拝啓、空の彼方のあなたへ -1000の手紙-

emi

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約束

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あなたへ

週末にスーパーへ買い物に行くと、あなたが恋しくなります。

あの子が、時々、買い物に付き合ってくれて、そんな時は楽しいけれど、
夫婦で仲良く買い物に来ている人達を見かけると、寂しくなるのです。

 私たちの結婚が結婚が決まった頃、あなたは、言ってくれましたね。
スーパーでも、どこでも、出掛ける時には、必ず、一緒に行こう って。

その言葉の通り、
結婚してから、あなたは、どこへでも一緒に出掛けてくれました。
近所のスーパーやコンビニ、ちょっとした買い物でも、いつも一緒でしたね。

結婚した頃は、どこでも2人で。
あの子が産まれてからは、どこでも、3人で。

時には、喧嘩をしながら、
時には、ふざけ合いながら、どんな時でも、一緒でした。

 あの子が小学校に上がって、
あなたと、たまたま平日休みが重なった日。
あの子が学校に行っている間に、
2人で近所のスーパーに買い物に行った時の事、
今でもよく覚えています。

駐車場から、お店までの、ほんの短い距離でした。

あなたは、
「たまには、手でも繋ぎますか?」って、
なぜか敬語で、ちょっと不器用に手を差し出してくれましたね。

あの子が産まれてから、あなたと手を繋いで歩くなんて、
久しぶりで、
なんだか、ちょっと恥ずかしくて、嬉しかった。

 あなたの手は大きくて、
時々、マメが出来ていて、仕事を頑張っている人の手でした。

強くて、温かくて、とても安心出来る、大好きな手でした。

 出掛ける時には、どこへでも一緒に行こう
そう言ってくれてから、13年間。
あなたは、ずっと、あの時の約束を守ってくれました。

どこでも一緒。
私たちにとって、それが、当たり前でしたね。

だから、どこへ行っても、あなたとの思い出が溢れている。

こんなに、寂しくなっちゃうくらいに、
あなたは、いつも一緒にいてくれたのですね。

 
2016.08.30
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