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第2章 欠落状態冒険者始動する

第18話 バグだろ……

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 冒険者登録をして、簡単に説明を受けている俺。今はステータスの確認中だ。

コモノ・人。体力 53。攻撃29。防御200……これは先ほど見たのと同じだ。って、名前?というのか今の俺の名前もちゃんと出ていたわ。何故に《コモノ》なのかはわからないが……
 そういえば名前の横に人という表記があるが。エルフとかなら名前・エルフとかに多分なるんだろうな。とりあえず人で良かったというか。これで魔王とか意味わからない言葉が出ていたら――俺ここで討伐されているだろうからな。人で良かった。名前は違うが――。

 ちなみにアマミは、ハーフエルフと先ほど本人から聞いた。やはりエルフで当たりだったらしい。って、人が混ざっているから――一部おかしいのだろうか?いや、人が混ざっているにしても……な気もするんだが。人でここまでの爆弾を見たいなものを持っている人は俺見たことないんだが――そもそも前にも言ったきっがするっが、俺は勝手にエルフと言うと美人だが。すらっとしているイメージをやはり持っていたので、このアマミの姿は混ざっているといわれたが――それで片付けていいものなのだろうか……。とりあえず、エルフの人は美人ですらっとしているという認識だけは改め直した方が良さそうだな。変にトラブルを起こしてもだから。世界にはいろいろ居る。そう思っておこう。もしかしたらドワーフの人でも超長身の細身の人もいるかもしれない。
 とにかく俺の知っていることは、この世界では通じないと思っておこう。と、改めて思った俺だった。

 にしても、何度でも言いたくなるのだがこのアマミ。無駄に胸だけデカい気がするのは――いじってないか?無理だとは思うが。見た目いじれるんじゃないの?とやはり思ってしまう俺だった。

 って、そんな余計なことは今はいいか。余計なことは置いておいて、俺は再度自身のステータスを見る。すると先ほどは気がつかなかったが。とあるところに目が止まった。
 また俺がとある表示に目が止まったとき。同じくして俺の隣では、またアマミが覗き込んできて。って、どうやらアマミは他人のステータスを確認ができるらしい。普通に覗き込んできている。さらに、受付のダンディーな男性。アサヒさんも同じことができるらしく。驚いた表情を今はしていた。
 ちなみに俺の顔も驚いていると思う。とある表示を見つけてしまったから。

 レベル2まで経験値150000

「……は?」

 俺は目を疑った。とりあえず、変わる雰囲気はないが。目を擦ってみた。けれど変化なし。150000の数字が出ている。
 なんとなくだが。この世界はゲームと同じと考えだしていたので、通常最低レベルから始まる新人冒険者。レベル1。今の俺だが。普通レベル1からでレベル2になるには経験値は、もっと少なくないだろうか?50から100くらいの低い数値じゃないのか?俺のステータスおかしくないか?150000?慌てての他のステータスを再度見る。
 体力 53。攻撃29。防御200——うーん。なんか防御だけは他の数値と比べると強い気もするが。これが強いのか俺にはわからない。今のところ防御は初期値にしては高いと思ってもいいのかもだが――って、経験値だよ。経験値。次のレベルに必要な経験値数。おかしくないか?ここの世界はちょっと弱いモンスター、って、そもそもどんなモンスターが居るのかはわからないがで、何かは居るだろうから居るとして、冒険者になりたての人がモンスター倒したら50000とか経験値くれるのか?
 いやいやさすがにそれはないだろうと。と俺が思っていると――あっ、もう1つ数値発見した。

 魔法19。

 まさかの俺、魔法使えるらしい。この数値で何が使えるのかはわからないが――って、戻ろう。魔法も気になるが次のレベルまでの必要経験値なんだよ。これが明らかにおかしいことは俺でもわかる。
 すると俺の横と前に居た男女2人。アマミとアサヒさんがつぶやいた。

「数値は正しい――な」
「これがあってあなたは慌てて登録をさせたんですか。わかります。おかしいですね」
「そうだ。これは――なんだ?わかるか?」
「考えられるのだと――あっ、このスキル……いや。待てよ」
「「スキル?」」

 少しアマミとアサヒさんの会話を聞いていた俺だが。スキルという言葉に反応して、俺はステータス画面の他を見る。どこだ?スキル表示はどこだ?もしかして俺も何か特別なスキルがあるから必要経験値が――などと思いながら探していると。アマミも俺のスキルは見ていなかったのか。俺と同じくアサヒさんの声に反応しまた覗きこんできた。
 そして2人同時にスキル欄の言葉を読んだ。

「「スキル。超晩成」」
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