拝啓、空の彼方のあなたへ -1000の手紙-

emi

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あなたを想う日 2016

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あなたへ

あれから、2年が経ちました。
今日は、あなたのことをたくさん思い出す日にしました。

あなたと出会った時のこと。

あなたと、たくさん長電話したこと。

あなたとデートしたこと。
写真が嫌いなあなただったれけど、一緒にプリクラを撮ってくれましたね。

旅行先で、初めて喧嘩した時のこと。
あの時のあなたは、喧嘩が出来て良かったって言っていましたね。

私の好みそうなものを見つけては、たくさんのプレゼントをくれたこと。

ドライブ先で1匹のホタルを見つけて、2人で感動したこと。

あなたがプロポーズしてくれたこと。

結婚式では、勧められるままに飲めないお酒を呑んで、
真っ赤な顔で陽気に笑っていましたっけ。
酔っ払ったあなたを見たのは、後にも先にも、あの時、一度きりのことでした。

私のお腹が大きくなると、あの子に毎日話し掛けてくれましたね。
早くおいで って。

私は嫌だって言ったのに、あなたは出産に立ち会うの一点張りでした。
でも、立ち会ってもらって、本当に良かった。

想像を超える激痛に、思わずあなたの手を強く握ると、
あなたも私の手をギュッと握り返してくれましたね。
頑張れ、 頑張れって。

あの日のあなたは、俺は何も出来なかったって言っていたけど、
私は、あなたが側にいてくれたから、あの痛みに耐えることが出来ました。
側にいてくれて、本当にありがとう。

小さなあの子の成長を見守りながら、
私たちも一緒に成長してきましたね。

楽しい時も、辛い時も、いつもあなたと一緒でした。

あなたが側にいてくれたから、
辛いことは半分に、楽しいことは、二倍になりました。

きっとどこにでもある、ありふれた日常は、
ずっと続くのだと思っていました。

あなたが最期に見せてくれたのは、
笑っているみたいな、とても穏やかな顔でした。

嫌だ とか、逝かないで とか、
そんな言葉も出ないくらいに穏やかで、
世界中の誰よりも幸せそうにも見えたその顔に、
私は、分かったよって、声を掛けたの。

そうして、あなたの手を握り締めながら、
この温もりも、穏やかな顔も、絶対に忘れないと、
そう誓って、
あなたの手を離しました。

あなたは、幸せな人生を送ることが出来ましたか。

私は、あなたと出会うことが出来て、
一緒に生きることが出来て、
とても幸せでした。


2016.08.08
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