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第2章 天使との出会い
26話 鎮静1*
背後注意。
+ + + + + + + +
リトにお姫様抱っこ状態で抱えられたまま、どこかの部屋へと入った。おそらく、彼の泊っているホテルの部屋だろう。襲われた場所から近かったはずだ。
扉を潜ってから少し歩き、大きなベッドに優しく横たえられた。
「大丈夫か?」と聞きながら、顔にかかった髪を除けてくれる。
その時ほんの微かに指が肌に当たった刺激だけで、体が反応してしまう。
「シエナ、辛いだろうが、少しだけ聞いてくれ。お前がそんなに発情してるのは――」
リトが何か言っているが、何も耳に入ってこず、理解できない。
それよりも、この苦しみから早く解放されたかった。
ふと目を開けると、必死に何かに耐えるような顔をしたリトがいて、右手を所在なさげに空中で止めたまま、キラキラとした緋色の瞳でこちらを見つめていた。
そんなリトの顔なんて今まで見たことないと思った瞬間、心臓がドクンと大きく鳴った。
あぁ、だめだ。触ってほしい。
既に力の入らない腕を何とか伸ばして、近くにあるリトの右手に触れる。
目を瞠ったリトと目が合う。今日は初めて見るリトの表情ばかりだ。
目尻に溜まっていた涙が溢れて、一筋零れた。
「…りと、……おねがぃ、……は…ぁ…たす、けて、……っ」
「っ!!」
体の熱は一向に治まらないし、息も上手くできない。
この部屋に来るまでの間でも、触られていないのに何度か軽くイってしまっている。リトに気づかれないように、必死に声を殺していた。
それほどまでに敏感になった体は既に限界で、下は愛液が溢れて下着は既にぐしょぐしょに濡れているし、布に吸収しきれなかったものが太腿にまで垂れてきている。
もう、本当に限界だった。
リトは私の着ている服をできるだけ刺激がかからないように全部脱がせてくれて、自身も着ているものを脱いだ。
お互いの肌が触れ合うと、そこから熱が一気に全身に広がっていくみたいだ。
リトは、優しい声で「シエナ」と名前を呼んで、顔中に啄むような優しいキスの雨を振らせてくれた。
額、瞼、鼻、頬、こめかみ、顎、口の端――
労わるような、あやすような、そんなバードキスをしながらも、手は首から鎖骨、そして胸へと移動していく。
滑るように動かされた手の感触と温度を、全身性感帯のようになった体は敏感に拾い上げて、ゾクゾクと快感に震えた。
大きな手で掬い上げるように胸を揉みしだかれ、その頂を熱い口内に含まれ、舌先で弄られ、偶に強く吸われる。
それだけで気持ちよくてビクビクと感じてしまう。
強弱を付けながら吸ったり、舌で全体を舐ったり、そうかと思ったら、硬くした舌先で先端をコリコリと弄ったり。
「んんっ……んう……、ぅんっ、んっ」
目を瞑り、口を引き結び、喘ぎ声を必死に我慢していると、リトが唇を舐めてきた。
「シエナ。声我慢しないで。可愛い声、聞きたい」
可愛い声なんて、そんなこと今まで誰にも言われたことない。
学園生時代に付き合っていた元彼氏は、セックスの最中に私が大きな声で嬌声を上げすぎたのが嫌だったみたいで、「あまり喘がれると萎える」と言われてから、出来るだけ最中は声を我慢していた。
その元彼氏としか経験の無かった私は、誰かに相談できることでもなかったこともあり、男の人は皆そういうものだと思っていた。
「シエナ……声聞きたい。聞かせてくれ」
そう言って何度も、唇を舐めたり、触れるだけのキスをしてくる。
大丈夫だと、言われているようで、恐る恐る口を開けて「あ……」と少しだけ声を出してみる。
掠れて上手く出なかったが、リトは嬉しそうに「もっと」と言って、ちゅっちゅっと軽いキスを繰り返してくる。
しばらくそのまま甘いキスを受けていると、急に胸の頂きを強く摘ままれた。
「ふぁんっ!んっ、あっ、やぁっ、っ、あんっ」
突然の強い刺激も、今の体は快楽としてしか受け取らない。
両乳首を強く摘ままれて、そのままコリコリと捏ねられる。
痛いはずなのに、気持ちいい。
「声可愛い。もっと聞かせてくれ」
首筋を甘噛みしながら、左手で胸を揉みしだき、右手は下へ下へと降りていく。
腰のラインを確かめるように何度も撫で、そのまま下腹部も撫でられる。それだけで、次の刺激を期待して、勝手に腰が揺れてしまう。
髪と同じ明るい茶色の恥毛をふわふわと弄び、その下に隠れている割れ目をゆるゆると前後に撫でる。
それだけでも気持ちいいのに、濡れそぼった膣口から漏れ出た愛液を指に絡めとり、その指で浅くクチクチと刺激してくる。
気持ちいいけどそれだけでは足りなくて、ちゃんと触ってほしくて、もじもじしてしまう。
「あっ……ぅん、りと……っ……ぁっ」
目尻を舐めていたリトの方に顔を向けて、目線を合わせる。
名前を呼ぶと、分かっていると言っているかのように、優しく瞼にキスを落としてくれる。
そして、ゆっくりと指が一本中へと入ってきた。
既にぐじゅぐじゅの中は、すんなりとリトの骨ばった太い指を受け入れる。
やっと与えられた直接的な刺激に、我慢できなくて膣内を締め付けてしまう。
リトは私が落ち着くのを待ってから、良いところを探るように、角度を変えながら何度も何度も指を動かしてきた。
その間ずっと、リトは顔中にキスを振らせてくれて、こちらを気遣いながらも気持ちいいか様子を窺っていた。
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リトにお姫様抱っこ状態で抱えられたまま、どこかの部屋へと入った。おそらく、彼の泊っているホテルの部屋だろう。襲われた場所から近かったはずだ。
扉を潜ってから少し歩き、大きなベッドに優しく横たえられた。
「大丈夫か?」と聞きながら、顔にかかった髪を除けてくれる。
その時ほんの微かに指が肌に当たった刺激だけで、体が反応してしまう。
「シエナ、辛いだろうが、少しだけ聞いてくれ。お前がそんなに発情してるのは――」
リトが何か言っているが、何も耳に入ってこず、理解できない。
それよりも、この苦しみから早く解放されたかった。
ふと目を開けると、必死に何かに耐えるような顔をしたリトがいて、右手を所在なさげに空中で止めたまま、キラキラとした緋色の瞳でこちらを見つめていた。
そんなリトの顔なんて今まで見たことないと思った瞬間、心臓がドクンと大きく鳴った。
あぁ、だめだ。触ってほしい。
既に力の入らない腕を何とか伸ばして、近くにあるリトの右手に触れる。
目を瞠ったリトと目が合う。今日は初めて見るリトの表情ばかりだ。
目尻に溜まっていた涙が溢れて、一筋零れた。
「…りと、……おねがぃ、……は…ぁ…たす、けて、……っ」
「っ!!」
体の熱は一向に治まらないし、息も上手くできない。
この部屋に来るまでの間でも、触られていないのに何度か軽くイってしまっている。リトに気づかれないように、必死に声を殺していた。
それほどまでに敏感になった体は既に限界で、下は愛液が溢れて下着は既にぐしょぐしょに濡れているし、布に吸収しきれなかったものが太腿にまで垂れてきている。
もう、本当に限界だった。
リトは私の着ている服をできるだけ刺激がかからないように全部脱がせてくれて、自身も着ているものを脱いだ。
お互いの肌が触れ合うと、そこから熱が一気に全身に広がっていくみたいだ。
リトは、優しい声で「シエナ」と名前を呼んで、顔中に啄むような優しいキスの雨を振らせてくれた。
額、瞼、鼻、頬、こめかみ、顎、口の端――
労わるような、あやすような、そんなバードキスをしながらも、手は首から鎖骨、そして胸へと移動していく。
滑るように動かされた手の感触と温度を、全身性感帯のようになった体は敏感に拾い上げて、ゾクゾクと快感に震えた。
大きな手で掬い上げるように胸を揉みしだかれ、その頂を熱い口内に含まれ、舌先で弄られ、偶に強く吸われる。
それだけで気持ちよくてビクビクと感じてしまう。
強弱を付けながら吸ったり、舌で全体を舐ったり、そうかと思ったら、硬くした舌先で先端をコリコリと弄ったり。
「んんっ……んう……、ぅんっ、んっ」
目を瞑り、口を引き結び、喘ぎ声を必死に我慢していると、リトが唇を舐めてきた。
「シエナ。声我慢しないで。可愛い声、聞きたい」
可愛い声なんて、そんなこと今まで誰にも言われたことない。
学園生時代に付き合っていた元彼氏は、セックスの最中に私が大きな声で嬌声を上げすぎたのが嫌だったみたいで、「あまり喘がれると萎える」と言われてから、出来るだけ最中は声を我慢していた。
その元彼氏としか経験の無かった私は、誰かに相談できることでもなかったこともあり、男の人は皆そういうものだと思っていた。
「シエナ……声聞きたい。聞かせてくれ」
そう言って何度も、唇を舐めたり、触れるだけのキスをしてくる。
大丈夫だと、言われているようで、恐る恐る口を開けて「あ……」と少しだけ声を出してみる。
掠れて上手く出なかったが、リトは嬉しそうに「もっと」と言って、ちゅっちゅっと軽いキスを繰り返してくる。
しばらくそのまま甘いキスを受けていると、急に胸の頂きを強く摘ままれた。
「ふぁんっ!んっ、あっ、やぁっ、っ、あんっ」
突然の強い刺激も、今の体は快楽としてしか受け取らない。
両乳首を強く摘ままれて、そのままコリコリと捏ねられる。
痛いはずなのに、気持ちいい。
「声可愛い。もっと聞かせてくれ」
首筋を甘噛みしながら、左手で胸を揉みしだき、右手は下へ下へと降りていく。
腰のラインを確かめるように何度も撫で、そのまま下腹部も撫でられる。それだけで、次の刺激を期待して、勝手に腰が揺れてしまう。
髪と同じ明るい茶色の恥毛をふわふわと弄び、その下に隠れている割れ目をゆるゆると前後に撫でる。
それだけでも気持ちいいのに、濡れそぼった膣口から漏れ出た愛液を指に絡めとり、その指で浅くクチクチと刺激してくる。
気持ちいいけどそれだけでは足りなくて、ちゃんと触ってほしくて、もじもじしてしまう。
「あっ……ぅん、りと……っ……ぁっ」
目尻を舐めていたリトの方に顔を向けて、目線を合わせる。
名前を呼ぶと、分かっていると言っているかのように、優しく瞼にキスを落としてくれる。
そして、ゆっくりと指が一本中へと入ってきた。
既にぐじゅぐじゅの中は、すんなりとリトの骨ばった太い指を受け入れる。
やっと与えられた直接的な刺激に、我慢できなくて膣内を締め付けてしまう。
リトは私が落ち着くのを待ってから、良いところを探るように、角度を変えながら何度も何度も指を動かしてきた。
その間ずっと、リトは顔中にキスを振らせてくれて、こちらを気遣いながらも気持ちいいか様子を窺っていた。
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