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第32話 悪魔の力
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突然現れたオウマ君を、私は信じられない目で見ていた。それは、エイダさん達も同じだ。明らかに見られてはいけないところを見られたものだから、その動揺は私以上かもしれない。
「そんな、どうして……」
エイダさんが呆然としているうちに、オウマ君は私を縛っていた縄をほどいていく。
だけど困惑してるのは私だって同じだ。さっきまでの恐怖も忘れて、なんでと言う疑問で頭がいっぱいになる。
「シアンがいつまでたっても帰ってこないから、心配になって探しに来たんだ。俺は、シアンのいる場所ならわかるから」
そう言われて思い出す。今のオウマ君は人探しの魔法によって、一度生気を吸い取った人間の居場所を、つまり私の居場所を探知することができることを。悪魔の力を制御する練習としてやってきたことが、まさかこんな形で役に立つとは思わなかった。
だけど、オウマ君は違ったようだ。
「前にも、エイダ達から呼び出しをくらっただろ。ホレス先輩、もしもまたそんなことになった時、すぐに駆けつけられるように、この魔法の練習を勧めてたみたいなんだ」
「ホレスが?」
まさかあのホレスが、そんなところに気を回しているとは思わなかった。
するとその時、倉庫の入り口から、新たな声が聞こえてくる。その、ホレスだ。
「おーい、シアンはいたか? って言うか、どういう状況なんだ?」
「予想通り──じゃないな。思っていたより、ずっとひどい。なあ、これはいったいどういう事なんだよ!」
オウマ君の鋭い声が飛び、エイダさんの体が僅かに震える。なんだか学校で彼女に呼び出された時と少し似ているけど、オウマ君の怒りは、その時とは比べものにならないくらい大きい。肩を震わせながら、嫌悪感すら抱いた目でエイダさんを睨み付ける。
「言ったよな、シアンに手を出したら許さないって」
「ち、違うのよ。これは──」
駆け寄り、なんとか言葉を紡ごうとするエイダさん。だけどその手が触れた瞬間、オウマ君はそれを乱暴にそれを振り払う。そこには一切の躊躇もなかった。
「黙れよ。何を言っても聞く気はないし、許す気もない。俺にもシアンにも、二度と近づくな」
「そんな──」
とたんにエイダさんが泣きそうになるけれど、既にオウマ君は彼女を見てもいなかった。私の手を引いて、少しでも早くこの場を去ろうと、倉庫の入り口へと向かう。
私も、目の前で起きていることを受け止めるのに精一杯で、少し前まで感じていた恐怖も、助かったんだと言う安堵も今はなく、ただオウマ君についていく。
だけどその直後、再び放たれたエイダさんの声が、倉庫内に響いた。
「ま、待ちなさい!」
これにはさすがに、オウマ君も足を止め、彼女を見る。
だけど次のエイダさんの言葉は、私達に向けられたものじゃなかった。
「あなた達何をしてるの! ここにいる全員を取り押さえなさい。一人も逃がさないで!」
とたんに、今まで棒立ちだった男達が、ハッとしたように動き、私達を取り囲んだ。
オウマ君は、そんな彼らから私を庇うように前に立ち、エイダさんを睨み付ける。
「お前、今度はいったい何をする気だ」
「心配しないで。私はただ、オウマ君と話をしたいだけよ。少し誤解させてしまったみたいだけど、でも大丈夫。これからゆっくり話をすれば、きっと私が正しいって分かるはずだから。そう言うわけだからあなた達、後の二人はどうなったっていいけど、オウマ君にはケガはさせないでね」
それは、いったいどこまで本気で言ってるのだろう。もしかしたら、後先考えずにヤケになってるだけかもしれない。
問題なのは、周りを囲む男達がそれに頷き、彼女の指示を実行しようといていることだ。
いくらなんでも、こんな無茶な命令を聞くなんて。だけど、今までの時点で既に相当の無茶、と言うかハッキリとした犯罪だ。躊躇してくれるのではなんて、都合のいい期待は持つだけ無駄だろう。
「ホレス先輩、シアンをお願いします」
「ちょっと、オウマ君──」
オウマ君が私の体をホレスに預け、一歩前に出る。それを見て、彼もまたやる気なんだと分かる。
だけど相手は数人、しかも荒事に慣れていそうなやつらだ。まともに戦って何とかなるとは思えない。少なくとも、私はそう思っていた。
だけどオウマ君は僅かに振り返ると、男達には聞こえないくらいの小さな声で囁いた。
「大丈夫。俺は、悪魔インキュバスだ」
次の瞬間、オウマ君の体が一瞬にして視界から消える。かと思うと、取り囲んでいた男の一人が、派手に吹っ飛ばされた。
「なっ──!」
他の男達が驚愕するのを見て、ようやく、オウマ君が相手を殴り飛ばしたんだと気づく。
そして同時に思い出す。インキュバスの力の中には、石を片手で砕いたり、目にも止まらぬ速さで走るといった、人間よりずっと強い力が出せるということを。それらはインキュバスの姿になった時最も強く発揮されるけど、力を使う特訓を重ねた今、人間の姿でもある程度の力を出すことができるようになっていた。
「言っておくけど、やるからには手加減できないぞ」
睨み付けるオウマ君に対して、男達が一斉に身構える。オウマ君の強さは、当然彼らにとっても全くの予想外だったのだろう。少し前まではあった余裕が、今はハッキリと焦りに変わってきている。できることなら、戦いたくないと思ってるのかもしれない。
だけどそんな彼らのためらいを掻き消すように、エイダさんがヒステリックに喚く。
「何をしているの。早くやりなさい!」
その一言で、再び男達に戦意が戻る。
ターゲットをオウマ君一人に絞ると、それぞれが間合いをとりながら次第に距離を詰め、それから一斉に飛びかかっていく。
「くっ──!」
だけど、そもそものスピードが違いすぎた。奴らの攻撃は、決してオウマ君には当たることなく、逆に近づいていった者から順に反撃を受け、一人また一人と、その数を減らしていく。
まるで大人と子供が戦っているみたいに、その力の差は歴然だった。かつてオウマ君の先祖は、他国との戦争中この悪魔の力を使い、騎士として武勲を立てたと聞いていたけど、この光景を見るとそれも納得だ。
あっという間に、立っている男達は、残り僅か二人となっていた。
だけどその様子を見ながら、隣にいるホレスが焦ったように呟いた。
「これ、まずいかも」
「えっ、なんで?」
目の前で繰り広げられている光景を見ると、このままいくとオウマ君の圧勝にしか見えない。だけどホレスは、全く緊張を解くことなく続けた。
「忘れたのかよ。オウマ君の力は、使う度に体力を大きく奪う。練習の時は事前にシアンから生気を補充ていたけど、今はそれもないし、ここに来るまでにも人探しの魔法を相当使ってるんだ」
「じゃあ……」
「どれくらい持つかは分からないけど、もしかしたら、もういつ倒れてもおかしくないかも」
すると、まるでそれが合図になったかのように、オウマ君の体が大きく揺れた。激しく息を切らせながら、ガクリと膝をつく。
「オウマ君!」
それを見た瞬間、気がつけば私は、彼に向かって駆け寄っていた。体力がもたないなら、その分私の生気で補えばいい。
だけど、不用意に飛び出したのがいけなかった。
オウマ君に向かって手を伸ばしたその時、残った男のうち一人が動いた。
「きゃっ!」
伸ばした手はオウマ君に届くことなく、その前に男によって乱暴に髪を捕まれる。そして痛みを感じた時には既に羽交い締めにされ、体の自由を奪われていた。
「シアン!」
オウマ君が血相変えて叫ぶけど、その直後、再び崩れ落ちるように膝をつく。やっぱり、生気が足りていないんだ。
そして相手も、その隙を見逃すほど甘くはなかった。残る一人が飛びかかると、力ずくで床に押さえつけた。
「オウマ君!」
何とかして、私の生気を分けてやりたかった。手さえ触れることができれば、またさっきまでの力を出すことができるのに。そしたら、こんな奴らに負けることなんてないのに。
「そんな、どうして……」
エイダさんが呆然としているうちに、オウマ君は私を縛っていた縄をほどいていく。
だけど困惑してるのは私だって同じだ。さっきまでの恐怖も忘れて、なんでと言う疑問で頭がいっぱいになる。
「シアンがいつまでたっても帰ってこないから、心配になって探しに来たんだ。俺は、シアンのいる場所ならわかるから」
そう言われて思い出す。今のオウマ君は人探しの魔法によって、一度生気を吸い取った人間の居場所を、つまり私の居場所を探知することができることを。悪魔の力を制御する練習としてやってきたことが、まさかこんな形で役に立つとは思わなかった。
だけど、オウマ君は違ったようだ。
「前にも、エイダ達から呼び出しをくらっただろ。ホレス先輩、もしもまたそんなことになった時、すぐに駆けつけられるように、この魔法の練習を勧めてたみたいなんだ」
「ホレスが?」
まさかあのホレスが、そんなところに気を回しているとは思わなかった。
するとその時、倉庫の入り口から、新たな声が聞こえてくる。その、ホレスだ。
「おーい、シアンはいたか? って言うか、どういう状況なんだ?」
「予想通り──じゃないな。思っていたより、ずっとひどい。なあ、これはいったいどういう事なんだよ!」
オウマ君の鋭い声が飛び、エイダさんの体が僅かに震える。なんだか学校で彼女に呼び出された時と少し似ているけど、オウマ君の怒りは、その時とは比べものにならないくらい大きい。肩を震わせながら、嫌悪感すら抱いた目でエイダさんを睨み付ける。
「言ったよな、シアンに手を出したら許さないって」
「ち、違うのよ。これは──」
駆け寄り、なんとか言葉を紡ごうとするエイダさん。だけどその手が触れた瞬間、オウマ君はそれを乱暴にそれを振り払う。そこには一切の躊躇もなかった。
「黙れよ。何を言っても聞く気はないし、許す気もない。俺にもシアンにも、二度と近づくな」
「そんな──」
とたんにエイダさんが泣きそうになるけれど、既にオウマ君は彼女を見てもいなかった。私の手を引いて、少しでも早くこの場を去ろうと、倉庫の入り口へと向かう。
私も、目の前で起きていることを受け止めるのに精一杯で、少し前まで感じていた恐怖も、助かったんだと言う安堵も今はなく、ただオウマ君についていく。
だけどその直後、再び放たれたエイダさんの声が、倉庫内に響いた。
「ま、待ちなさい!」
これにはさすがに、オウマ君も足を止め、彼女を見る。
だけど次のエイダさんの言葉は、私達に向けられたものじゃなかった。
「あなた達何をしてるの! ここにいる全員を取り押さえなさい。一人も逃がさないで!」
とたんに、今まで棒立ちだった男達が、ハッとしたように動き、私達を取り囲んだ。
オウマ君は、そんな彼らから私を庇うように前に立ち、エイダさんを睨み付ける。
「お前、今度はいったい何をする気だ」
「心配しないで。私はただ、オウマ君と話をしたいだけよ。少し誤解させてしまったみたいだけど、でも大丈夫。これからゆっくり話をすれば、きっと私が正しいって分かるはずだから。そう言うわけだからあなた達、後の二人はどうなったっていいけど、オウマ君にはケガはさせないでね」
それは、いったいどこまで本気で言ってるのだろう。もしかしたら、後先考えずにヤケになってるだけかもしれない。
問題なのは、周りを囲む男達がそれに頷き、彼女の指示を実行しようといていることだ。
いくらなんでも、こんな無茶な命令を聞くなんて。だけど、今までの時点で既に相当の無茶、と言うかハッキリとした犯罪だ。躊躇してくれるのではなんて、都合のいい期待は持つだけ無駄だろう。
「ホレス先輩、シアンをお願いします」
「ちょっと、オウマ君──」
オウマ君が私の体をホレスに預け、一歩前に出る。それを見て、彼もまたやる気なんだと分かる。
だけど相手は数人、しかも荒事に慣れていそうなやつらだ。まともに戦って何とかなるとは思えない。少なくとも、私はそう思っていた。
だけどオウマ君は僅かに振り返ると、男達には聞こえないくらいの小さな声で囁いた。
「大丈夫。俺は、悪魔インキュバスだ」
次の瞬間、オウマ君の体が一瞬にして視界から消える。かと思うと、取り囲んでいた男の一人が、派手に吹っ飛ばされた。
「なっ──!」
他の男達が驚愕するのを見て、ようやく、オウマ君が相手を殴り飛ばしたんだと気づく。
そして同時に思い出す。インキュバスの力の中には、石を片手で砕いたり、目にも止まらぬ速さで走るといった、人間よりずっと強い力が出せるということを。それらはインキュバスの姿になった時最も強く発揮されるけど、力を使う特訓を重ねた今、人間の姿でもある程度の力を出すことができるようになっていた。
「言っておくけど、やるからには手加減できないぞ」
睨み付けるオウマ君に対して、男達が一斉に身構える。オウマ君の強さは、当然彼らにとっても全くの予想外だったのだろう。少し前まではあった余裕が、今はハッキリと焦りに変わってきている。できることなら、戦いたくないと思ってるのかもしれない。
だけどそんな彼らのためらいを掻き消すように、エイダさんがヒステリックに喚く。
「何をしているの。早くやりなさい!」
その一言で、再び男達に戦意が戻る。
ターゲットをオウマ君一人に絞ると、それぞれが間合いをとりながら次第に距離を詰め、それから一斉に飛びかかっていく。
「くっ──!」
だけど、そもそものスピードが違いすぎた。奴らの攻撃は、決してオウマ君には当たることなく、逆に近づいていった者から順に反撃を受け、一人また一人と、その数を減らしていく。
まるで大人と子供が戦っているみたいに、その力の差は歴然だった。かつてオウマ君の先祖は、他国との戦争中この悪魔の力を使い、騎士として武勲を立てたと聞いていたけど、この光景を見るとそれも納得だ。
あっという間に、立っている男達は、残り僅か二人となっていた。
だけどその様子を見ながら、隣にいるホレスが焦ったように呟いた。
「これ、まずいかも」
「えっ、なんで?」
目の前で繰り広げられている光景を見ると、このままいくとオウマ君の圧勝にしか見えない。だけどホレスは、全く緊張を解くことなく続けた。
「忘れたのかよ。オウマ君の力は、使う度に体力を大きく奪う。練習の時は事前にシアンから生気を補充ていたけど、今はそれもないし、ここに来るまでにも人探しの魔法を相当使ってるんだ」
「じゃあ……」
「どれくらい持つかは分からないけど、もしかしたら、もういつ倒れてもおかしくないかも」
すると、まるでそれが合図になったかのように、オウマ君の体が大きく揺れた。激しく息を切らせながら、ガクリと膝をつく。
「オウマ君!」
それを見た瞬間、気がつけば私は、彼に向かって駆け寄っていた。体力がもたないなら、その分私の生気で補えばいい。
だけど、不用意に飛び出したのがいけなかった。
オウマ君に向かって手を伸ばしたその時、残った男のうち一人が動いた。
「きゃっ!」
伸ばした手はオウマ君に届くことなく、その前に男によって乱暴に髪を捕まれる。そして痛みを感じた時には既に羽交い締めにされ、体の自由を奪われていた。
「シアン!」
オウマ君が血相変えて叫ぶけど、その直後、再び崩れ落ちるように膝をつく。やっぱり、生気が足りていないんだ。
そして相手も、その隙を見逃すほど甘くはなかった。残る一人が飛びかかると、力ずくで床に押さえつけた。
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