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第3章 いざ、天界へ!
47話 打ち合わせ
エルマーさんが作ってくれた簡易会議室は、ホテルのロビーの端に設けられ、私の背丈くらいのオフホワイトの衝立で仕切りを作り、周りからは見えないようにされている。
カフェラウンジも併設されているので、そこで飲み物を注文して、あと二人来るというエルマーさんの知り合いを待ちながら、お互いの部屋の雰囲気などを話していた。
トンゴさんの部屋は鮮やかな新緑色をポイントにした爽やかな部屋で、リトの部屋はワインレッドを刺し色にした大人な落ち着いた雰囲気の部屋らしい。
そうやって時間を潰していると、ホテルの入り口の方から、同じ服装をした天使が二人近づいてきた。
二人は、襟袖や裾部分に青いラインの入った詰襟で膝丈まである白い上衣に、美しい金糸細工が施された青い腰帯、白いズボンに白い靴という、同じ格好をしていて、それはエルマーさんも今着ているものだった。
そして、なんとなく既視感を感じる。
エルマーさんが簡易会議室へ二人を迎え入れて、私達に紹介してくれた。
「こちらは、僕と同じ外交官補佐のニエルヴァとシャンエルです。普段は僕ら三人でチームを組んで仕事をしています。ですので、今回も二人に手伝って貰うようにお願いしました」
ニエルヴァさんは、緑掛かった金髪をおしゃれマッシュルームヘアーにしていて、細くつり目気味の瞳は深緑色、長めの前髪から除くたれ眉、背はリトと同じくらいだからおそらく190センチくらい、スラッとしたモデル体型の男性天使だ。
シャンエルさんは、茶色が混ざったようなくすんだ金髪をつんつん跳ねさせていて、意志の強そうなきりっとした目元に淡いピンクの瞳が印象的だ。背はおそらく2メートルを超えており、体格もがっちりしているため、三人の中では一番大きい。
くりっとした大きな目でどちらかといえば童顔よりの、私とあまり変わらない身長のエルマーさんと一緒に三人が並ぶと、何だか貴族子息の護衛とか従者のように見える。
そんな二人は、主にトンゴさんと同行してくれるらしい。
効率よく取材をこなすために、私とトンゴさんは別行動する予定なのだ。
そのため、どこへ行くにも外交官補佐という肩書があった方がスムーズに事が進むからと、エルマーさんからのお願いを快く承諾してくれたそうだ。
受け持っている仕事もあるだろうし、それを他の人に回したりなど調整もあっただろうに、有難いことだ。
それぞれと挨拶を交わしながら、三人が並んでいる姿を見て、どこかで見たことがあるはずなのだが、一向に思い出せずにいると、ニエルヴァさんがヒントを出してくれた。
「シエナさんがエルマーとお知合いになった時に、僕たちも実はその場に居たんですよ」
エルマーさんと知り合った時というと、あの海鮮レストランでの悪魔巻き込まれ事件の時だ。
あの時は確か、会計の時に一緒になって、そこで名刺を交換した。
その後ろに、二人の同行者が居たような……
そこまで思い出して、漸くあの時のバスの天使三人組だと気付いた。
リトとの初仕事で乗り物博物館へ行った帰りのバスで見かけた、あの三人組が彼らだったらしい。言われてみれば、その時と同じ服装だ。
一人納得していると、リトがすぐ隣に寄ってきた。
どうしたのかと見上げると、無表情で天使三人組を見ていた。
リトは感情をあまり表情に出さないが、それでも最近は大分わかる様になってきていた。しかし、今の表情からは何も伺えなかった。
それでは始めましょうと、エルマーさんが座るように促し、全員が席に着くと、早速打ち合わせが始まった。
私とトンゴさんが、前もって調べた上で取材したい場所や人、食文化、工芸や技術、学校、生物や植物に至るまで、どんどんと挙げていく。
その全てに、ではどこそこへ許可をとろうとか、あの人は説得に時間が掛かるからとか、では先にこちらに行ってもらってからなど、すぐに対応策が返って来る。
そして、見る見るうちに、取材プランが出来上がっていった。
カフェラウンジも併設されているので、そこで飲み物を注文して、あと二人来るというエルマーさんの知り合いを待ちながら、お互いの部屋の雰囲気などを話していた。
トンゴさんの部屋は鮮やかな新緑色をポイントにした爽やかな部屋で、リトの部屋はワインレッドを刺し色にした大人な落ち着いた雰囲気の部屋らしい。
そうやって時間を潰していると、ホテルの入り口の方から、同じ服装をした天使が二人近づいてきた。
二人は、襟袖や裾部分に青いラインの入った詰襟で膝丈まである白い上衣に、美しい金糸細工が施された青い腰帯、白いズボンに白い靴という、同じ格好をしていて、それはエルマーさんも今着ているものだった。
そして、なんとなく既視感を感じる。
エルマーさんが簡易会議室へ二人を迎え入れて、私達に紹介してくれた。
「こちらは、僕と同じ外交官補佐のニエルヴァとシャンエルです。普段は僕ら三人でチームを組んで仕事をしています。ですので、今回も二人に手伝って貰うようにお願いしました」
ニエルヴァさんは、緑掛かった金髪をおしゃれマッシュルームヘアーにしていて、細くつり目気味の瞳は深緑色、長めの前髪から除くたれ眉、背はリトと同じくらいだからおそらく190センチくらい、スラッとしたモデル体型の男性天使だ。
シャンエルさんは、茶色が混ざったようなくすんだ金髪をつんつん跳ねさせていて、意志の強そうなきりっとした目元に淡いピンクの瞳が印象的だ。背はおそらく2メートルを超えており、体格もがっちりしているため、三人の中では一番大きい。
くりっとした大きな目でどちらかといえば童顔よりの、私とあまり変わらない身長のエルマーさんと一緒に三人が並ぶと、何だか貴族子息の護衛とか従者のように見える。
そんな二人は、主にトンゴさんと同行してくれるらしい。
効率よく取材をこなすために、私とトンゴさんは別行動する予定なのだ。
そのため、どこへ行くにも外交官補佐という肩書があった方がスムーズに事が進むからと、エルマーさんからのお願いを快く承諾してくれたそうだ。
受け持っている仕事もあるだろうし、それを他の人に回したりなど調整もあっただろうに、有難いことだ。
それぞれと挨拶を交わしながら、三人が並んでいる姿を見て、どこかで見たことがあるはずなのだが、一向に思い出せずにいると、ニエルヴァさんがヒントを出してくれた。
「シエナさんがエルマーとお知合いになった時に、僕たちも実はその場に居たんですよ」
エルマーさんと知り合った時というと、あの海鮮レストランでの悪魔巻き込まれ事件の時だ。
あの時は確か、会計の時に一緒になって、そこで名刺を交換した。
その後ろに、二人の同行者が居たような……
そこまで思い出して、漸くあの時のバスの天使三人組だと気付いた。
リトとの初仕事で乗り物博物館へ行った帰りのバスで見かけた、あの三人組が彼らだったらしい。言われてみれば、その時と同じ服装だ。
一人納得していると、リトがすぐ隣に寄ってきた。
どうしたのかと見上げると、無表情で天使三人組を見ていた。
リトは感情をあまり表情に出さないが、それでも最近は大分わかる様になってきていた。しかし、今の表情からは何も伺えなかった。
それでは始めましょうと、エルマーさんが座るように促し、全員が席に着くと、早速打ち合わせが始まった。
私とトンゴさんが、前もって調べた上で取材したい場所や人、食文化、工芸や技術、学校、生物や植物に至るまで、どんどんと挙げていく。
その全てに、ではどこそこへ許可をとろうとか、あの人は説得に時間が掛かるからとか、では先にこちらに行ってもらってからなど、すぐに対応策が返って来る。
そして、見る見るうちに、取材プランが出来上がっていった。
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