拝啓、空の彼方のあなたへ -1000の手紙-

emi

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2017年

私の写真

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あなたへ

3年前の、今頃の事を思い出していました。
この頃のあなたは、快方へ向かい、
一般病棟へ移った頃でしたね。

今思えば、短い時間でしたが、
家族3人、楽しい時間を過ごす事が出来ました。

仕事の話や、あの子の学校の話。
天気の話や、ちょっと笑っちゃう話。
家族3人での、他愛のないおしゃべりは、
家で過ごしていた頃と変わらない時間でした。

あの頃の私達にとって、携帯電話は、
離れている時間が長くても、家族3人が繋がっていられる手段でしたね。

家族のLINEグループトークでは、

おはよう
今から、検査だよ
お昼ごはんだよ
暇だよ
今日も来れる?
待ってる
おやすみ 

たくさんのメッセージを送ってくれましたね。

意味もなく、家族3人でスタンプを送り合った日は、
私は、ひとりで笑ってしまいました。

あなたは、どんな顔をしていたのかな。

いつでも、あなたが側にいるみたいで、楽しかった。

あれは、いつものように、
私の仕事帰りに、あの子を連れて、あなたに逢いに行った日の夜でしたね。

ちょうど、あの子が眠った頃の時間でした。

あなたから、私へのLINE。
私の写真を送ってほしいって。

突然に、そんなメッセージを送ってくるから、
なんだか、恥ずかしかった。

綺麗に加工した私の写真を送ったら、
こんなのいらない なんて、返信が来ましたっけ。
普段通りの私の写真がほしいと。

あの日、そんなあなたのメッセージに、
思わず、ひとりで照れ笑いしてしまったけれど、
私達が帰った後、あなたは、ひとりで、どんな事を考えていたのだろう。

 
あの頃の私は、快方に向かっていたあなたに、喜んでいたけれど、
あなたは、違ったのかな。

今日は、1日中、曇り空でした。

なんだか、泣き出したい気持ちで、空を見上げました。

 
2017.07.22
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