裏クラウドファンディングへようこそ

浅上秀

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上京してきて金がない大学生に出資してみた

5話

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コウジくんの身体、主に下半身がピクピクと刺激に喜んでいるようだ。

「全部振動マックスにしたら起きそうだな…しばらくは弱でいいか」

電動で動いているモノたちの設定を全てわざと弱めにしておく。

「いつ起きるかな~」

俺はすっかり目が冴えてしまったので、服を着てパソコンを立ち上げた。
サクッと裏クラウドファンディングのサイトに接続して、先ほど入金した画面に飛ぶ。

「えーっと、通報通報…」

裏クラウドファンディングのサイトにも他のサイトのように規約がある。
簡単に言うと犯罪行為は禁止、というものだ。
違反すると出資する方もされる方にも違約金やらなにやら恐ろしいことが待っているらしい。

「あった、これだ」

昨日開いたコウジくんのページを開いて通報ボタンを押す。
俺は親切だからご丁寧に備考欄に夜寝ている間にお金を盗まれそうになったことを書いておいた。
すぐに運営から返事が返ってきた。

「お、ラッキー」

出資額は全額返金してくれるそうだ。
それにベットの買い替え料金やら何やら慰謝料的なものを振りこんでくれるらしい。
そしてもう少しでコウジくんを回収しに来てくれると。

「全裸で気絶してても回収してくれっかな」



俺は裏クラウドファンディングの運営が回収に来る前にコウジくんから聞き出しておきたいことがあった。

「おはよう~起きて~」

全部の振動を一気に最大にしてあげた。

「ん、んぎぃぃぃぃああああ、なにこれえええええ」

コウジくんは飛び上がるようにして目覚める。

「はい、おはよう」

「ああああ、やめてくれええええ、とめてえええ、これいやだあああ」

コウジくんは全力で叫んで身体を捩るが、どう頑張っても刺激から逃げられない。

「朝っぱらからうるさいなぁ」

一度、全部振動をオフにしてみる。

「はぅ、ふっ、ふっ…」

息を整えながらコウジくんは睨むように俺を見てくる。

「なんでお財布漁ってたの?裏クラウドファンディングで稼げるんじゃないの?」

「てめぇには関係ねぇだろ」

コウジくんは答える気がないようだ。

「ふーん、そんな口叩けるんだ」

俺はわざと肉棒の先端のおもちゃの振動だけ強める。

「んぎあああああ、やめろおおお」

コウジくんはケツを振りたくっておもちゃから逃げようとする。

「ついでにこっちも強くしてあげる」

後ろの穴にハマっているエネマグラの振動もあげてあげる。

「両方、はだめあああ、ぐあああああ」

「どうしようかなぁ」

「言う、言うからああ、とめてくれええええ」

コウジくんは涙目になって俺を睨んでくる。

「まぁいっか」

先端の振動だけ止めてやる。

「後ろも!止めろよ!!」

「はぁ?おまえ、俺に命令できる立場かよ」

再び反抗的になったコウジくんの低周波機の振動をあげてあげた。

「ひぎぃぃぃぃ、ごめんなさいいいい、あああああ」



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