裏クラウドファンディングへようこそ

浅上秀

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レトロなゲームセンターで出資してみた

11話

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次の週のことだ。
裏クラウドファンディングのサイトを訪れることもなく、特にやることもない休日を迎えた俺はダラダラとテレビを見ていた。
音楽番組なのだろうか、今週のCDの売上枚数のランキングが発表されている。
どうやらあるアイドルたちが大きく歴代の記録を更新したようだ。
喉が渇いたので冷蔵庫に飲み物を取りに行く。
するとインターホンが鳴った。

「はーい」

「お届け物です」

何か頼んでいただろうか。
伝票に記載されている発送先の名前に覚えがない。
中身はCD、DVDと書いてある。
段ボール箱を開けてみる。

「なんだこれ」

中に入っていたのはタツヤたちアイドルの新しいCD、そしてサイン入りのブロマイドだ。
そういえばあの時、後日グッズを届けるとマネージャーが言っていたことを思い出した。
やはりあの日のことは夢ではなかったのだ。

段ボール箱の中には更にパッケージのない真っ白なディスクが入っていた。
これは一体何なのだろうか。
興味本位にパソコンのデッキにディスクを入れる。

「ウイルスとか…ま、大丈夫だろ」

DVDのようだ。
プレイヤーが自動的に立ち上がり中身が再生される。
写っているのは衣装を着ているタツヤだった。
マネージャーの男に怒られながら服を脱いでいく。
そして尻を差し出すように言われ、ナカに浣腸をされている。
何度も何度もナカを綺麗にされている。
どうやらあの日の準備していた時のタツヤの映像のようだ。

「は?」

その後が問題だった。
なんと俺が出てきた。
タツヤとヤっているところをどうやら撮影されていたようだ。

「おいおい勘弁してくれよ…」

喘いでいるタツヤは可愛らしいしみているだけであの日の欲望がまた顔を出す。
ただ俺には生憎自分の出ているハメ撮りに興味はないのだ。
ため息混じりに映像を止めてディスクを取り出そうとした。

「どうだった、タツヤ」

俺が帰った後のようだ。
寝ていたタツヤが無理やり起こされインタビューされている。
尻をかき混ぜられて俺が出したものを見せつけられたり、プレイ中どう思ったか事細かに聞かれているようだ。

「…2度とやるか」

「気持ちよかったですくらい素直に言えよ」

パシンとインタビューしていた男が無防備なタツヤを叩く。

「ひぃっ…気持ち、よかったです」

「またしてください、は?」

「…また、してください」

タツヤの涙と共にその映像は終わった。

ディスクをパソコンから取り出すとしばらく逡巡した。
しかしクローゼットの奥底に仕舞い込むことにする。

ただテレビで彼らのDVDの売上ランキングを見ると思わずあの裏ビデオも売上に含まれるのだろうかと邪推してしまった自分が少し嫌だった。



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