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第51話 オプションお風呂
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「星の話かぁ~。良く分からない」
「まぁ、そうよね。ファンタジー系のゲームだと宇宙の話が出てくるのは稀だし。異世界とか並行世界とかが出てきても、宇宙を扱ったら他のゲームになっちゃうかも」
「知っているのはブラックホールだな」
「ま、まぁ、困らないしね」
「でも、大きいブラックホールなら下方世界??」
「世界というのは、宇宙空間も含めたものになっていて、広さは測定できないくらい広いと言われているの。でも、あれは宇宙の3層構造の全てを1層として見ているからなの」
「3層構造?」
「宇宙は、全部で3層。すなわち上位宇宙。中位宇宙、そして下位宇宙。この3つは、それぞれ間力の単位が違っているうえに時間の進み具合も違う」
トーコは、得意(?)分野の話は、止らないようだった。
こっちとしては、そろそろ夕飯とかお風呂とかを済ませておきたい。
結構疲れたし。
「あ…。つまらなかった?ごめん。熱中しちゃった。ご飯。食べに行きましょうか」
「あ~。そうしようか」
この宿、食事はいつでも出来ると言われた。
時間の制限がないので、泊まっている間に5食とか食べることができる。
「なんだ。じゃあ、ごはん、食べる前にお風呂行きましょう」
そう、トーコに言われて2人でお風呂へ。
お風呂は全て個室で、時間制限はなしで利用できる。
露天風呂を標準装備。
オプションを追加すれば、ちょっと変わったお風呂にもなるとか。
「これ、追加してみましょうよ」
全開に引き続き、トーコとお風呂に来ている。
家族だから
2人で選んだオプションは…
「薬湯の打たせ湯。すごく効きそうじゃない」
…打たせ湯自体は聞いたことはある。薬湯で…ということはないな。
「うぁ~~~。浸みるなぁ~。かなりキテいる」
打たされてみた感想はこれ。
さらにオプションを追加してみた。
「痺れ湯を蒸し釜で」
トーコ、なんだか楽しそうだ。
「ぴりぴりくる。なんだか、静電気で突かれている…電気が走っている?不思議な感じだ。これも、疲れた身体にはぴったりだな」
「そーよ、カラクリは、低周波治療器みたいなものだから!もちろん、無害だから安心して。一気に全身を治療器の中に入れて効果倍増。強度は一番下。あまり上げると逆効果だし」
トーコが勧めたオプションは3つで最後。
「最後にこれ」
「何だこりゃ?」
オプション最後は、カプセル?。
カプセルの外にある直立水槽には、中身がどろっとした何かが入っている。
「このカプセルに入っても、窒息とかしないから安心して」
不穏な発言。
「カプセルのまずここに寝転んで。そうしたら、フタを閉めるけれど、施術が終わらないと開かない構造だから。目、閉じていた方がいいかも」
まるで棺の中に入る感じ。
意外と広い?左右は2mくらいある。
フタが閉められたけれど、やはり圧迫感がなく高さも2m近いかも。
背中の方から何かが入って来た。
どろっとしたものが量を増してきた。
身体全体を浸けるがごとく増える。
窒息…ちょっとパニックになりそうだったけど、トーコに言われたとおり目を閉じて、じっとしていた。
あっと思った次の瞬間、どろっとしていたものが口や鼻を覆い尽くして、体内に入ってきた。
しかし、息苦しくない。
それどころか、爽快な気分。
なんだろう。
森林の奥深くで、深呼吸をしている気分。
そんな気分だったせいか、気がつくと施術は終了していた。
「お疲れ~、どう身体、軽いでしょ」
「本当だ。疲れがなくなってる?」
「このカプセルね。身体内部洗浄なの。つまり、身体内における不純物を除去できるのよ。乳酸などの疲労物質もこれで除去可能だし、持病があっても治療も出来る。夢の機械と言えるけれど、使用できるのは神族だけなのよ。普通は、身体が保たないから」
いや、本当にすごい機械があったものだ。
「まぁ、そうよね。ファンタジー系のゲームだと宇宙の話が出てくるのは稀だし。異世界とか並行世界とかが出てきても、宇宙を扱ったら他のゲームになっちゃうかも」
「知っているのはブラックホールだな」
「ま、まぁ、困らないしね」
「でも、大きいブラックホールなら下方世界??」
「世界というのは、宇宙空間も含めたものになっていて、広さは測定できないくらい広いと言われているの。でも、あれは宇宙の3層構造の全てを1層として見ているからなの」
「3層構造?」
「宇宙は、全部で3層。すなわち上位宇宙。中位宇宙、そして下位宇宙。この3つは、それぞれ間力の単位が違っているうえに時間の進み具合も違う」
トーコは、得意(?)分野の話は、止らないようだった。
こっちとしては、そろそろ夕飯とかお風呂とかを済ませておきたい。
結構疲れたし。
「あ…。つまらなかった?ごめん。熱中しちゃった。ご飯。食べに行きましょうか」
「あ~。そうしようか」
この宿、食事はいつでも出来ると言われた。
時間の制限がないので、泊まっている間に5食とか食べることができる。
「なんだ。じゃあ、ごはん、食べる前にお風呂行きましょう」
そう、トーコに言われて2人でお風呂へ。
お風呂は全て個室で、時間制限はなしで利用できる。
露天風呂を標準装備。
オプションを追加すれば、ちょっと変わったお風呂にもなるとか。
「これ、追加してみましょうよ」
全開に引き続き、トーコとお風呂に来ている。
家族だから
2人で選んだオプションは…
「薬湯の打たせ湯。すごく効きそうじゃない」
…打たせ湯自体は聞いたことはある。薬湯で…ということはないな。
「うぁ~~~。浸みるなぁ~。かなりキテいる」
打たされてみた感想はこれ。
さらにオプションを追加してみた。
「痺れ湯を蒸し釜で」
トーコ、なんだか楽しそうだ。
「ぴりぴりくる。なんだか、静電気で突かれている…電気が走っている?不思議な感じだ。これも、疲れた身体にはぴったりだな」
「そーよ、カラクリは、低周波治療器みたいなものだから!もちろん、無害だから安心して。一気に全身を治療器の中に入れて効果倍増。強度は一番下。あまり上げると逆効果だし」
トーコが勧めたオプションは3つで最後。
「最後にこれ」
「何だこりゃ?」
オプション最後は、カプセル?。
カプセルの外にある直立水槽には、中身がどろっとした何かが入っている。
「このカプセルに入っても、窒息とかしないから安心して」
不穏な発言。
「カプセルのまずここに寝転んで。そうしたら、フタを閉めるけれど、施術が終わらないと開かない構造だから。目、閉じていた方がいいかも」
まるで棺の中に入る感じ。
意外と広い?左右は2mくらいある。
フタが閉められたけれど、やはり圧迫感がなく高さも2m近いかも。
背中の方から何かが入って来た。
どろっとしたものが量を増してきた。
身体全体を浸けるがごとく増える。
窒息…ちょっとパニックになりそうだったけど、トーコに言われたとおり目を閉じて、じっとしていた。
あっと思った次の瞬間、どろっとしていたものが口や鼻を覆い尽くして、体内に入ってきた。
しかし、息苦しくない。
それどころか、爽快な気分。
なんだろう。
森林の奥深くで、深呼吸をしている気分。
そんな気分だったせいか、気がつくと施術は終了していた。
「お疲れ~、どう身体、軽いでしょ」
「本当だ。疲れがなくなってる?」
「このカプセルね。身体内部洗浄なの。つまり、身体内における不純物を除去できるのよ。乳酸などの疲労物質もこれで除去可能だし、持病があっても治療も出来る。夢の機械と言えるけれど、使用できるのは神族だけなのよ。普通は、身体が保たないから」
いや、本当にすごい機械があったものだ。
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