59 / 331
背比べ
しおりを挟む
あなたへ
先日、あの子の学校で、身体測定がありました。
この間よりも、また大きくなって、
あなたの身長まで、あと、1mmですって。
あんなに小さかったあの子が、
あなたの身長に追いつきそうな時が来るなんて、
生まれたばかりの頃は、想像も出来ませんでした。
次に身長を測る時には、
あなたを超えているのかも知れませんね。
あの子は、あなたと背比べをしたかったな って、とても、淋しそうでした。
時々ね、あの子は、言うんです。
お父さんは、今の僕を知らないんだね って。
寂しそうな顔をした後は、決まって、あなたに手を合わせるあの子。
そんな時、あの子は、あなたに、どんなふうに話しかけているのでしょうか。
あの子は、あなたに似て、滅多に弱音を吐いたりしない。
でも、本当は、あなたに、逢いたくて、
あなたを、いつでも想っています。
あの子と、私の想いが、あなたに届いていますように。
2016.10.13
先日、あの子の学校で、身体測定がありました。
この間よりも、また大きくなって、
あなたの身長まで、あと、1mmですって。
あんなに小さかったあの子が、
あなたの身長に追いつきそうな時が来るなんて、
生まれたばかりの頃は、想像も出来ませんでした。
次に身長を測る時には、
あなたを超えているのかも知れませんね。
あの子は、あなたと背比べをしたかったな って、とても、淋しそうでした。
時々ね、あの子は、言うんです。
お父さんは、今の僕を知らないんだね って。
寂しそうな顔をした後は、決まって、あなたに手を合わせるあの子。
そんな時、あの子は、あなたに、どんなふうに話しかけているのでしょうか。
あの子は、あなたに似て、滅多に弱音を吐いたりしない。
でも、本当は、あなたに、逢いたくて、
あなたを、いつでも想っています。
あの子と、私の想いが、あなたに届いていますように。
2016.10.13
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる