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第4章 天界取材
60話 ユニコーン獣舎
入園料を払い中に入ると、大きな電話ボックスのようなものがいくつも並んでいた。
「あれは転移ステーションだよ。ここは敷地が広いから、見たい動物のところまで転移で移動するんだ。人間だけのグループの場合は、係員が目的地まで転移魔法で送ってくれるよ」
なるほど、こういう転移の使い方もあるんだ。
しかし、折角休日なのにエルマーに説明してもらってたら仕事の時とかわりないし、彼も休めないのではないかと心配になる。
そんなことを思っていると、転移ステーションの一つが空いたようで、案内された。
ここでも、エルマーは係員さんから声を掛けられては、休日だからと過度なサービスを断っていた。
園内は種族毎に獣舎があり、かなり広い牧場くらいある広場のようなスペースがそれぞれに設けられている。
それぞれの生息環境を完璧に再現し管理されていて、脱走防止の結界が地下にも上空にも張られているらしい。
しかも、同時に隠蔽魔法も掛けられており、私達からは動物達が見えるが、動物たちからは私達が見えないようになっている。人の目が多いと、ストレスが溜まって魔法を暴発させてしまう種族もいるから、その対策なんだとか。
私達の立つ見学場所までは生息環境の魔法は届かないようになっており、寒い地域や暑い地域に生息している動物達は快適な環境で生活でき、それを私達は結界の外から快適に眺めることができるのだ。
私達が最初にやって来たのは、希少種の動物や魔獣が飼育されているエリアだ。
まずはユニコーンが見たいという私の希望の通り、ユニコーン獣舎へと向かうことに。一番人気らしく、すでに人だかりができていた。
しかし、肝心のユニコーンの姿は見当たらない。
「展示時間じゃないのかな」
地上界の動物園だと、動物たちのストレスにならないように、外の展示スペースに出されている時間が決まっている動物もいるのが普通なので、ここもそうなのかと思ったのだが。
「いや、基本的に動物達の自由にさせてるから、時間が決まってるとかはないよ。これは多分…」
「ユニコーン自身が隠蔽魔法を自分にかけているんだろう」
「なるほど?」
少しむすっとしたエルマーの補足説明によると、ユニコーンは人前にその姿を晒すのを極端に嫌う傾向があるため、たくさん集まった人の気配を察知して姿を隠しているんだとか。
これは交流年あるあるで、ユニコーン自身はこちらを観察して結構楽しんでいるらしい。
好奇心旺盛な個体は、気まぐれに隠蔽を解いて姿を見せてくれる時もあるとかないとか。
「いつも馬車を引いてくれてる親子以外の子たちを見るの、楽しみだったんだけどなぁ。残念」
ユニコーンは翼や角に個体差があり、色がそれぞれ異なる。
いつもお世話になっている親子ユニコーンは、お母さんは角がオーロラで羽は薄いパステルカラーのミックス、息子は角が薄いパステルパープルとパステルブルーのミックスで羽は青が強めのオーロラカラー。
他の色合いのユニコーンを見るのを楽しみにしていたのだが、仕方ない。こちらの都合で強制するわけにもいかないので、諦めて次に見たい動物の獣舎へと移動することにした。
「帰りにもう一度寄ってみようか。もしかしたら、人が少なくなった方が姿を見せてくれるかもしれないしね」
「そうだね」
「あれは転移ステーションだよ。ここは敷地が広いから、見たい動物のところまで転移で移動するんだ。人間だけのグループの場合は、係員が目的地まで転移魔法で送ってくれるよ」
なるほど、こういう転移の使い方もあるんだ。
しかし、折角休日なのにエルマーに説明してもらってたら仕事の時とかわりないし、彼も休めないのではないかと心配になる。
そんなことを思っていると、転移ステーションの一つが空いたようで、案内された。
ここでも、エルマーは係員さんから声を掛けられては、休日だからと過度なサービスを断っていた。
園内は種族毎に獣舎があり、かなり広い牧場くらいある広場のようなスペースがそれぞれに設けられている。
それぞれの生息環境を完璧に再現し管理されていて、脱走防止の結界が地下にも上空にも張られているらしい。
しかも、同時に隠蔽魔法も掛けられており、私達からは動物達が見えるが、動物たちからは私達が見えないようになっている。人の目が多いと、ストレスが溜まって魔法を暴発させてしまう種族もいるから、その対策なんだとか。
私達の立つ見学場所までは生息環境の魔法は届かないようになっており、寒い地域や暑い地域に生息している動物達は快適な環境で生活でき、それを私達は結界の外から快適に眺めることができるのだ。
私達が最初にやって来たのは、希少種の動物や魔獣が飼育されているエリアだ。
まずはユニコーンが見たいという私の希望の通り、ユニコーン獣舎へと向かうことに。一番人気らしく、すでに人だかりができていた。
しかし、肝心のユニコーンの姿は見当たらない。
「展示時間じゃないのかな」
地上界の動物園だと、動物たちのストレスにならないように、外の展示スペースに出されている時間が決まっている動物もいるのが普通なので、ここもそうなのかと思ったのだが。
「いや、基本的に動物達の自由にさせてるから、時間が決まってるとかはないよ。これは多分…」
「ユニコーン自身が隠蔽魔法を自分にかけているんだろう」
「なるほど?」
少しむすっとしたエルマーの補足説明によると、ユニコーンは人前にその姿を晒すのを極端に嫌う傾向があるため、たくさん集まった人の気配を察知して姿を隠しているんだとか。
これは交流年あるあるで、ユニコーン自身はこちらを観察して結構楽しんでいるらしい。
好奇心旺盛な個体は、気まぐれに隠蔽を解いて姿を見せてくれる時もあるとかないとか。
「いつも馬車を引いてくれてる親子以外の子たちを見るの、楽しみだったんだけどなぁ。残念」
ユニコーンは翼や角に個体差があり、色がそれぞれ異なる。
いつもお世話になっている親子ユニコーンは、お母さんは角がオーロラで羽は薄いパステルカラーのミックス、息子は角が薄いパステルパープルとパステルブルーのミックスで羽は青が強めのオーロラカラー。
他の色合いのユニコーンを見るのを楽しみにしていたのだが、仕方ない。こちらの都合で強制するわけにもいかないので、諦めて次に見たい動物の獣舎へと移動することにした。
「帰りにもう一度寄ってみようか。もしかしたら、人が少なくなった方が姿を見せてくれるかもしれないしね」
「そうだね」
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