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第4章 天界取材
83話 手紙
ホテルに戻ってきて部屋まで送ってもらったあと、リビングの隅のキャビネット上にある郵便送受信箱ポストがチカチカ点滅しているのに気付いた。
郵便物を受信すると、点滅するのだ。
エルマーが地上界の編集部とやり取りができるようにと特別に用意してくれたこれは、A4サイズがすっぽり入る大きさの真っ白な箱で、蓋部分には翼が六枚ある天使が描かれており、側面には白い翼を持った様々な動物達が描かれている。
リトが後でこっそり教えてくれた話によると、かなりの高級魔道具で、特に六枚羽の天使が描かれているのは値段が跳ね上がるらしい。
そんなもの恐れ多くて使えないとエルマーに抗議したけど、聞き入れてもらえなかった。しかも、編集部にも一台送ったとか。
トンゴさんも、「こうなったら、有難く使わせてもらおう」と言って受け入れてしまったので、気は引けるが使わせてもらうことになったのだ。
そんな高級魔道具に、編集部から何か届いたのかと思い蓋を開けると、中には茜色の綺麗な封筒が入っていた。
編集部からではないことに、では誰からかと疑問に思いながらも手に取ったその時、リンリンと呼び鈴が鳴った。
返事をして出ると、そこには先程別れたばかりのリトが居て、少し息切れしていた。
「どうしたの?」
「はぁ、はぁ…、赤い封筒が届いてなかったか?」
「赤い……、あ、これの事?」
「!!」
手に持ったままだった茜色の封筒を見せると、ギュっと眉間に皺を寄せて一瞬で怖い顔になった。
私に向けられたものではないと分かったので怖くないけど、知らない人だったら気絶しそうなくらいには恐ろしい悪魔の様な顔をしている。
普段は全く意識しないけれど、こういう所を不意に見せられると、やっぱりリトも悪魔なんだなぁと思う。
そしてその顔のまま、リトが封筒を掴もうと手を伸ばすも、何故か弾かれた様に触れることが出来ない。
「え、えっ、?」
「くそっ、シエナしか触れないようにしてあるのか。小癪な……」
リトは何とか封筒を掴もうと色々やっていたが、結局私しか触れない魔法を解くことができず、イライラしながらも掴むことを諦めたらしい。
「えと、これって誰からの手紙なのかな?」
「ああ、すまない、説明してなかったな。兄からだ」
お兄さんから?
意外……、かと言えばそうでも無い差出人からの突然の手紙と、リトが破れないような魔法を施せるお兄さんに驚き、暫く二人して立ったまま手紙を見つめていた。
+ + + + +
ムーンライトノベルズ様投稿分に追いついた為、またまた暫くお休みさせて頂きます。
ちょっと天界ターンが中途半端なんですが、そろそろ魔界ターンにも入りたいなぁという思いもあり、どう繋げようかなと模索中(´▽`)
郵便物を受信すると、点滅するのだ。
エルマーが地上界の編集部とやり取りができるようにと特別に用意してくれたこれは、A4サイズがすっぽり入る大きさの真っ白な箱で、蓋部分には翼が六枚ある天使が描かれており、側面には白い翼を持った様々な動物達が描かれている。
リトが後でこっそり教えてくれた話によると、かなりの高級魔道具で、特に六枚羽の天使が描かれているのは値段が跳ね上がるらしい。
そんなもの恐れ多くて使えないとエルマーに抗議したけど、聞き入れてもらえなかった。しかも、編集部にも一台送ったとか。
トンゴさんも、「こうなったら、有難く使わせてもらおう」と言って受け入れてしまったので、気は引けるが使わせてもらうことになったのだ。
そんな高級魔道具に、編集部から何か届いたのかと思い蓋を開けると、中には茜色の綺麗な封筒が入っていた。
編集部からではないことに、では誰からかと疑問に思いながらも手に取ったその時、リンリンと呼び鈴が鳴った。
返事をして出ると、そこには先程別れたばかりのリトが居て、少し息切れしていた。
「どうしたの?」
「はぁ、はぁ…、赤い封筒が届いてなかったか?」
「赤い……、あ、これの事?」
「!!」
手に持ったままだった茜色の封筒を見せると、ギュっと眉間に皺を寄せて一瞬で怖い顔になった。
私に向けられたものではないと分かったので怖くないけど、知らない人だったら気絶しそうなくらいには恐ろしい悪魔の様な顔をしている。
普段は全く意識しないけれど、こういう所を不意に見せられると、やっぱりリトも悪魔なんだなぁと思う。
そしてその顔のまま、リトが封筒を掴もうと手を伸ばすも、何故か弾かれた様に触れることが出来ない。
「え、えっ、?」
「くそっ、シエナしか触れないようにしてあるのか。小癪な……」
リトは何とか封筒を掴もうと色々やっていたが、結局私しか触れない魔法を解くことができず、イライラしながらも掴むことを諦めたらしい。
「えと、これって誰からの手紙なのかな?」
「ああ、すまない、説明してなかったな。兄からだ」
お兄さんから?
意外……、かと言えばそうでも無い差出人からの突然の手紙と、リトが破れないような魔法を施せるお兄さんに驚き、暫く二人して立ったまま手紙を見つめていた。
+ + + + +
ムーンライトノベルズ様投稿分に追いついた為、またまた暫くお休みさせて頂きます。
ちょっと天界ターンが中途半端なんですが、そろそろ魔界ターンにも入りたいなぁという思いもあり、どう繋げようかなと模索中(´▽`)
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