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第六章 久しぶりにギルドに行く
8話
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マルクは部屋に入るなり、すぐにシャワールームに駆け込んだ。
床にグレンを下ろすと、頭からシャワーで冷水をかける。
「うひゃっ」
グレンの身体が冷たさに跳ねる。
「ちょっとは楽になるだろ?」
シャワーの冷たさがグレンの火照った身体の熱を少しだが下げてくれる。
「うん…」
「そのまま少しだけ待ってて」
マルクはシャワーをそのままにして一度、シャワールームを出て行った。
グレンはぼーっとシャワーの水を眺めていた。
少し身体が動くようになったので、濡れた服を全て脱ぎ捨てる。
「お、もうそんなに動けるようになったのか?」
全部脱いでシャワールームの外に放り投げたとき、マルクが戻ってきた。
「うん、まぁ動きにくい、けど…」
グレンは熱い息を吐き出す。
「これ、飲めよ」
マルクはシャワーの水を止めるとグレンに小瓶を手渡した。
「これは?」
「解毒薬」
マルクが小瓶の栓を外してくれたので、中身をグレンは一気にあおった。
「うげぇ、まっず…」
「すぐには効かないらしいけどな」
マルクは床からグレンの身体を抱き上げるとベッドルームに連れてくる。
そして優しくベッド上にグレンを下ろす。
「ごめんな、こんなことになって…」
「グレンが謝ることない、悪いのは全部あいつのせいだし…」
マルクはキッとダリルの部屋の方向を睨んだ。
「でも…」
グレンはしょぼくれている。
「…とりあえず休憩しよ」
マルクもグレンが横になっているベッド上にあがった。
「マルク?」
「ん?」
マルクはシャワーで濡れたグレンの身体に触れる。
「あっ、マルク…」
グレンは先程ダリルに触られた時の嫌悪感とは一転して、喜びを感じた。
グレンは思わずマルクを抱きしめた。
「お、どうした?」
「…しよ?」
マルクはグレンからの初めてのお誘いにフリーズしてしまった。
「マルク??やっぱりやだ?俺、他の男に触られたから…」
グレンはマルクから手を離そうとしたので、マルクが慌てた。
「いやいや、そんなことない!僕が上書きしてあげるから!」
そういうとマルクはグレンの唇に吸い付いた。
床にグレンを下ろすと、頭からシャワーで冷水をかける。
「うひゃっ」
グレンの身体が冷たさに跳ねる。
「ちょっとは楽になるだろ?」
シャワーの冷たさがグレンの火照った身体の熱を少しだが下げてくれる。
「うん…」
「そのまま少しだけ待ってて」
マルクはシャワーをそのままにして一度、シャワールームを出て行った。
グレンはぼーっとシャワーの水を眺めていた。
少し身体が動くようになったので、濡れた服を全て脱ぎ捨てる。
「お、もうそんなに動けるようになったのか?」
全部脱いでシャワールームの外に放り投げたとき、マルクが戻ってきた。
「うん、まぁ動きにくい、けど…」
グレンは熱い息を吐き出す。
「これ、飲めよ」
マルクはシャワーの水を止めるとグレンに小瓶を手渡した。
「これは?」
「解毒薬」
マルクが小瓶の栓を外してくれたので、中身をグレンは一気にあおった。
「うげぇ、まっず…」
「すぐには効かないらしいけどな」
マルクは床からグレンの身体を抱き上げるとベッドルームに連れてくる。
そして優しくベッド上にグレンを下ろす。
「ごめんな、こんなことになって…」
「グレンが謝ることない、悪いのは全部あいつのせいだし…」
マルクはキッとダリルの部屋の方向を睨んだ。
「でも…」
グレンはしょぼくれている。
「…とりあえず休憩しよ」
マルクもグレンが横になっているベッド上にあがった。
「マルク?」
「ん?」
マルクはシャワーで濡れたグレンの身体に触れる。
「あっ、マルク…」
グレンは先程ダリルに触られた時の嫌悪感とは一転して、喜びを感じた。
グレンは思わずマルクを抱きしめた。
「お、どうした?」
「…しよ?」
マルクはグレンからの初めてのお誘いにフリーズしてしまった。
「マルク??やっぱりやだ?俺、他の男に触られたから…」
グレンはマルクから手を離そうとしたので、マルクが慌てた。
「いやいや、そんなことない!僕が上書きしてあげるから!」
そういうとマルクはグレンの唇に吸い付いた。
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