕はおとなしく弁当を受け取る。中には、タレカお手製の料理がずらりだ
「それより、タレカの方はどうしたんだよ」
「あら、耐えられなくなってごまかすの?」
「いや、違うって。だってあの時」
僕が何かを言い終わるより先に、タレカがつんと人差し指で口を押さえてきた。それから、ぐっと顔を近づけてくる。
女体化した時の僕とは違う、本物の美少女が顔を近づけてきたことで、一瞬で目が泳ぐ。
「ふふっ。あれね。私じゃなくて本物のメイトを目の前にしてるから反応が面白いわね」
「だから、ことあるごとに今朝のことで話しかけてきてたのか?」
「それだけじゃないわよ。感謝してるのは本当よ」
「いじりたいってのもあるんじゃないか」
「私にいじられるんだもの。光栄に思いなさい」
開き直られた。
って、そうじゃない。
「わかってるわよ。話さなきゃいけないことだしね」
タレカはささっと自分の分の弁当箱を広げつつ空を見上げた。
「私の意識が自分の体に戻ったのは。多分、メイトの意識が切れたタイミング。ちょうど、ママと弟と話してた時ね」
「だろ? あんな状況を無傷で済ませるなんて、何したんだ?」
「私は私でいたいって伝えたのよ」
「それだけ?」
「それだけ」
信じがたいが、タレカが嘘をついているようには見えなかった。
空を見上げながらタレカは続ける。
「メイトの家族と過ごして、私は今のままでも十分受け入れてもらえるってわかったのよ。誰かにならないでいいって気づいたの。そうしたら戻ってて、あの場も切り抜けられた」
「そんなファンタジーみたいな」
「それを言うなら私たちの入れ替わりがファンタジーでしょ」
「そうだけど……」
僕としては、穏やかなやり取りで収められる場には思えなかった。
「タレカの母と弟くんはそれで納得したのか?」
「戻ってこいの一点張りだったわ」
「やっぱりダメじゃないか。どうしたんだよ」
「バカって言ってやった」
「は?」
「バカって言ったのよ」
タレカは何気ないことのように言った。
「気持ちは変わらないって伝えて、それから追い出した。そうしたら諦めて帰っていったわ。それが今朝の原因でしょうね」
いや、そんなことで収まるはずがない。キセキの方はなんとかなっても、あの二人を押し返せるとは思えない。
「タレカ」
「この話はこれでもうおしまい。終わったことを引きずっても仕方ないでしょ」
「だけど」
「それとも、事の詳細を事細かに聞きたいの?」
僕は首を横に張った。
「でしょ? だからいいのよこれで」
「そういうことにしておこう」
これ以上深掘ると聞かなくてもいいことを聞くことになりそうだ。
僕の札が使われてないといいのだが……。
「で、もう一度聞くけど、メイトのアレはどういう意味?」
「あ、アレって?」
急に戻った話題に、震える声で聞き返すと、タレカはふっと笑った。
「言ってたじゃない。もっとタレカを見てやれよ! って」
「……」
「ねえ」
「人違いされて怒った。それだけ」
「にしては熱烈だったわよね」
「特別な感情を抱いていないと言えば嘘になる」
「え、いや、そこまで直接的に言われると照れるっていうか、それって……?」
上目遣いで見てくるタレカに、僕は一瞬ためらってから、この勢いに乗るのが許せず、ごまかすようにニヤリと笑った。
「僕はタレカのファンってことだよ」
「そういうこと?」
「そういうこと」
「……意気地なし」
タレカはじっとりとした目で僕をにらむと大きく息を吐き出した。
なんかひどくないか?
「それなら、しっかりと推しなさいよ」
「当然。推し活もこれから学ぶさ」
「そこから?」
「だってよく知らないし」
「まったく。相変わらずね」
特別な時間を過ごしたから、感情が普段とは違う。
今の僕の気持ちがどんなものなのか、名前はよくわからないけれど、これから歩き出すタレカとともに見つけられたらいいな。
昼休み。
相変わらず、人の少ない通りにあるベンチにて、僕はタレカと隣り合って座っていた。
「ねえメイト」
「なにかな?」
「今朝のあれはなんだったの? 私のために怒ってくれてたの?」
「いや、そういうんじゃないって」
僕が否定するのをタレカは楽しそうに笑って見ている。
学校内で、唯一変わったことがあるとすれば、今朝の出来事について、タレカがいじってきたことだろうか。
それはもう嬉しそうに、何度も何度も聞いてくる。
実際、今朝のタレカ父との一件は、登校後の少しの間、学校内を賑わせた。ただ、大人の男性が、耳に息を吹きかけられて倒れた、という話のインパクトから、僕が何かしていたというところまでは広まっていない。と思う。
見てはいけないものにでも遭遇したように、誰もしっかりと見ていなかったのだと思いたい。
しかし、そんなことを言っていられるのは、今、隣に座っている女子を除いての話だ。
「元に戻ったし、僕はもうお役御免じゃないの?」
「そんな単純なものでもないでしょ。童島さんへの報告は、メイトと一緒じゃないといけないわけだし」
「なるほど」
それもそうかと納得する。タレカも、まだ僕の利用価値を感じてくれているようだ。
それにしても、タレカがタレカの姿で話していて、タレカの姿で動いているというのが、どうにも慣れない。
今まで特に会話もしてこなかったのに、急に距離が縮まったみたいで落ち着かない。そのうえ、親しげに話してきて、肘で脇腹を突いてくるのだから反応に困る。
「とにかく、メイトがなんと言おうと、私は感謝してるわ」
「そりゃどーも」
「はい」
感謝とともに手渡されたのは弁当箱……?
「なにこれ」
「どうせメイトは寝坊して、ご両親にお弁当を作ってもらえなかったんでしょうから」
「余計なお世話だな」
「あら、お弁当持ってきてるの?」
「寝坊もお弁当がないのもあってるんだよなぁ……」
「ほら、やっぱり必要じゃない」
なんとなく悔しいが、僕の腹は正直で、くぅと鳴った。
ニヤニヤ笑いを浮かべるタレカから、僕はおとなしく弁当を受け取る。中には、タレカお手製の料理がずらりだ
「それより、タレカの方はどうしたんだよ」
「あら、耐えられなくなってごまかすの?」
「いや、違うって。だってあの時」
僕が何かを言い終わるより先に、タレカがつんと人差し指で口を押さえてきた。それから、ぐっと顔を近づけてくる。
女体化した時の僕とは違う、本物の美少女が顔を近づけてきたことで、一瞬で目が泳ぐ。
「ふふっ。あれね。私じゃなくて本物のメイトを目の前にしてるから反応が面白いわね」
「だから、ことあるごとに今朝のことで話しかけてきてたのか?」
「それだけじゃないわよ。感謝してるのは本当よ」
「いじりたいってのもあるんじゃないか」
「私にいじられるんだもの。光栄に思いなさい」
開き直られた。
って、そうじゃない。
「わかってるわよ。話さなきゃいけないことだしね」
タレカはささっと自分の分の弁当箱を広げつつ空を見上げた。
「私の意識が自分の体に戻ったのは。多分、メイトの意識が切れたタイミング。ちょうど、ママと弟と話してた時ね」
「だろ? あんな状況を無傷で済ませるなんて、何したんだ?」
「私は私でいたいって伝えたのよ」
「それだけ?」
「それだけ」
信じがたいが、タレカが嘘をついているようには見えなかった。
空を見上げながらタレカは続ける。
「メイトの家族と過ごして、私は今のままでも十分受け入れてもらえるってわかったのよ。誰かにならないでいいって気づいたの。そうしたら戻ってて、あの場も切り抜けられた」
「そんなファンタジーみたいな」
「それを言うなら私たちの入れ替わりがファンタジーでしょ」
「そうだけど……」
僕としては、穏やかなやり取りで収められる場には思えなかった。
「タレカの母と弟くんはそれで納得したのか?」
「戻ってこいの一点張りだったわ」
「やっぱりダメじゃないか。どうしたんだよ」
「バカって言ってやった」
「は?」
「バカって言ったのよ」
タレカは何気ないことのように言った。
「気持ちは変わらないって伝えて、それから追い出した。そうしたら諦めて帰っていったわ。それが今朝の原因でしょうね」
いや、そんなことで収まるはずがない。キセキの方はなんとかなっても、あの二人を押し返せるとは思えない。
「タレカ」
「この話はこれでもうおしまい。終わったことを引きずっても仕方ないでしょ」
「だけど」
「それとも、事の詳細を事細かに聞きたいの?」
僕は首を横に張った。
「でしょ? だからいいのよこれで」
「そういうことにしておこう」
これ以上深掘ると聞かなくてもいいことを聞くことになりそうだ。
僕の札が使われてないといいのだが……。
「で、もう一度聞くけど、メイトのアレはどういう意味?」
「あ、アレって?」
急に戻った話題に、震える声で聞き返すと、タレカはふっと笑った。
「言ってたじゃない。もっとタレカを見てやれよ! って」
「……」
「ねえ」
「人違いされて怒った。それだけ」
「にしては熱烈だったわよね」
「特別な感情を抱いていないと言えば嘘になる」
「え、いや、そこまで直接的に言われると照れるっていうか、それって……?」
上目遣いで見てくるタレカに、僕は一瞬ためらってから、この勢いに乗るのが許せず、ごまかすようにニヤリと笑った。
「僕はタレカのファンってことだよ」
「そういうこと?」
「そういうこと」
「……意気地なし」
タレカはじっとりとした目で僕をにらむと大きく息を吐き出した。
なんかひどくないか?
「それなら、しっかりと推しなさいよ」
「当然。推し活もこれから学ぶさ」
「そこから?」
「だってよく知らないし」
「まったく。相変わらずね」
特別な時間を過ごしたから、感情が普段とは違う。
今の僕の気持ちがどんなものなのか、名前はよくわからないけれど、これから歩き出すタレカとともに見つけられたらいいな。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる